Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

気持ちも日曜日

2009年09月13日 23時44分45秒 | 読書
 忙しいというか、気が重い日常が続くときほど音楽や読書に浸りたくなる。
 逃避であると同時に、それはあるいは心の緊張が続くことへの自己防衛なのかもしれない。そんなことを考えながら本日は少しだけ業務の宿題に手をつけた後は、机とベッド脇に積み上げられ崩れ落ちそうな本の中から
「みすず」9月号
 「みすず」は初めて定期購読。「火星の土地」(枝川公一)、「スズメバチの襲撃」(佐々木幹郎)、「影の獄にて」(外岡秀俊)、「子供たちの姿」(阿部恵一郎)「蚊帳ハウス」(上田実)、「求敵主義」(外山滋比古)までは楽しく。渡辺公三のレヴィ=ストロースの1931年の書評の翻訳は興味はあるものの、読む気力もなくて「はい、そこまで」という頭の指令に基づき放棄。
 「火星の土地」、私も小学生の頃、何かの子供向けの雑誌で火星だったが月だったかの土地の予約のコマーシャルを見て気持ちが傾いたことを思い出した。結局は申し込まなかったが‥。
「万葉びととの対話」(上野誠、NHK「こころをよむ07年10-12月)
 これは北山茂夫「大伴家持」を読む前に少々万葉に慣れておこうと思って手にしてみた。上野誠は初めて。大伴家持と坂上郎女との贈答歌などが中心で、取り合えず頭は万葉に少し切り替わった。幾年か前にしていた、夜寝る前の万葉のつまみ読みのことを思い出した。岩波の「新日本古典文学大系 万葉集1-4」もいつの間にかベッド脇から本箱に戻っている。
 しかし万葉はそれだけ読んでもなかなか理解はできない。解説書を読みながらでないと‥。
 そして聞く音楽は先日3枚買ったばかりのキース・ジャレット「祈り-グルジェフの世界」。キースジャレットがロシア正教の神秘主義思想家グルジェフからどのような思想的な影響を受けたか、またグルジェフの思想化どんなものか、まったく知らないが、静かな内省的な音の流れは私には心地よい。
 午後二時過ぎ、リュックの買い換えに出かける。妻と私のもの二つとマット一つ、合わせて35000円の出費。
 5連休の山の好天を祈りつつも、夜の天気予報では、台風の影響が出始める予想。無神論の塊の私は天候については神から復讐をされているのだろう。友人のG氏は合羽を使ったことが無いと胸をはっていたが、うらやましい限りである。