相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

江戸時代に宿場町として賑った「小野路宿通り」を行く!!

2020-12-27 15:33:41 | ホテル・旅館
町田市の北部、緑豊かな多摩丘陵地域に位置する「小野路町」は、江戸時代には東海道と甲州街道を結ぶ脇街道として、また埼玉方面から大山詣でに往来する人々で賑わう宿場町であった。「小野路」の地名の由来には諸説あり、①大日本地名辞書では平安時代の牧場地帯「小野牧」への入り口、また②武蔵名勝図会によれば武蔵七党の一つの横山党の祖である小野氏との関係による、③鶴川村誌では「小野郷」への道筋であった等々。江戸時代には近隣の35ヶ村を纏める組合村の寄場として「見張り番所」が置かれ、明治時代には「登記所」や「郵便局」などの公的施設ができ、小野路は地域行政の中心的な役割を果たしていた。江戸時代には「角屋」、「福島屋」、「池田屋」、「煙草屋」、「河内屋」、「中屋」の6軒の旅籠があった。この旅籠のうち旧「角屋」がここ小野路町の観光交流の拠点として改修され「小野路宿里山交流館」となった。ここを起点として多摩センター方向数百メートルがメインストリートの「小野路宿通り」である。すぐ傍に当地の名主「小島家」、中ほどの「中宿バス停」前にはかつての伝言板「高札場」、「御取締見張番屋」跡があり、通りの左側には小川が流れ両サイドは板塀が続き宿場の名残り・ノスタルジーを感じさせてくれ、江戸時代にタイムスリップしたかのような不思議な空間・エリアである。近くには小野路の鎮守「小野神社」や臨済宗寺院「小野山萬松寺」がある(2012)
 
 
 
 
 
 

小野神社


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