「横浜水道みち」は津久井の相模川と道志川の合流点、三井村(現・相模原市津久井町)から横浜村の野毛山浄水場(横浜市西区)までの44kmを1887年(明治20年)我が国最初の近代水道として創設された。運搬手段のない当時の土木工事は巨大な鉄管や資材、機材の運搬用としてレールを敷き「トロッコ」を使用して水道管を敷設していた。横浜市民への給水の一歩と近代消防の一歩を共に歩んだ道がここ県立相模原公園と女子美術大学の脇を通っている「水道みち」跡が残っている。その一画に3株ほど、枝数は100本の「ミツマタ」が黄色いボンボンみたいな可愛い花を披露中である。ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。春の初めの頃、葉が出るよりも前に枝先に丸く集まって枝先に黄色いボンボンのような小さな花が付ける。花からは甘い香りが漂っている。名前の由来は枝が3つに分かれることからきている。強い繊維質の樹皮は強度の高い良質の紙の原料となり紙幣に使われる。
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