本日もかなり蒸し暑く感じた。夕方になってからウォーキングと珈琲タイムを兼ねて、一昨日訪れた喫茶店まで歩いた。15分ほどの休息と15分ほどの短い読書タイム。
午前中に家にいて「異形のものたち 絵画の中の「怪」を読む」(中野京子、NHK出版新書)を読み終わった。
本書の最後は、ヒエロニムス・ボスの「快楽の園 地獄」と、ピーテル・ブリューゲルの「反逆天使の堕落」が取り上げられている。
ボスの「快楽の園 地獄」については、「無数の裸体の男女が画面の至るところで戯れているのだから、堕落(=性的放縦)のさまざまな様相を描いたのであろう。」と記している。
ブリューゲルについては、「一見ボスによく似たクリーチャーたちがひしめいているが、しかし時代が新しくなったことがよくわかる。線描はなめらかで飛翔感があり、ユーモアも洗練されてきている。」と両者を比較している。
私としては、もう少し細かな解釈があればうれしかった。残念である。
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