本日の俳句
★露けさに草のたわみの揺れもせず
★秋澄みて寝付かれぬ夜の海深し
一昨日の夜はガードレールや石垣に露が付いていた。月もなく無論風もなかった。澄み渡った空に点在する雲が、まだ出ぬ月を待ちかねているように街の火を月の光のようにやわらかく反射していた。雲のない部分は濃い紫にも、また低い雲は薄く紫がかったようにも見え、不思議な空の下を歩いた。
就寝後、なかなか寝付かれず、浅い夢で先ほど見た紫色の空が徐々に膨れ上がってくる海に少しずつ浸食されるように感じている不思議な感覚に襲われた。幾度か同じような感覚に襲われながら悶々としてなかなか寝付かれなかった。
★露けさに草のたわみの揺れもせず
★秋澄みて寝付かれぬ夜の海深し
一昨日の夜はガードレールや石垣に露が付いていた。月もなく無論風もなかった。澄み渡った空に点在する雲が、まだ出ぬ月を待ちかねているように街の火を月の光のようにやわらかく反射していた。雲のない部分は濃い紫にも、また低い雲は薄く紫がかったようにも見え、不思議な空の下を歩いた。
就寝後、なかなか寝付かれず、浅い夢で先ほど見た紫色の空が徐々に膨れ上がってくる海に少しずつ浸食されるように感じている不思議な感覚に襲われた。幾度か同じような感覚に襲われながら悶々としてなかなか寝付かれなかった。