Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

読書再始動

2025年02月05日 21時41分09秒 | 読書

 本日は親の通院の付き添い。体調の回復が遅ければ、妻に付き添いをお願いしようと思っていたが、さいわいにも充分に回復出来た。
 午後からの通院で、薬局で薬を処方してもらって帰宅したのが16時すぎ。それから地下鉄で横浜駅まで出向いて、親に頼まれたカイロなどを購入。喫茶店で1時間ほどの読書タイムとした。
 読んだ本は読みかけのままにしていた「鬼の研究」(馬場あき子)の再読から。これまで読んだところを少しばかりさかのぼって復習。第4章「天狗への憧れと期待」の第2節「天狗と飛行時間」、第3節「無道の智者」を再読してみた。情けないことに覚えていない箇所がたくさんあった。次回からは第4節「天狗山伏」へ進む。明日以降続きを読み進める予定。
 これまで読んだところまでを読み返したのち、「もっと知りたい」(東京美術)シリーズの「ルドン 生涯と作品 改訂版」(山本敦子)を読み始めた。帰宅後、夕食時間を挟んで60%程を読んだ。



 ルドンはとても惹かれるのだが、生涯も作品背景も充分には理解できていない。私は晩年の色彩の爆発ともいうべきパステル画・油彩画に至る過程などを知りたい。三菱一号館美術館に展示されている《グラン・ブーケ》にはいつも圧倒される。印象派の色彩の把握とは基本的に違っているのではないか。あの色彩がもたらされる意図に触れてみたいと感じてきた。むろん黒の時代の象徴的な作品の意図もおおいに知りたい。
 ルドンの作品は興味の尽きない作品ばかりである。