先ほど「方丈記」の書き写しを行った。第2段の内の「遷都」の項。火事や大風の被害よりもこの福原遷都とその失敗、この書き写しの後の飢餓の部分はとても長文である。
どちらも、今の言葉で言えば「人災」「政治の無策」に等しい災害である。遷都は人災、はっきり言えば政治による災害そのもの。鴨長明はここに力点をおいて記述していると感じる。
ここまで記載して、ふと思い出した本がある。無常観について論を進めた堀田善衛の「方丈記私記」である。この本を再読してみたくなった。この本は今回廃棄せずに本棚に残しておいた。
明日は雨があがる時間もあるようだ。出かけないといけない用事もある。本日は体を動かしていないので、歩くだけだが体を動かしたい。