なあむ

やどかり和尚の考えたこと

三ちゃんのサンデーサンサンラジオ14

2015年07月18日 14時07分33秒 | サンサンラジオ
♪三ちゃんのサンデーサンサンラジオ!

今週も始まりました三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。
お相手は、三ちゃんこと三部和尚です。

さあて今日は、飯舘中学校の話をしたいと思います。

16日木曜日、福島県飯舘中学校に行って来ました。
といっても、現在は福島市飯野町にある仮校舎です。
未だに全村避難の飯舘村、全人口の半数が福島市で避難生活をおくっています。
村役場も飯野町にあります。

今回訪れたのは、まけないタオルで支援したDVDが完成したので贈呈式をしたいという申し出からでした。

84000枚になったまけない!タオルのプロジェクトには多くの方のご支援をいただきました。
タオルの制作費を除いた支援金は、これまで様々な支援活動に使わせてきました。
その中で福島県に関しては、ふるさとを追われた人々の心をつなぐためにということで、特に文化復興に支援してきました。
今回も、県立博物館の紹介で、飯舘村に伝わる「飯舘田植え踊り」の支援をさせていただきました。
飯舘村では唯一の中学校である飯舘中。
ここの生徒たちは、総合学習の時間に3年前から田植え踊りを学んでいるとのこと。
特に1年生は、入学してから学んで全員が踊れるようになるということ。
それには先生方も踊れないといけないので練習したと。
しかし、正確に踊りをマスターするにはその手本がキチンとしていないといけないということで、保存会の人々の踊りを撮影してマスターを作り、そのコピーをDVDにする費用を支援してくれないかという要請を受けて協力させていただいたのでした。

16日、中学校にお邪魔すると、男女に分かれて男踊り、女踊りの練習していました。
その正面にはDVDが流されています。
最後に全員が体育館で合同の練習。保存会のお年寄りも指導に駆けつけていました。

練習が終わり、代表の生徒にDVDを贈呈。
一言挨拶をさせていただきました。
「文化は人間の根っこです。根っこのない人は浮き草です。しっかりした根っこのある人はどこに行っても、しっかりと生きることができます。この踊りをしっかり学び身につけて、強く生きてください。
なぜこの時代にここに生れてしまったかと思う人もいるかもしれません。しかし、私もこの命のある限り、福島の人々と寄り添っていく覚悟です。それがこの時代に生きている使命だと思うからです。それほど大きな問題です。
君たちも、この時代にここに生れたのは、それなりの意味と使命があるからだと思います。一緒に頑張って生きていきましょう。」

10月には村の文化祭と学校の文化祭で田植え踊りが披露されるとのこと。きっと見事に舞って村人を元気にさせることでしょう。出来れば観に行きたいと思っています。

今週はここまで。また来週もお立ち寄りください!


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