メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

1996 WIMBLEDON

2004-02-19 12:43:36 | テニス
  

  


中盤の見どころは、やっぱり日本女子の活躍。
9人が本戦入りして、日本人同士の対戦もあって、2人消えたのは惜しいけど、
伊達(ランキングは13位に下がった)はじめ、沢松(30位台)、そして最も注目は杉山愛

沢松は、念願のセンターコートでサンチェスと対戦。
1ゲーム目は飛ばしまくりで、4-1ぐらいにしたんだけど、「気が落ち着いて」しまったらしく、結局ストレート負け。
同じくテニス選手だった叔母を超える記録で、母ともに「満足している。一皮剥けた感じ」とコメント。


3回戦 杉山愛×A.フーバー(5位) 7-6 6-1 杉山愛!!
2回戦では28位のスコバを敗った杉山。この試合もとっても面白かった。

1ゲーム目4-4で追いつかれた時は危なかったけど、雨で中断
翌日もちこみで、2人とも再スタートは好調だったのが、
フーバーはお腹の調子が悪いらしくてうずくまる。
優しそうなブロンドのトレーナーが来て、薬を飲んだ。

その後プレーに影響は見られなかったもののタイブレイクで、とても落ち着いていて、
終始ベストの力を出し切ったゲーム。20位台に上がるかも?!
ゲーム終了後の満面の笑顔がすごく可愛い


今年は、日本ファンには嬉しいことに、連日、日本女子の放送がある。
深夜5時も日本女子のゲームばかり。

男子はカフェルニコフがイギリスの新鋭で、とってもキュートな選手に敗退したゲームのみ。
アガシとチャンが1回戦で消えた番狂わせがあった。

グラフの1回戦ストレート勝ちの放送があっただけで、順当だよね。
きっと、あとはメアリー・ジョー・フェルナンデスあたりが残っているのかな。
でも、誰もモニカの話をしない。欠場?

全豪でも力が出し切れなかったから、今回も姿だけでも見たかったけど、
苦手な芝はパスして、フレンチに賭けているのかも。

そして、今、放送しているのは、、、


3回戦 伊達公子×ブーヘルト

長身で178cmもあるニューフェイス。ショットが速くてシャープ。
1時過ぎからの放送で、もう2:30。
前の杉山のゲームの興奮が冷めていない。


伊達公子×マルチネス 5-7 7-6 6-3 伊達公子!!

やったね、2年連続ベスト8進出
世界ランキング2位、第3シード、ディフェンディングチャンピオンを敗ったんだから、ランクも上がるし
次は夢のセンターコートで、噂のピアースと対戦かあ。

期待の杉山愛×メアリー・ジョー・フェルナンデスは、惜しくも2-1?で敗れて、
彼女はまた7月5日、22歳の誕生日を日本で過ごすことに。

途中、頭にくる天候の変化で、雨の中断が何回もあって
この伊達のゲームも計2.5時間もサスペンデッドになって、
BSで頑張って見てたけど、眠気に勝てなかった。

ま、そのせいで他の選手のことが聞けて、モニカは1回戦で敗退。
エドベリも!? あ~~~~ラストチャンスなのに
彼の決断は誤りではなかったってワケね。


グラフ×ヒンギス(15歳天才プレーヤー)のゲームはどうなったかしら?
きっとグラフだろうな。毎日女子の放送ばっかり。
ボリスは左手首をねじって棄権したのね。アンラッキー。


グラフ×ノボトナ 6-3 6-2 グラフ

今年、グラフが負けたのはフェド杯の奇跡、伊達とヒンギスだったワケだけど、
やはりグランドスラムの気合いの入り方が違う。
この前の歴史的逆転劇の話がやたら持ち出されただけで、これは完璧ストレート勝ちだった。


伊達公子×M.ピエルス 伊達公子!!

やってくれるよね、アガシのコーチ、ブラッド・ギルバートらがついて、
日本からは坂井さんらが入って見守る中、初のセンターコートながらベスト4進出は、日本女子初
男子は1932年?以来、実に62年ぶりの快挙とのこと

第1セット、ピエルスの強烈ショット連発で、こりゃダメかと思って思わず寝ちゃったら、
その間に逆転してて、目が覚めたら、いつのまにか勝ってた。

「ここからが正念場」とのコメントで、貫禄も身についた感じ。
しかも準決勝の相手は、先日敗ったグラフとくれば、
きっとニュースでも慌ててヘッドラインに入れることだろう。

今朝の新聞記事も楽しみ。
夕方5時からの再放送で、もう一度改めてじっくり観てみたい。


WEMEN'S FAINAL スティフィ・グラフ×アランチャ・サンチェス 6-3 7-5 グラフ

雨に大いに泣かされた今年
男子決勝も月曜にずれ込むかと思われたけど、日曜になんとか間に合いそう。

途中中断で泣かされ、消えたシード選手も多いけれど、女子はやっぱりグラフだったね。
今年27歳! ベテランの域に達して、揺れ動かざる女王の座。
「年々、優勝が特別なものになってくる」というコメントにも表れている。

この試合も、第2セット4-0リードでストレートかと思いきや、
サンチェスの反撃と、高く上がった球を空振りしたり、
マッチゲームに2回もダブルフォルトしたり、プレッシャーによるハプニングはあったにせよ、
このパワーとスピード、確信に近い自信によって難なくタイトルを取った。

これでグランドスラム数20と、クリス・エバートを抜いて、歴代2位(1位はマーガレット・コート)。
彼女を抜いて新記録をうちたてる日も遠くなさそう。

ウィンブルドンも7回目の優勝。
しかし、今年はいつにも増してはちきれんばかりの笑顔と、体いっぱいで喜んでいる様子が最初から観られたのが印象的。

1試合毎の気合いの入れ方がトップ1の余裕より、ずっと目立っていた。
その分、、勝つたびの安堵と喜びが大きくて、
このファイナルも、サンチェスも敗退してもにこやかで、

銅プレートと銀プレートを交換してはしゃいだり、
サンチェスが「あげる」と銅プレートを渡そうとジェスチャーして、
グラフが要らないと身をよじるシーンンも微笑ましい

またこの後も気をゆるめる間もなく、次のグランドスラム、US OPENに向けての調整が始まる。
初戦敗退したモニカとの接戦をもう一度観てみたい。


男子はピートがT.マーティンに敗れ、そのマーティンがクライチェクに敗れたんだっけ?
それでファイナルは、黒人のワシントン×クライチェク。これは面白い組み合わせ。
黒人プレイヤーのファイナル進出は、アーサー・アッシュ以来というのが理由。


(あれ? その隣りに書くはずの男子決勝戦のメモが白紙

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