相模太夫の旅録=Tabi Log

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関東百八地蔵尊霊場の「龍源山正泉禅寺」

2020-02-27 15:18:04 | 寺院
相模原市緑区相原に永平寺と總持寺を本山とする関東百八地蔵尊霊場の曹洞宗寺院「龍源山正泉寺」はある。寺伝では天正19年(1591)に吉川下総守(文禄元年=1592没)が毛利家と吉川家の先祖菩提として屋敷内に堂宇を建立したのが興りである。慶長3年(1598)に功雲寺末寺となり、第9世州山洞益大和尚を請じて開山、「龍源山正泉禅寺」と改めた。本尊は虚空蔵菩薩である。明治6年政府の学制発布により当寺に「益進学舎」が開設、第17世の魯牛老師が教員を務めた。現在の「相模原市立相原小学校」の源流である。明治8年に名称を「相原学校」と変更した。その後、新校舎が相原177番地に完成し、その役目を引き継ぐまでの間ここで勉強が行われ、相原における近代教育の基礎を造る役割を担った。町田街道の長福時の左手の住宅街に鎮座。広大な寺域境内には堂々とした伽藍の数々は大寺の雰囲気である。寺号標より「山門」を抜けると正面に宝形造りの「本堂」「阿弥陀堂」、右に「庫裏」、左に「鐘楼」がある。堂内には地蔵菩薩、十一面観音、普賢菩薩、達磨大師が祀られている。境内には阿彌陀仏、聖観音菩薩、水子地蔵、延命地蔵菩薩、如意輪観音、相模原市の有形文化財の「徳本念仏塔」等が建てられている。当寺は関東百八地蔵尊霊場の第91番札所である。(2002)
 
 
 
 
 






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