なあむ

やどかり和尚の考えたこと

青春の痔 ④

2010年05月26日 08時04分05秒 | 青春の痔

いよいよ手術の当日、何度もトイレに行き、お腹の中をきれいにしました。
素っ裸に手術着を着て、手術室に入っていきました。
白いタイル張りの、テレビに出てくるあの冷たいそのままの、絵に描いたような手術室です。
手術台の上には、大きな例のライトがデーンと待ちかまえています。
手術台の両脇に、足を載せるとおぼしき受け台が見えます。
これって、分娩台?
そうか、場所が場所だけに、格好は同じか。
案の定、想像していたとおりのポーズとなりました。
下半身を露わにし、いよいよ手術が始まろうとした時、この物語の最大の悲劇が行列でやって来ました。
「失礼しま~す」
えっ、えっ、エッーーー!!!
研修白衣の天使たちが、ゾロゾロと手術室に入ってきたのです。その数20人あまり!
何で?!、何で研修天使が?、何で痔の手術に?、何でこんな若い青年を?
これってイジメ?、何か恨みでも?人権問題?
顔が真っ赤になって、頭の中が真っ白になりました。
下半身麻酔でしたが、思わず叫びました「全身麻酔にしてー!」


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