本日妻と買い物に行く途中の住宅街で、芽を吹いたばかりの枝垂れた柳の木を見つけた。眩しいばかりの若い緑色の芽が若々しく、風に揺れていた。
挙句の様に水に面した道端の柳ではなかったけれども、あの若々しい枝垂れた枝の先の緑は春を感じさせてくれる。
以前には団地の中にも柳の木があって、毎春それを楽しみにしていたが、枯れてしまって今は団地の中に柳が無くなってしまった。残念であった。
あの柔らかな感じの芽を目にすると、話している言葉も柔らかくなる。道行く人の刺々しい言葉を聞いても、優しく聞こえる心地がする。春たけなわになりつつある。公園のベンチでのんびり缶コーヒーを飲んでいるときも、若いカップルが春らしく目につくようになった。
★橋わたることの愉しさ柳の芽 草間時彦
★辛うじて芽やなぎ水にとどりけり 久保田万太郎
★芽柳や声やはらかく遊びをり 遠藤千鶴羽
★人の恋気になつてゐる柳の芽 後藤比奈夫
花見でまた感染が広がりそうです。
お気をつけて!