昨晩の神奈川県からの緊急速報メールは妻の携帯にも併せて20回も来ていたとのこと。私にも20回来ているとなると夫婦で40回も受信したことになる。
最初の第1回目も、朝7時ころに受信したものも内容がまったく同じであった。予報だけで、実際の津波の到達時刻や規模が記載してあるのではないので、不思議だなとは思っていた。
先程ツイッターで、何度も速報が配信されたのは神奈川県のシステムの不具合であったということがわかった。
結果を聞けば、なるほどと思うが、昨晩の状況では「注意報が出ている間は、寝ないで警戒に当たれ」という意味合いだと勝手に理解していた。
確かに20回は多すぎるが、寝てしまっている人を起こす効果もある。聞き洩らしや受信に気が付かなかった人もいるかもしれず、5回くらい続けて鳴らすのは、悪いことではないと思う。
もう一点、気象庁が「津波」という従来の概念から外れた今回の「津波」について、奄美大島での1m20㎝の津波到達後とはいえ、「津波」警報、注意報として発表したことは評価をしたい。それによって多くの人が避難を開始したし、また船の様子を見に行くというような行動も一定抑制できたのではないか。
これまでに無いような事態が出来したとき、影響力の範囲の広い決断を出すことは誰でも嫌なものである。できればそういう場面に出くわしたくない。
それでも下した判断は評価できるのではないだろうか。
災害時に判断を下すのが遅い直属の管理職を前に、イライラしまくり、部長職に直談判してさまざまな対応を担当者だけでこなした経験がある。それだけに、判断すべき人間がきちんと判断をすることの大切さを思い出した。