やっと訪れたテニスシーズン(というよりテニス番組放送の機会)。
今回は深夜見逃した人のために、朝8時台からの再放送もあって、
今週1週間は、朝の出勤の準備に費やす1時間がとても楽しく過ごせて、
よって、その日1日も比較的、気分はフレンチ一色で、なかなか良かった。
静かに始まった衛星中継準々決勝(ベスト8)のゲームから。
でも、その時すでに男子のシード選手、アガシを含め、エドベリ、チャンまでいなかった。
ベッカーは故障で欠場(パパになって、他の雑誌では賑わってるけど)、
結局残った中でも好カードは、クーリエ×サンプラス(ATPランキングNO.1、第1シード)。
ピートは、いい所もなくただただ負けちゃった感じ。
このタイトルにグランドスラムがかかっていたプレッシャーもあったのかも。
チャンを敗ったスペインの新鋭アンドレア?×イワニセビッチも、あれやあれやの痛快ショットで
ゴランは打つ手なしのなかなか期待できるハンサムな20歳。
今の時点で楽しみなのは、クーリエ×昨年、感動的な優勝を果して今年も危なげなく勝ち上がっているブルゲラ。
********
女子は、、、Oh, Where's MONICA, now!!!
復帰も待たれぬまま、準決勝ピアーズ(カナダ→フランス)×グラフ!
こんな一方的に叩かれるグラフは、昨年のモニカ戦以来だ。6-2、6-2のストレート。
パワーといい、後ろにニック・ボロテリーコーチの姿といい、完全にモニカを思い起こさせる調子で、
信じられないスピード、ガッツ、プレー、すべてが完璧。
容姿は長身で、メアリー・ジョー・フェルナンデス系統。
不敵な笑み、スキップまでして、それでいて、とても儚げで。
なんともアンビリーヴァブルな19歳。
ピアーズ×クレーがおはこのサンチェス。
あのゲーム後のもう1つの準決勝マルチネス×サンチェスのゲームは色あせちゃって、記憶に残らなかった。
相変わらず、ここにきて突然ビデオの調子が変だけど、決勝まで目が離せません。
********
■MEN'S SEMI FAINAL セルジ・ブルゲラ(23歳、スペイン)×ジム・クーリエ(23歳、アメリカ)
6-3 7-5 6-3 6-3 ブルゲラ
昨年の決勝戦そのままの雰囲気。素晴らしいゲームが今年も観れた。2時間を越す長い闘い。
ブルゲラが一貫してトップスピンほか、パワーと、クレースペシャリストのうまさを見せた。
一方、クーリエも最初からフルパワーで持ち前の速く、力強いショットで粘りを見せた。
■MEN'S SEMI FAINAL アルベルト・ベラサデギ(スペイン)×マグナス・ラーソン(スウェーデン、クラウス・キンスキーみたいな風貌)
ベラサデギはスゴイ
170cmちょっとの身長で、蜂のようにコート上を飛び回る。
そのショットの速さといったら、どこからでもオープンスタンスの低い姿勢から目にも止まらぬスウィングで
ボールがコート上を縦横無尽に切っていく。
いやあ、エドベリ、ボリスの時代からもっとスピードが上がって、
ピートとクーリエの弾丸のようなスピード&パワーショット、
それでも誰も手が出ないと思いきや、こんな選手が突然出てくるなんて、全く層が厚いというか、
クレーのロラン・ギャロスならではというか、まだまだ男子は刻々と変わっていくよね。
彼は20歳で、クーリエを目指しているらしいけど、すでに彼を超えようとしているんじゃないかとも思える今回の快進撃!
********
■WEMEN'S FAINAL メアリー・ピアース×アランチャ・サンチェス
ピアースのスピード&パワー、19歳という若さ、今のテニス界、この3本立ての
どれもクリアしていなければ、トップには這い上がれないのは確実。
今週末の男女決勝戦、どちらも新風が舞い込んで、しかもどちらもとても興味深い、
例年とはちょっと違った面白いマッチが期待できそう。
土曜夜に見れるはずの女子ファイナルが雨で第1セット4ゲーム目でピアースのブレイクポイントで翌日に流れ、
翌日、突然、彼女の強打のブレイクで始まり、これは面白くなると思ったんだけど、
放送ではMEN'S FAINALの後だったから、今さっき月曜のなんと午前2:30に終わって、
サンチェスのストレート勝ち。
ピアースの驚異的な強打があるにはあるけど単発で、前のグラフ戦までになかった冴えない表情や、
集中力を欠く場面が時々あった。
勝利が決まった後、2人は抱き合いキスをしたけど、サンチェス5年ぶり2回目の優勝で
歓喜の興奮のスピーチとは対照的な、ピアースの落胆を隠し切れない表情が印象に残る。
フランスとしても25年ぶりの地元プレイヤーのタイトルか!?と湧いただけに、
この新しいスター、グラフから「セレスと同じスピード、セレス以上のパワー」とまで評された19歳、
これから先に注目したい。
********
■MEN'S FAINAL ブルゲラ×アンドレア
10:30~始まった男子の決勝は、女子のファイナルとともに新鋭がどこまで活躍するか期待が大きかった分、
やはり、それぞれクレーのベテラン、経験の積み重ねが終始一貫して、安定した上手いプレーを見せた、という結果に終わった。
最初は、2人同等にエキサイティングなゲーム展開だったけど、第1セットはブルゲラ、
第2セットはアンドレアが挽回されつつ、またブルゲラが7-5、第3セットでようやくアンドレア6-1、
そして、第4セット目は6-4、アンドレアの蜂の一刺しのようなキレ味鋭い、素晴らしく速いショットを
もっと堪能したかったけれど、さすがディフェンディングチャンピオン、
昨年のチャレンジャーの顔より一回り落ち着いた余裕まで感じさせた。
スペイン選手同士の優勝は初めて。
しかも、先輩、後輩同士。デ杯の同じチームで友人同士でもあるこの2人。
ブルゲラが先輩の貫禄を見せた。
今回はスペインの国王、フランス元大統領が観戦しに来ていたのも珍しい。
ブルゲラの勝利は、やはりアンドレアと肩を組んで爽やかなものだった。
記念撮影も国王をまじえて、トロフィー授与など、特別な雰囲気があり、
例年にない新しい風が感じられる一風変わった今年のフレンチ。
雨の中断中、早くにシードダウンしたエドベリ、チャンらのゲームもちょっと観れたんだけど、
とにかくビデオの調子が悪くて、テープの画像が回り通しで目が回りそうだった(早く買い替えればいいのに・・・
2人も精彩なく、新鋭によって完敗っていうゲームだったから、
次はクレースペシャリストにはちょっとチャンスが少ないグラスコートで持ち前のプレーを見せて欲しい。
今回は深夜見逃した人のために、朝8時台からの再放送もあって、
今週1週間は、朝の出勤の準備に費やす1時間がとても楽しく過ごせて、
よって、その日1日も比較的、気分はフレンチ一色で、なかなか良かった。
静かに始まった衛星中継準々決勝(ベスト8)のゲームから。
でも、その時すでに男子のシード選手、アガシを含め、エドベリ、チャンまでいなかった。
ベッカーは故障で欠場(パパになって、他の雑誌では賑わってるけど)、
結局残った中でも好カードは、クーリエ×サンプラス(ATPランキングNO.1、第1シード)。
ピートは、いい所もなくただただ負けちゃった感じ。
このタイトルにグランドスラムがかかっていたプレッシャーもあったのかも。
チャンを敗ったスペインの新鋭アンドレア?×イワニセビッチも、あれやあれやの痛快ショットで
ゴランは打つ手なしのなかなか期待できるハンサムな20歳。
今の時点で楽しみなのは、クーリエ×昨年、感動的な優勝を果して今年も危なげなく勝ち上がっているブルゲラ。
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女子は、、、Oh, Where's MONICA, now!!!
復帰も待たれぬまま、準決勝ピアーズ(カナダ→フランス)×グラフ!
こんな一方的に叩かれるグラフは、昨年のモニカ戦以来だ。6-2、6-2のストレート。
パワーといい、後ろにニック・ボロテリーコーチの姿といい、完全にモニカを思い起こさせる調子で、
信じられないスピード、ガッツ、プレー、すべてが完璧。
容姿は長身で、メアリー・ジョー・フェルナンデス系統。
不敵な笑み、スキップまでして、それでいて、とても儚げで。
なんともアンビリーヴァブルな19歳。
ピアーズ×クレーがおはこのサンチェス。
あのゲーム後のもう1つの準決勝マルチネス×サンチェスのゲームは色あせちゃって、記憶に残らなかった。
相変わらず、ここにきて突然ビデオの調子が変だけど、決勝まで目が離せません。
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■MEN'S SEMI FAINAL セルジ・ブルゲラ(23歳、スペイン)×ジム・クーリエ(23歳、アメリカ)
6-3 7-5 6-3 6-3 ブルゲラ
昨年の決勝戦そのままの雰囲気。素晴らしいゲームが今年も観れた。2時間を越す長い闘い。
ブルゲラが一貫してトップスピンほか、パワーと、クレースペシャリストのうまさを見せた。
一方、クーリエも最初からフルパワーで持ち前の速く、力強いショットで粘りを見せた。
■MEN'S SEMI FAINAL アルベルト・ベラサデギ(スペイン)×マグナス・ラーソン(スウェーデン、クラウス・キンスキーみたいな風貌)
ベラサデギはスゴイ
170cmちょっとの身長で、蜂のようにコート上を飛び回る。
そのショットの速さといったら、どこからでもオープンスタンスの低い姿勢から目にも止まらぬスウィングで
ボールがコート上を縦横無尽に切っていく。
いやあ、エドベリ、ボリスの時代からもっとスピードが上がって、
ピートとクーリエの弾丸のようなスピード&パワーショット、
それでも誰も手が出ないと思いきや、こんな選手が突然出てくるなんて、全く層が厚いというか、
クレーのロラン・ギャロスならではというか、まだまだ男子は刻々と変わっていくよね。
彼は20歳で、クーリエを目指しているらしいけど、すでに彼を超えようとしているんじゃないかとも思える今回の快進撃!
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■WEMEN'S FAINAL メアリー・ピアース×アランチャ・サンチェス
ピアースのスピード&パワー、19歳という若さ、今のテニス界、この3本立ての
どれもクリアしていなければ、トップには這い上がれないのは確実。
今週末の男女決勝戦、どちらも新風が舞い込んで、しかもどちらもとても興味深い、
例年とはちょっと違った面白いマッチが期待できそう。
土曜夜に見れるはずの女子ファイナルが雨で第1セット4ゲーム目でピアースのブレイクポイントで翌日に流れ、
翌日、突然、彼女の強打のブレイクで始まり、これは面白くなると思ったんだけど、
放送ではMEN'S FAINALの後だったから、今さっき月曜のなんと午前2:30に終わって、
サンチェスのストレート勝ち。
ピアースの驚異的な強打があるにはあるけど単発で、前のグラフ戦までになかった冴えない表情や、
集中力を欠く場面が時々あった。
勝利が決まった後、2人は抱き合いキスをしたけど、サンチェス5年ぶり2回目の優勝で
歓喜の興奮のスピーチとは対照的な、ピアースの落胆を隠し切れない表情が印象に残る。
フランスとしても25年ぶりの地元プレイヤーのタイトルか!?と湧いただけに、
この新しいスター、グラフから「セレスと同じスピード、セレス以上のパワー」とまで評された19歳、
これから先に注目したい。
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■MEN'S FAINAL ブルゲラ×アンドレア
10:30~始まった男子の決勝は、女子のファイナルとともに新鋭がどこまで活躍するか期待が大きかった分、
やはり、それぞれクレーのベテラン、経験の積み重ねが終始一貫して、安定した上手いプレーを見せた、という結果に終わった。
最初は、2人同等にエキサイティングなゲーム展開だったけど、第1セットはブルゲラ、
第2セットはアンドレアが挽回されつつ、またブルゲラが7-5、第3セットでようやくアンドレア6-1、
そして、第4セット目は6-4、アンドレアの蜂の一刺しのようなキレ味鋭い、素晴らしく速いショットを
もっと堪能したかったけれど、さすがディフェンディングチャンピオン、
昨年のチャレンジャーの顔より一回り落ち着いた余裕まで感じさせた。
スペイン選手同士の優勝は初めて。
しかも、先輩、後輩同士。デ杯の同じチームで友人同士でもあるこの2人。
ブルゲラが先輩の貫禄を見せた。
今回はスペインの国王、フランス元大統領が観戦しに来ていたのも珍しい。
ブルゲラの勝利は、やはりアンドレアと肩を組んで爽やかなものだった。
記念撮影も国王をまじえて、トロフィー授与など、特別な雰囲気があり、
例年にない新しい風が感じられる一風変わった今年のフレンチ。
雨の中断中、早くにシードダウンしたエドベリ、チャンらのゲームもちょっと観れたんだけど、
とにかくビデオの調子が悪くて、テープの画像が回り通しで目が回りそうだった(早く買い替えればいいのに・・・
2人も精彩なく、新鋭によって完敗っていうゲームだったから、
次はクレースペシャリストにはちょっとチャンスが少ないグラスコートで持ち前のプレーを見せて欲しい。