Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ETV特集「半藤一利の遺言」を見る

2021年02月04日 11時22分15秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 午前中の前半は、昨晩Eテレで深夜の0時から1時まで放映された、ETV特集「一所懸命に漕(こ)いできた~“歴史探偵”半藤一利の遺言~」を視聴した。目がしょぼついてテレビを長時間見ることができないので、録画しておいた。無料で登録した「NHKプラス」でも6日まではパソコン上でも視聴できる。
 ETV特集は特に心がけていないので、たまたま気が付いたときに視聴する程度。年に2回も程度だが、今回たまたま気が付いた。
 先月亡くなった時に、ブログに記事をアップした程度の知識しかないのだが、氏の人を惹きつける語り口はいい。
 いくつか質問したいことが頭を過った。亡くなった方に聞きたい、というのは不遜で、亡くなった以上はその著作や遺言に耳を傾けて想像するのが礼儀である。しかし「政治的“国家”そのものの評価」についてひとこと聞いてみたかった、という衝動は強かった。
 最後のほうで、現行憲法の制定について当時の担当大臣金森徳次郎の1300回もの国会答弁を評価していた。高校のとき日本史の参考書で金森徳次郎の名を知ったことを思い出した。そこで第9条の2「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」について、自衛隊の合憲化に道を開いた否定的修正だった、という見解が書かれていたことを思い出した。
 半藤氏から見ると評価すべき点はあるということなのだろう。あらためてネットで検索したところ、この金森徳次郎の言で「(国防について)硬い歯は折れますが、柔らかい舌は折れません」などを知った。言葉尻の評価ではなく、もう少しきちんと知りたい人物と思えた。
 今の政治状況のなかで、この第2項後半の「国の交戦権は、これを認めない」がおろそかになっていることに、あらためて危惧を覚えた。

 さて、今回はテレビ番組について、触れた。テレビをあまり視聴しない私でも、いくつかの番組は視聴する。
 12時と19時のNHKのニュース、ならびにその直前の天気予報はほぼ必ず視聴する。気がついた時に優先的に視聴するのが、「地球タクシー」(15分)、「ドキュメント72時間」(30分)、「小さな旅」(25分)と短い番組ばかりである。そしてできるだけ視聴しようと思っているのが、平日の23時55分からの5分間番組「2355」。これは楽しい。音と映像のバランスもいいし、語りもいい。一日の終わりとしてはのんびりできる。これを聞いてから血圧と体温を測定して、入浴そして就寝というパターンが身についている。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
癒しの2355 (阿修羅の叫び)
2021-02-05 09:14:34
2355はまったく知りませんが、お話を聞いていると就寝前に溜まった一日のストレスを解消してリラックスさせてくれるようですね。
この後血圧、体温測定、入浴して安眠とまことに健康的に明日を迎える準備のように思います。
一日の生活リズムを正しく刻めば長生きするというものですね。
返信する
阿修羅の叫び様 (Fs)
2021-02-05 10:32:59
お久しぶりです。
実態は、健康的とはいいがたいのです。長生きについてもまったく自信がありません。
別名が“メタボの白クマ”ですので・・。
コロナ禍で飲み友である通りがかり人様とも会えず、ストレスが溜まっています。
そういえば記事がバッハばかりなので、敬遠されているかもしれません(T_T)

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。