三ちゃんのサンデーサンライズ。第482回。令和6年9月1日、日曜日。
今日から9月です。
今年は暑い夏でした。
水害も台風もありました。
静かな秋であればいいなと思います。
先日の散歩中らじるらじるの聞き逃しサービスで「歌謡スクランブル」を聴いていました。
作曲家浜圭介作品集で相良直美の『ひとり旅』が流れてきました。
一瞬、中島みゆきの楽曲『命日』か?と耳を疑いました。
とても似ていると感じて検索して聴きくらべてみました。
以下です。
作詞:吉田旺、作曲:浜圭介、歌:相良直美『ひとり旅』
作詞・作曲:中島みゆき、歌:日吉ミミ『命日』
歌詞の内容も何となく似ているし、曲の感じもとても似ていると思います。
発表時期はそれぞれ、1976年2月と1977年10月なので、『ひとり旅』の方が1年半ほど早いことになります。
中島みゆきがそれを参考にしたのかどうか?それは分かりません。
でもどちらもいい歌です。
因みに『ひとり旅』は美空ひばり、天童よしみもカバーしています。
もう一つラジオからの情報ですが、「虫の音を認識できるのは日本人とポリネシア人だけだ」という話を聞きました。
人間の脳は耳から入った情報を右脳と左脳で聞いているのだそうで、右脳は音楽脳、左脳は言語脳、どちらの脳で聞くかによってその音を音楽と認識するか言語と認識するかが決まるというのです。
左右の耳から違う音楽を聞いてどちらの曲が頭に残ったかという実験の結果、左耳から聞いた音楽の方がより記憶に残った。
耳と脳はクロスされて左耳から入った音楽が右脳に反応している。つまり音楽は右脳で聞いている。
一方、左右の耳から違う言葉を聞くと、右耳から入った言葉が左脳に反応する。
それが右脳と左脳が音楽脳と言語脳に区別されるという実験なのです。
そして、日本人とポリネシア人は、虫の音、動物の鳴き声、風の音、水の音などを左脳、つまり言語として聞くのだそうで、逆にそれ以外の人々は、虫の音を「音」として右脳で聞き、車の騒音と変わりないので「虫が鳴いている」とは聞こえていない。ましてや「虫の声」などという聞き方はできないということです。
さらに驚いたことは、それは脳の違いではなく、最初に聞いた言語によるというのです。
日本人でも、最初に聞いた言葉が日本語以外であれば虫の音は右脳で聞き、日本以外の国の人も、最初に聞いた言語が日本語の場合、左脳で聞くというのです。
おもしろいですね。
これは東京医科歯科大学の角田忠信先生が、1978年に『日本人の脳』で発表した説ですが、脳の専門家からは批判もあったとのこと。
果たしてこの説は正しいのか?
中島みゆきの歌などは、外国の人にどのように聴こえているのだろうかと疑問に思ったりします。
歌詞があり、曲があり、歌がある。
総合的に楽曲なのですから、それは右脳で聴くものなのでしょう。
しかし、もしかしたら、日本人は彼女の歌を左脳で聴いているのかもしれないと考えたりしました。
単なる歌ではない。
心に深く響くのは、言葉として聴いているからだと思うところです。
演歌のメロディも、もしかしたら日本人は左脳で聴いているのかもしれませんね。
一方外国の歌を聴いていい曲だなあと思っているところに字幕で歌詞が流れたりすると、え、こんな歌詞だったのかとがっかりすることもあります。
外国の歌は感情に訴え、日本の歌は心情に訴える、そんな感じがしますがいかがでしょう。
今週の一言
「日本人は左脳で聴く」
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。