みなとみらい地区で、ランドマークタワーや現在工事中の横浜美術館前のモミジ、イチョウはいつも見ごたえがある。
日が照る暖かい日は子ども連れの若い家族、若いカップルが集い、賑やかでもある。
だが、幹に巻き付けられたライトアップの小さな電球で樹木が痛々しいのは可哀そうである。
横浜では横浜駅界隈でもこのライトアップの電球はなんとかならないものか。通年でこのように巻きつけられるように鳴ったのはいつからであろうか。
夜は暗いのがいいのである。明るいのはビルと街路灯の明かりだけで十分ではないのか。私にはそれすら明るすぎると思う。
以前にある人から、今のライトアップのライトは木に悪影響は与えない、木が疲れることはない、だから文句を言うな、ということを声高に文句を言われたことがある。それが本当のことだとしても、そもそもライトアップすることが私には違和感なのである。クリスマスイヴの一晩くらい、それは人の心を明るく照らすだろうことについては文句を言うつもりはない。
だが、数か月あるいはイベントごとに点灯し、そして通年でライトを連ねて幹に巻き付け続けること、これに違和感を持つことの表明くらいは自由にものを言わせてもらいたいものである。
昼間に木々の状態を眺めて季節の移ろいを感じ、夜は月と星を眺めて一年を感じる、そんな生活を主張することすらかなわないのだろうか。いくら都会に住んでいるとはいえ、そんな感性まで否定されたくない。
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