友人荒井君の3回忌にご案内いただいて列席してきました。1周忌の時は都合がつかず焼香だけで失礼しましたが、今年は出席させていただきました。
荒井君とは高校の山岳部仲間です。
当初4名の同級生が入部し、はじめて山に登ったときの感激は今でも忘れません。
当時の装備はどれも重く、20㎏あまりのザックを背負い、亀のように上っていったものです。それでも、山頂に着き雲海を眺めたり、満天の星空を仰いだりするたびに、「ウオー!」という雄叫びをあげながら山の魅力にはまっていきました。
ほとんど毎週のように最上の山々を踏破し、山男になった気分でした。2年生の後半からは私が部長となり、彼が副部長でしたから、4人のパーティーで大会などにも参加しました。
サブリーダーの荒井君は、ルートファインディングでいつも先頭を歩きます。大鍋をくくりつけた一番大きなザックを率先して背負い、すべての部品の大きな顔を更に大きくして「ガハハハ」と笑いながら軽快に歩く姿が今でも目に浮かびます。
どこから人生のルートに迷ってしまったのか分かりませんが、最期は酒浸りで肝臓を壊して逝ってしまいました。
自宅でのお斎で、ビールを運んだり、接待したり右往左往する年老いたお父さんの姿を見て、息子の法事をしなければならない親の気持ちとはいったい・・・・
荒井君、また山で逢おう。
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