Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

71歳の手習い

2023年01月06日 11時22分19秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 

 今朝、団地の管理組合のアンケートがきた。妻に回答してもらったが、私も4行ほど付け加えた。
 ところが字がミミズの這った痕のようにのたくって、読みづらい字にしかならない。退職後、自分の字が年々急速に読みにくくなっていることが気になっていた。
 自分の字を観察すると、まっすぐに書くべき縦や横の線が円弧のように曲がり、複雑な字形ではグチャグチャとごまかしてしまっている。しかも行がだんだん下に向かって斜めになってしまう。
 かろうじて読めるという妻の言葉を信用して、そのまま提出した。

 以前からもう一度字を書く練習をしようと思っていたので、思い切って本日から古文を映してみることにした。
 手本の候補は、芭蕉の奥の細道、野ざらし紀行、古今集の仮名序、新古今集の仮名序、方丈記、平家物語などを考えたが、まずは奥の細道からとした。

 古文なので手本は縦書き。現代では横書きの方が圧倒的に多いが、縦書きのものを横書きにするのは面倒ということで、まずは縦書きから始めることにした。

 Bの鉛筆と、5ミリの升目の用紙を用意した。実際に書き始めるとまず、5ミリは小さすぎると感じた。そして初段の「月日は百代の過客にして‥」から初段の最後「草の戸も住み替る代ぞ雛の家  表八句を庵の柱に掛けおく。」まで写したら、もう右腕が張ってしまった。
  ということで、初日はこの初段まで。上手い字はもともと書けないが、きちんとした字を書きたいものである。
 文章は中学生の時に覚えたのがそれなりにすらすら出てくる。そして手本があれば字をまちがえることはほとんどなかった。ただし、譲、蜘蛛、庵、霞、股は手本を見ないと記憶が曖昧であった。

 このブログにアップして手習いを宣言した以上、途中でやめられないという圧力を自分に課したことになる。
 明日から朝のうちに、「奥の細道」を一段ずつ書き写してみることにした。7ミリか10ミリの方眼の用紙を購入したい。



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