有馬の守護神である。大己貴命(国を造るよ)と少彦名命(薬を造るよ)がここらの温泉を発見したらしいのだ。この山奥に何しに来ていたのであろう。
いつ頃からか、熊野信仰も合体したりしていたらしい。水天宮もある。――イメージとしては、立ち上る水蒸気が龍のようであるから実によく分かるようでもある。がっ、――この先の階段が長すぎて、結局本殿まで行き着かず。案外、神社というのは、若者向きであって、ちょっと歳くってくると神社にもお参りできないようなやからはもうイイみたいな感じである。確かに、ヤマトタケルも足を悪くして伊勢までたどり着けなかった。