Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

多弁・能弁は要注意という経験則

2024年05月27日 20時57分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

   

 午後からは風も弱くなり、雨も時々パラつく程度だったので、いつもの喫茶店まで出かけてみた。休養日にしたかったので頭も空っぽにしたくて、喫茶店の外を歩く勤め人などを眺めながら、ボーッと時間を過ごした。
 頭を空っぽにしたいと思ったものの、やはり手持無沙汰。「老いの深み」(黒井千次)を4編ほど読んでみた。しかし頭の中に「文章の意味」が形を為して入ってこないので、断念。単語が脈絡を持たずに踊っているようで、収集がつかなかった。情けないものであった。
 頭が休養を強く主張しているのであろうと解釈して、ふたたび街を歩く人を眺めるだけにした。

 同行者は無言なのにひたすら甲高い声でしゃべり続ける人、早足で目的地に向かって無言で歩む数人、ボソボソとしゃべっている男女。室内にいても微かに聞こえるときもあるし、口の形や表情から音が聞こえてくると感じるときもある。
 店の中でも甲高い声で機関銃のようにしゃべり続ける人がいる。私は多分そのような人とチームを組まないことを願うか、取引をしたくないと感じる。あまりの多弁は、人に媚びることが仕事と思っている人か、どこかまずいことや欠点を見抜かれないためのカモフラージュと直感する。現役時代の教訓でもある。

 安いが、飲みなれているコーヒーでのんびりした時間を過ごして雨が降り出す前に帰宅できた。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。