春の訪れとともに阪急沿線情報誌『TOKK』もこれから桜に関する話題が増えていくと想われますが、現在配布中の3月15日号では「春さんぽ」として芦屋と夙川が特集され、桜の名所そして長く愛されている老舗や出来立ての話題のお店などが紹介されています。
その中で僕の目に留まった記事が、夙川紹介の見開きページに載っている夙川駅ホームのベンチです。夙川の河川敷は桜の名所として余りにも有名ですが、その桜のデザインをパンチング・メタルにあしらったアームがベンチ両袖に付けられています。ベンチ本体は梅田駅など阪急主要駅で設置されてよく見かけるものですが、そのような地域の特徴をデザインして駅の雰囲気を演出していて楽しいものです。
以前にも京都の阪急嵐山駅のベンチも同じようにレトロな雰囲気のある人力車風アームが付いていたのを、嵐山案内パンフレットの表紙写真で見たことを想い出しました。
阪急沿線の全駅にはまだこの新しいベンチは設置されていませんが、今後千里山にも置かれるものとすればどのような街の特徴がイメージされるのでしょうか。例えば先年平井堅のカバーでリバイバル・ヒットした『大きな古時計』を訳詞した保富康午さんは千里山出身ですが、何かそれに因んだものをデザインするのも面白いと想います。