先月ニュースでも報じられて少し市場でも反応が現れているようですが、日銀が消費者物価指数1%をターゲットとして据えることで、長く続いているデフレ脱却や激しい円高圧力の軽減を目ざすという表明がされました。
これまでデフレ脱却を自ら阻んできたような日銀中枢の人達が、そんなに急に旗印を変えることは考えられませんが(これまでの運営責任が免れませんから)、とりあえず歴代政府やマスコミに対してデフレ脱却を訴え続けてきた専門家たちの声が、ようやく多くの国民にも届き始めた証左となるのではないでしょうか。こういった流れを国民の目で着実に環視していくことが何より大切だと想います。
今回ご紹介するこの本は、これまでコメンテーターの印象や立場で語られることの多かった政策やマクロ経済について、統計グラフや数値データを拠りどころにして反駁してきた経済評論家の一人である著者が、中学生にも親しみやすくまた中高年にも見やすいムック本の企画として出版されたものです。表やグラフまた文字も比較的大きく、見開き1項目(全部で40見出し)とコラムとで構成され、震災復興やTPP・消費税増税なども図解で分かりやすいものとなっています。ぜひご一読をお薦めします。
![]() | [図解]三橋貴明の「日本経済」の真実がよくわかる本 |
三橋貴明 | |
PHP研究所 |
![]() | 増税のウソ (青春新書インテリジェンス) |
三橋貴明 | |
青春出版社 |
![]() | TPP亡国論 (集英社新書) |
中野剛志 | |
集英社 |
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!
![]() | デフレンジャーBJ |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |