Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ゴキブリ退治

2020年08月15日 14時09分21秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 午前中はいつものとおり、退職者会ニュースの原稿作り。囲み記事2本の本文・見出し・飾りを作成。もう1本の記事の下準備。
 免責的には45%ほど完了したものの、メインの記事がない。印刷会社に送信するのが21日。それまでに何とかしなくてはいけないのだが・・・。行動や限られてしまっているので、報告記事も、取組みの予定記事もない。困ったものである。会員からの近況報告や投稿が頼りである。

 一昨日・昨日と我が家でゴキブリが出現。窓の開閉の瞬間やや扉の郵便ポスト等から侵入したものであろうと思うが、よもや家の中で発生していたらと思うと、ぞっとする。
 出現した2匹は殺虫剤を噴霧して弱ったところを使い古しの小封筒に入れ、テープでふさいだ。未だにゴミ箱の中でもぞもぞ動いている。生命力が強いのであろう、直に一吹きかけても動かなくなるでに時間がかかる。来週月曜日までごみの収集は来ない。それまでゴキブリを密封した封筒を部屋の中のごみ入れに放置するしかない。
 夕方に殺虫剤以外の対策を考えるために、ドラッグストアで商品を見てみることにした。粘着剤付の箱型の生捕りタイプ、結構有効だと言われてきたホウ酸団子、簡便なな噴霧剤・・いろいろと現在の製品を見比べてみたい。
 ゴミ捨て場には夜になるとゴキブリがちょろちょろと動き回っている。急に暑くなってきたためか、例年よりも多いようだ。
 1階の我が家には侵入しやすい環境なのだろう。以前住んでいた3階よりはやはり出現頻度が高い。

★ごきぶりを打ちし靴拭き男秘書     守屋明俊
★ごきぶりの走る夜長やカフカ読む    相羽宏紀
★ごきぶりを打ち損じたる余力かな    能村登四郎

 ごきぶりは俳句の夏の季語でもある。これを俳句に詠むのは難しそうでる。
 第1句、靴を脱いでゴキブリをつぶした「男秘書」、ここに「男のくせに」などというニュアンスで「男秘書」を捉えると、それはもう今の世では受け入れられない。しかしどちらかというと強面、あるいは無表情の秘書の何気ない「仕事ぶり」を「悲哀」としてとらえた。これを「笑い」として表現すれば川柳であろう。この秘書にも生活があるのだ。ゴキブリを打つことにも生活がかかっている。
 第2句、「変身」の主人公ザムザは「毒虫」に変身する。決してゴキブリではない。ごきぶりの走り回る音が聞こえるとして、それでも読書を続ける作者を想像しても、よくわからないところがある。そんなアルバイト先のわずかな休憩時間に本をむさぼり読んだ若い頃の回想だろうか。
 第3句、ゴキブリがどこかにの隙間に入り込んでしまって出てこない、これほど無念なことはない。第1句のようにスリッパや靴を手にして、仁王立ちして、次の動作に移れない瞬間を言い得ていないだろうか。これは笑いではない。歳と共に次の動作に移れない悲哀がゴキブリ退治という瞬間に作者のあたまに過ぎったのであろう。

 



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