Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

忘却は処世術にならない

2019年06月25日 23時43分50秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 本日の最高気温は27.2℃。あすは29℃の予想。明日までは腫れるようだが、明後日からは火曜までは雨が続き、梅雨空となるとのことである。
 特に今度の土・日は最高気温が30℃を超えるのに雨のマーク、かなり蒸し暑く不快な天候のようだ。これが例年の梅雨なのだが、一年経てばそんなことは忘れてしまう。

 「忘れることが人間の特性、うまい世渡りのための秘訣」などとよく言われるが、多くの人は、忘れてはいけないことまで忘れてしまう。それを利用しているのが、昨今の政治家である。忘れることを求められているのが、主権者である国民というのが悲しいものである。政治家が忘れて欲しいことは、私達は忘れてはいけない。
 優れた政治家、良い意味で後世に残る政治家というのは、忘れた振りはしない。過去の優れた理念・事績は主権者に還元する。忌まわしい事態は真摯に受け止めて、否定的に教訓化し公表する。
 尊敬するには程遠い政治家、権力を自己目的化する政治家は、普遍的な理念を述べることはない。否定されるべき事態を自己のうちにのみ美化して、主権者には隠したまま仲間内で教訓化して無かったことにする。

 今、私達はどのような政治のもとにいるのであろうか。忘却は悪意ある政治の入り口である。



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