なあむ

やどかり和尚の考えたこと

雪地獄

2012年02月05日 10時40分35秒 | ふと、考えた

 雪地獄 父祖の地なれば 住み継げり

今年もこの句をつぶやくとは思いませんでした。

まだまだ雪深いところもあるので、この程度で「地獄」などというのはおこがましいのかもしれませんが、雪との格闘の毎日で嫌になります。

昨日上った屋根の上には1メートルほども積もっていたでしょうか。

年末から正月明けまでは、割と少なかったので、「去年よりずっと楽だね」と云っていたのに、そんなに甘くありませんでした。

それでも、雪は春になれば確実に消えてなくなるので、今だけがんばれば何とかなる、という安心感があります。

それに比べて、福島に降った見えない「モノ」は、春になっても放っておいても消えることはなく、近づけば害を及ぼし、将来的にどのような影響を及ぼすか、誰一人明確な答えを持っていないという代物です。

そんなものは自然界に存在しないでしょう。

ここ数十年の間に人間が作り出した「悪魔」ですから。

生み出した悪魔を手なずけることを考えるよりも、永遠に眠らせた方が安心だし、楽だと思うのですが。

「放射能地獄」に比べて雪など。

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