メランコリア

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映画『ゲゲゲの女房』

2011-10-11 21:23:52 | 映画
映画『ゲゲゲの女房』(2010)
監督:鈴木卓爾
出演:吹石一恵、宮藤官九郎、坂井真紀、村上淳、南果歩 ほか
音楽:鈴木慶一
主題歌:♪ゲゲゲの女房のうた/ムーンライダーズ feat. 小島麻由美

こちらが映画版。ドラマより先行して企画されてたのね/驚
クドカンが出てるってことで気にはなってたんだけど、観てなかった。
結果論として、ドラマを先に見て、詳細な流れが分かってたほうが入りやすくて正解だったと思う。
クドカンのあの貧相な感じが、貧乏時代の水木サンの写真にも似てたし
向井理×松下奈緒でNHK風味に撮られた美しい絵面より、こっちのほうがよりリアルな夫婦感が滲み出てた。
貧乏感もよりシビアだし。奥さんがけっこう強い女として描かれていた。
なぜか全編にわたって音が小さくて、テレビの音量を100%?にして観てた。なぜだ・・・?

story
基本、同じ原作本だから、ドラマと同じ流れ。所々、細かい点が異なっていた。
見合い話がトントン拍子に進んで、姉と一緒に水木の家に到着。その日に2階の同居人と顔を合わせる。
2階の漫画家の悲壮感はかなりヤバい。妻子と別れてるって設定だったし。お茶に呼ばれた茂も逃げたくなるほど
茂の仕事を手伝うようになってだんだん2人の距離が縮まり、貸本出版社の破産、子どもの誕生、
税務署がやって来て、悪魔くんを描いて、、、講談社がやって来て、質屋からいろいろなモノを取り戻すまで。


平岩紙ちゃんは、ドラマと掛け持ちで出演してたんだ!気づかなかった
むしろ、小豆洗いはもしや?て思ってたんだけどw
ドラマでアシスタント・菅ちゃん役の柄本佑が講談社の編集者役に転身してたのは笑ったw

主なロケ地は、埼玉県深谷市。
都内の出版社を訪ねるシーンでパルコが映っててビックリしたけど、
「今の風景の中で昭和30年代を演じることをコンセプトとしている」とのこと。

DVD特典:劇場予告編、メイキング、インタビュー映像、舞台挨拶映像、オーディオコメンタリー
やっぱりクドカンのコメントがいちいち面白い。
普段食が細いほうなのに、ガツガツ食べる演技で水木サンを掴んだとか、
撮影に入る前に本人に会ったり、インタビュー映像を見たりして
「台本にあった通り、あまり脈絡のないところでワハハと笑うのは本当だった」とか、
ご本人からやたらと「映画はお金にならないだろう!」って言われたこととかw、
娘さんから「お父さんは肩に力が入ってない人だ」と言われて、気がラクになったとか。
クドカン自身も普段は自分で監督、脚本もやるけど、今回は俳優に徹してるんだな。

初日挨拶は、武蔵野館にて。
映画中に出てくるアニメシーンのアフレコを2人で挑戦した話とかも面白かった。
ゲストが登場!てことで、まさか水木サン?!て期待大だったけど、鬼太郎の着ぐるみでした
市の担当者かららっきょうもらってたしw
なんでも町ぐるみで応援してる感じがまたイイよねv



クドカンつながりで、源くんがまたドラマに出るってF氏から聞いてビックリ!驚

金曜ナイトドラマ『11人もいる!』
2011年10月21日(金)スタート決定!毎週金曜午後11:15~
観なきゃ!
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