町田市野津田町に「新東京百景」、「日本の歴史公園100選」、「東京都指定名勝」に選出・指定され町田を代表する「薬師池公園」はある。七国山に隣接しており谷戸地形を生かした園内中心部に池が配され古民家、万葉草花苑があり、その周りに梅、桜、菖蒲、アジサイ、大賀ハス、椿、藤の花々が咲き乱れ、そして今の紅葉と四季を通じて色んな花木で彩られる。当園は「モミジ」、カエデ、クヌギ、コナラ、サクラなどが日増しに色づき四季の中で最も華やいだ瞬間を迎えようとしている。先月1日から12/1まで四季彩の杜を彩る紅葉を主役とした「紅葉まつり 2024」と「秋遊び」が開催された。夜には幻想的な演出として11/16日から12/1までライトアップがされた。見所はしょうぶ園の奥、薬師池まわり、やくし茶屋そばのモミジ、民家園、薬師堂等のモミジやイチョウなど落葉樹が見事に紅葉し園全体が幻想的な紅葉のベールに包まれクライマックスに達している。(2412)
相模原市南区下溝、JR原当麻駅北口から約500m、下原バス停にほど近いところに近世末頃の建築とされ、郷土の生活文化を知る上で大変貴重なものとして市登録有形文化財(建造物)に平成14年に登録されている「福田家の長屋門」はある。丸石を施した土台の基礎上に下半分ほどが黒褐色の板、上部が白漆喰(白壁)のごとき塀に瓦屋根がかぶって重厚感がある。大きさは桁行が7.5間(約13.5m)、梁行は2間(約3.8m)で、上部に2階を設けるため、軒高は15尺(約4.5m)とかなり高くなっている。軒は上部梁行梁の両端部を張り出し、これに小板を張るセガイという形式をとっている。修復されたと思われる屋根は、当初は茅葺だったと思われまる。屋根部に特徴がある「母屋」は大きくひときわ際立っている。赤い屋根の「土蔵」も見受けられる。庭は綺麗に手入れが行き届き、数基の石灯篭が配されている。(2411)
座間市立野台に遊具や池があり周りにはショウブ田がある広い公園で「かながわの花の名所百選」にも選ばれている「立野台公園」はある。数年前「池の水を抜く」という特番がテレビで放映された公園である。綺麗になった公園には冬の使者「カモ」も戻ってきた。面積約9haの公園内東側池の脇に130㎡の「菖蒲の里」がある。本数は少ないが白や紫、ピンク、黄、青など約10種類、約400本の「ハナショウブ」が植えられている。今日で11月も終わり、間もなく師走、園内はモミジの紅葉、メタセコイアの黄葉が進み池では冬の使者「カモ」が20数羽ほど池で捕食、羽を休めている長閑なひと時、一コマである。(2405)