なあむ

やどかり和尚の考えたこと

サンサンラジオ246 枕知らず

2020年01月19日 05時00分00秒 | サンサンラジオ
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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ、第246回。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。

1月19日、日曜日。

一部
日曜日が来るのがなんと早いことか。
加速度的に早くなるような気がします。忙しくもないのに。
この番組を楽しみにしてくれて毎週欠かさず訪れてくれる方もいらっしゃると思います。ありがたいことです。
時折思い出してくれる方もいらっしゃるでしょう。ありがたいことです。
そのために毎週何とか続けたいと思っているのですが、なかなかこれでけっこう大変なのです。
自分が勝手に始めて勝手に続けていることですから、別に誰に気兼ねすることもなく勝手にやめてもいいのですが、こんなものでもやり始めるとなかなか途中で投げ出せないものなのですよ。
訪れてくれる方の人数がカウントされて分かるのですが、毎週だいたい1000人ぐらいになっています。
一日に何万人という方が見ているいわゆるブロガーなどのサイトに比べれば、週に1000人などという数は屁みたいなものでしょうが、私にとってはそれでも裏切れないというような使命感を勝手に感じてしまっている数なのです。
いつまで続くかわかりませんが、結果を気にせずに毎週頑張ってみようと思っています。
コメントなど寄せていただければ、さらに使命感と喜びを感じられると思います。よろしかったら愛を与えてください。なんてね。
話題に困ったために媚を売ってみました。

二部
14日は寺のおさいど、どんど焼きという言い方のところもあるでしょう。元は「お柴(斎)燈」でしょうね。だいたい小正月の前の晩の行事のようです。当地では小正月は16日ですが、その前の晩に集落で行い、お寺ではその前日14日の夜に行うことになっています。
16日は小正月の祈祷会。そして17日は最上地区の若い和尚さん方が寒行托鉢をされました。18年前から寒中に郡内各地で5回行じているようです。
昨年に引き続き今年も松林寺を拠点にして10名が、下小路立小路内を歩かれました。当地で墨染の托鉢僧の姿を見る機会はめったにないので、多くの人が街道に出て掌を合わせていました。列をなして鈴を鳴らしお経を読みながら歩く姿に清々しい感動を覚えるもののようです。
私も永平寺から歩いてきたとき、遠くの方で農作業をしていたご婦人が、私の姿を見つけて、手に持っていた鍬を下に置き、わざわざ被り物を取って手を合わせてくれたことがありました。
こちらはただ歩いているだけなのにありがたいことだと思ったことが今でも鮮明に映像として記憶に残っています。僧形の功徳なのですね。
寒行は托鉢とはいいながら、歳末托鉢のように浄財をいただくことを目的にしているのではなく、お経の声を練る行として行っているのです。確かに寒い空気の中で大きな声を出すことで声が出来上がってくることは事実であり、民謡や演歌歌手と同じように我々も声を出すことを専門としているので、声を鍛えることも大事な経験です。
今年は暖冬で道に雪はありませんでしたが空気が冷たく凛と張りつめていました。写真の絵としては厳しさが感じられませんがいい修行となりました。これからも頑張ってもらいたいと思います。

三部
夜眠れないというのはつらいですよね。
カミさんも眠れない人で、たっぷりテレビを観てから床に就いてそれから本を読まないと眠れないという体質です。日付が変わるまで枕元のスタンドがついているときが度々あります。私は眠っているのでほとんど知らないのですが、たまたま目を覚まして気づくことがあり、そのようです。
一方私の方は眠れないということがほとんどなく「枕知らず」と自称しています。
頭が枕に着く前に眠ってしまうという意味の寝つきの良さをたとえたものですが、こういう言葉があってもいいと思うのですがどうでしょう。
眠れない人には申し訳ないような話ですが、お陰様でありがたいことです。これも体質遺伝ではないでしょうか。
カミさんの母親も寝床で本を読まないと眠れないということで本を貸したりしたことがありました。
私の母親の家系はほとんど私と同じタイプです。
睡眠時間が短くともなんということもないという人がいますね。過去の偉人にはそんな人が多いような気がします。
私のように夜しっかり寝ないと駄目なタイプもあるでしょう。どちらがいいという話ではありません。自分に合った生き方をするしかないということなのでしょう。
一日の3分の1を寝ているとすれば、90歳まで生きたとしても起きている時間は60年です。24時間のうちでは16時間。そう、実際に人間としてどう生きるかは16時間の過ごし方にかかっています。
ぼんやり過ごすのもいいですが、やるべきことをやっておかないと後から後悔することにもなります。できることができなくなる前にやっておくべ。

今週はここまで。また来週お立ち寄りください。