日曜午前のNHK関西ローカルの経済情報番組『ビジネス新伝説 ルソンの壷』で、自分の生まれ育った街大阪をもっと知って好きになって貰いたい、そして全国に大阪LOVERSを増やしたいという想いから、街ネタ・ツーリングとでも呼ぶべき街案内ビジネスを始めた小さな会社「インプリージョン」の若き社長を紹介していました。
大阪は道頓堀や通天閣また太陽の塔などメジャーな観光スポットも多いですが、そういう所は素通りして街の特徴や歴史などをもっと掘り下げて触れ合える、2時間のエリア・コースが鶴橋や京橋など14ほどが提案されています。放送では実際に鶴橋のコースが元阪神の赤星さんをナビゲーターに案内されていましたが、古地図を手懸かりに街の隅に現在も残されている橋の欄干や、地域の生活に根付いた町工場を巡ったりしながら、よりコアな街ネタを伝えることで参加者の興味を惹き出しリピーターになって貰うのが狙いです。
もちろん多くの観光客はメジャーなスポットやグルメなどを旅行ガイドに求めると想われます。しかし確かに今はニッチな数かも知れませんが、そのような街の触れ方に魅力を感じる人達も増えていくように想いました。
自分自身を振り返っても千里山という地域の情報サイト「千里山.NET」を作り運営する中で、それまで知らなかった街の歴史や特徴そして人や場所を知ってからこの街がとても身近になりました。今ではコアな千里山を案内することも楽しみながら出来るようになりました。
最近流行の街バル(地域の活性化を目指したお店巡りイベント)も、余り知られていない地域情報をそのようなイベントによって紹介し街に人を呼び込もうという企画ですが、このような地域密着の街巡りツアー・ビジネスも僕らのようなボランティアも含めて盛んになれば面白いと想います。