Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「湘南幻想美術館」 その2

2024年04月22日 21時25分21秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 夕方近くになってから横浜駅近くのいつもの喫茶店まで出かけて、一服。「湘南幻想美術館」(太田治子)を読んだ。本日は10編をのんびりと読んだ。

   

 印象に残った絵画作品は、ギュスターヴ・クールベ《海岸の竜巻〈エトルタ〉》(1870年)と、佐伯祐三《窓のある建物:パリ風景》(1925年)の2作品。
 これらの作品につけられたストーリーは少々私の持つ絵に対する印象とはかなり違う。もっともではどんなストーリーを想像したのか、と問われると硬い頭の私には答えようがない。
 著者である太田治子は、クールべの作品に、一見誠実さを装いながら女を口先で騙そうという男の話を配した。佐伯祐三の作品には、すぐにばれる嘘をついて女を騙す軽薄な男を配した。
 クールベの作品からは、自然の威力に対するに人間の観察力を対峙しようとする意志の力。佐伯祐三の作品からは都会の片隅の崩れそうな建物の向こうにうらぶれた庶民の生活。これを私は感じている。そんな物語を匂わすものを想像している。
 感じ方はいろいろなものがあることは前提である。反撥も含めていろいろな想像力を駆り立ててくれるこの書物に感謝している。
 


編集作業大詰め

2024年04月22日 20時16分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 10時から14時まで、そして夕方17時から18時半までかけて退職者会ニュースのおもて面(A3版)の作成。おおよそ75%は出来上がった。写真の配置も終わり、形は出来上がった。記事の字数の調整などを行い、メイン記事の見出しを作り、少しだけ空いたスペースの処理をすれば完成である。
 明日の夕方に印刷会社に送信できれば、予定どおりである。

 今回は裏面に記事が9つと多すぎた。A3版に之だけの記事を放り込むのは計画段階で修正すべきであった。そしておもて面は総会報告関係が中心。記事は3つ。これも詰め込み過ぎの感はまぬがれない。
 毎号、書きたい記事に追われて反省ばかりである。