三ちゃんのサンデーサンライズ。第484回。令和6年9月15日、日曜日。
10日から鶴楯の伐採作業が始まりました。
「花の鶴楯を創る会」の今年度事業で、ちょうど山の角にあたる尾根の杉を一筋伐採してもらいました。
ここが一番目立つところで、ここに桜を植えれば遠くからもよく見えると思います。
400年前の城跡が今も遺り歴史の重みを伝えてくれていますが、地元の人の意識からは遠ざかり関心がなくなって来ています。
地域に宝があることを知ることによって故郷に誇りを持ち自信にもつながると思っています。
そのために、その存在を認識し大切に後世につなげていきたいと意識してもらうため、みんなが行きたくなるような桜の山にしていこうというのがこのプロジェクトです。
4年目を迎えた今年も県のみどり環境事業に採択され予算もつきました。
業者の都合で伐採が遅れたため桜の植樹まではできず、今年は伐採までの事業となりました。
やがて桜も咲き始め、人々が賑やかに集うことを夢に見て事業を進めて行こうと思います。
中島みゆきのメールマガジンから、映画『シサム』の情報が来ました。
江戸時代前期、松前藩とアイヌの交易を通しての人間愛と裏切りの物語。
予告編を見ると次のようなテーマが掲げられています。
生まれた土地や文化の違い
彩にあふれたこの世界で
人は共に生き、
歩んでいくことが
できるだろうかー。
それは、これまで人間が、悩み、闘い、自問を繰り返してきた、永遠の命題だったかもしれません。
それがまさに今、現代の社会でも問われているのでしょう。
監督:中尾浩之、脚本:尾崎将也
主演:寛一郎、他に、三浦貴大、和田正人、要潤、富田靖子、緒方直人、サヘルローズなどが脇を固めています。
13日から公開のこの映画、テーマソングに使われているのが中島みゆきの『一期一会』だという情報です。
以下のリンクからそのフルバージョンの予告編が観られます。
先週に続き、アイヌに関心があり中島みゆきのテーマソングですから、これも観なければならないと心を動かされているところです。
古(いにしえ)の人々が歩んできた道。
どんな苦労があって、どんな喜びがあったのか、そこに思いを馳せることによって、人は深くなり、優しくなれるように思います。
今、目の前の、自分のことだけにとらわれてしまうと、時として傍若無人になってしまうようにも思います。
それがよく自分が口にする「今を生きる」という命題と齟齬しないのか。
今を生きるためには過去の記憶など邪魔なばかりだという考えと、自分以外の命の過去を知ることが大事だということが矛盾しないのか。
自分が今を生きるためには他を知らなければならない、ということでいいのか。
自問しています。
自問しながら考えます。
自分を見つめると言いますが、全ての命は他との関わりあいの中で存在しているわけで、世間から切り離した状態で自分を見つめることは不可能でしょう。
見つめる自己の中に、それまで関わってきた他とのすべての出来事が存在しているのですから、それが自分を見つめる材料になることは間違いありません。
その材料に、他の人の生き方も含まれていて、例えば古人の苦労を知ることが自己を見つめることに影響を与える、ということかと思います。
何だか面倒くさい話になってしまいました。
今週の一言
「自分は他人でできている」
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
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