Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

アブラゼミ

2023年08月09日 09時48分47秒 | 近くの自然

   

 蝉が数日前から夜にも鳴き始めた。そして同じころから樹木ではなく、階段室にも迷い込むようになった。翌朝、一生を終えて仰向けになっている蝉も見受けられる。
 昨晩、私の入浴直前には階段室の天井に仰向けにへばりついた個体と、掲示板の壁についている個体とが、同時に盛んに鳴いていたが、その音は長続きしない。鳴き声からはアブラゼミである。
 私が入浴を済ませて耳を澄ますと弱々しく鳴いていた。多分同じ個体である。写真機を持って階段室に出てみると2匹とも力尽きたのか、床と階段に落ちていた。それでも短く鳴き、仰向けの姿勢から、威厳を保とうとするようにうつ伏せの形に戻そうともがいていた。1匹は羽が既に一部破損している。姿からもアブラゼミと確認できた。最後の姿に敬意を込めて写真を撮らせてもらった。

 今朝になり、2匹とも仰向けでまったく動かなくなっており、雑草の中に丁寧に移動した。

 



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2 コメント

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昆虫愛 (通りがかり人)
2023-08-09 10:46:44
雑草の中に丁寧に移動した……この表現がいい。氏はやはり夏の生まれであり、セミについての愛情もひときわである。結構なおこないである。
 私も、最期を迎えようとしているセミを日陰の草むらに、移動させるよう心掛けたい。
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通りがかり人様 (Fs)
2023-08-09 18:26:39
コメントありがとうございます。
コンクリートの上では干からびてしまうのがしのびなくて・・・。
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