メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

1998 French Open

2004-02-27 23:49:56 | テニス
テレ東でベスト8あたりからの放送。5月末から6月第1週の1週間。

前半は、男子のシードダウンが相次ぎ、アガシ、チャン、ムスター、
昨年のディフェンディングチャンピオンのマルセオ・リオスも次々と
赤土コートオンリーに賭けるスペイン勢に押されて消えた。

女子はグラフがいない。欠場? 引退?! まさかね。

ヒンギス×ヴィーナス・ウィリアムズが、前半のハイライトだったけど、ヒンギスのあっさりストレート勝ち。

同じ17歳でかなり試合前からマスコミ発言で対立していたらしいけど、
安定したヒンギス(黒髪に染めてキュート)の強さが目立った。

昨年のディフェンディングチャンピオン、マヨーリも負けた。

そして、モニカ
ノボトナも2-1で下して今年カムバック!!

悲しいことに、あの偉大なるお父さんが亡くなったそうで、
彼女は今年、父のためにも賭けてきているんだと思う。

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後半のハイライトも、なんといってもヒンギス×モニカ 6-3 6-3 モニカ
ストレート勝ちなんて素晴らしい。完璧に集中し続けて、レベルが違う!

グラフとここで死闘を勝ち抜いた実績の持ち主だからね。
目が殺気だって、勝っても引き締めたまま。
ああ、彼女がここで今年優勝できたら、私は魂だって売りたい気持ち!

自分のペースで進む中、ヒンギスのエースをジャッジされて、すぐエースだと認め、
譲ったシーンなんか泣きそうになった

彼女ほど、自分を信じて、ポジティヴで、ファンを愛して、スマートに勝つテニスをするプレーヤーは
男女合わせて、歴史を紐解いてもいないと思うんだ。

ああ、この感動。本人に伝わればなあ。「ア・レ・モニカ!!」
今夜11:45からの女子シングルス決勝が勝負。


【mini info.】
3月からホッパーっていう白い金髪の元プレイヤー、若くてハンサムなコーチがついたモニカ。
あのお父さんの代わりというのは、彼に大きなプレッシャーを与えるだろうな。
とてもシェイプアップして、動きが格段に良くなった。
'92以来まさに6年ぶりのファイナル進出。
上のゲームは、ヴィーナス・ウィリアムズ、ベッカーも観戦していた。

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WEMEN'S FAINAL モニカ・セレシュ×アランチャ・サンチェス 5-7 6-0 3-6 サンチェス

午前2時まで頑張って起きて応援したけど・・・やっぱりサンチェスを褒めるべきだね。
今年とくに目立つスペイン勢。

サンチェスも、朝降った雨でコートが重くなったのも幸いして、セレスの強打をスライスで抑えた上、
左右上下どこにふられてもラクに追いつく粘り強さ!

そのうち、ヒンギス戦では1つも見られなかったセレスのスマッシュや、決め球のミス、
ドロップショットも失敗。全てはサンチェスの脚を警戒してのプレッシャー。

今年は、準決勝まで復活したということに注目しよう。

サンチェスも'89、あの劇的な優勝以来ずっとファイナルまできて、
ことごとくグラフに敗れてて、今年はどうしてもとりたい気持ちが強かったのだろう。

気になるのは、ホッパーコーチいわく
「セレスと2人の目標は、1段高いレベルのテニス。完成するのは、来年の全豪あたり」

その途中が今回の準優勝だから、今年、他の4大大会と、来年にますます期待大。

「今まではいろいろあってテニスに集中出来なかった分、今から5年間はテニスに全て賭けたい」とのコメント。

父の言った「Do it for yourself」という言葉。

父の死から早く立ち直るためにも、彼女には、今、テニスに打ちこむことが何より必要なのかも。
大会中、ずっと首にかけていた父の指輪のネックレスが印象的だった


(なぜか男子のことが全然書かれてない・・・

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