メランコリア

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世界フィギュア2012@フランス・ニース 女子フリー

2012-04-01 23:55:56 | フィギュアスケート
世界フィギュア2012@フランス・ニース

【女子フリー】

女子もショートを見逃したのが残念だが、主要選手はリピートが見れたv
真央ちゃんは、最初のトリプルアクセルが跳べなかっただけで、その他は完璧だったんだな。キラキラしてた
村上佳菜子は、ショート2位発進。カラダ中が隅々まで大きくダイナミックに動いて完璧。彼女の課題はフリーなのか?!

タイムリーに見ると、CMの長さがかったるい。でも、予録すると、結果だけが思わぬところで耳や目に入っちゃう

▼アメリー・ラコステ(カナダ)
前半と後半に1回ずつ転倒。その他の演技に悪い影響はなかったけど、残念な表情。
そいや前回もカナダ選手は、枠の獲得で重い雰囲気だったな。悪循環だね

▼アリッサ・シズニー(アメリカ)
ショート16位?!まだ怪我の不調をひきずってるんだね。ジャンプがすべて転倒してしまい、見ているのが辛過ぎる
トップ選手がこの大舞台でここまで転ばなきゃならないってゆうのも珍しい。そりゃ泣いちゃうよね/涙
ああ・・・あの気品溢れる、ミスもほぼなく安心して見ていられる彼女に早く戻れますように/祈

▼イレタ・シレテ(フランス)
♪レエキゾチカ 最初から3連続ジャンプ。打楽器の利いたリズミックな曲調。1回転倒。
黒人スケーターには、独特なワイルドなセクシーさ、パワーがあって、ショーを見ているよう
ジャンプも、表現力も、すべてバランスのとれた選手。スピンも速い!後半のジャンプもパワフルでタフな17歳。
いい選手がどんどん出てきて、また女子フィギュアに新風が吹いた。世界選手権初出場ながら注目大。

▼ヴァレンティーナ・マルケイ(イタリア)
初見かな?♪ロジャー・ラビット の軽快なリズムでスタート。2度手をついた。
急にセクシーな雰囲気に変わる。こうゆうのはイタリア選手とかのほうが有利だよね
後半はまた軽快に♪ジャンピング・ジャック 村上佳菜子も使った曲。表情も明るくてノリノリ。
彼女も佐藤有香コーチ!たくさんの選手を抱えて大忙しだねえ!驚

▼クエイシン・ジャン(中国)
16歳。♪恋は魔術師 3×3を軽々と決めた。次は転倒。ドーナツスピン、レイバックスピンも柔らかい!
3連続ジャンプも決めて、さすがみんな当然ながらレベルの高い選手ばかり。彼女も世界選手権初出場。

▼ジェナ・マッコーケル(イギリス)
この人も初見。大柄な選手。♪花はどこへいった 後半のジャンプが2回ともシングルに。
ステップは明るい表情のまま華やかで楽しそうに滑っている。25歳のベテランなんだ。旦那も一緒に世界選手権出場ってのもスゴイ!

▼エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)
♪オペラ座の怪人 白に紫の入った可愛い衣装。最初のジャンプで転倒。スピードが速い展開で難しいスタート。
後半も転倒。全体のスピードが速いせいかなんだか焦って見える。終わりまでスピードは落ちなかったけど、表情は暗い。
肩にテーピングしていた。ブライアン・オーサーコーチ。

▼ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン)
♪サンセット大通り 手首に白いマフがついてて可愛い。クラシックのハリウッド女優をイメージしたようなヘアスタイル。
この人もスピーディな滑り。後半1回転倒。でも、その他は大きなミスもなく、落ち着いた演技。
コーチは母親で元スケーター、妹もスケーターで、スケーターファミリーなんだ。

▼アシュリー・ワグナー(アメリカ)
♪ブラック・スワン 3連続から。やっぱシズニーに似てるなあ!安心してみていられる、安定したレベルの高い演技。
曲も有名だからいやおうなく盛り上がる 気合いも充分。プリマになりきっている感じ。
ショート8位だったとは思えない完成度の高さ。飛び上がって喜んでいた♪ コーチにもキス(ちょっとムリヤリ?


この最終グループの顔ぶれは、本当にこれ以上ない豪華キャスティングの映画を観るようだ。
でも実況アナの過剰な選手紹介文句はくさ過ぎる/恥

▼アレーナ・レオノワ(ロシア)
ショート1位。それも見たかったな。3×3からすごい集中してる。最終グループ最初の張り詰めた緊張感の中、
慎重にかつ感情をこめて、今年の彼女の好調さと、今大会にかける意気込みの強さを感じた。
これまで表現は豊かだけど、ムラがあるイメージがあったけど、こういったスローな曲も集中して滑りきれる実力を見せつけた。

浅田真央
ショート4位。2年ぶり3回目の優勝を目指す。リンクが一転して柔らかい空気に包まれた。トリプルアクセルはなし。
穏やかに、かつ集中しつつも、所々のジャンプが決まらない。
試合前「今できることを出し切る」と言ってたけど、終わったあとの表情は暗かった

村上佳菜子
ショート2位。真っ青な衣装に替えた。メンデルスゾーン。いつもの速いスピードに乗りつつ、1つ1つ丁寧に滑っている。
佳菜ちゃんはいつも滑っている時の表情が一生懸命で硬いんだよね
3×3も3連続も決まって、どんどん速くなる曲調の中、スピンで締め。
苦手なアクセルが跳べなかったから、彼女も悔しい表情。

▼カロリーナ・コストナー(イタリア)
ショート3位。10回目の挑戦 その記録だけでもすごいよね!モーツァルト。高さのあるジャンプ。今年の好調さをここでも集中して出せている。
3連続も決めて笑顔がこぼれる。そのまま軽やかなステップ。拍手も応援。やりきった感満載の表情
解説で、「テレビではなかなか伝わりにくい蹴りの良さ?」があるんだそう。

鈴木明子
ショート5位。♪こうもり 彼女も青の衣装に変えた。首周りにキラキラと銀色のスパンコールが華やか
一瞬にして舞踏会の空気に変えてしまうのはさすが。3連続も決まった!
後半のジャンプにとりこぼしがあったが、満面笑顔のステップは彼女の世界。
彼女も明るい笑顔っで終わった。誕生日だったんだ/祝

▼クセーニャ・マカロワ(ロシア)
ショート6位。「ロシアブロンドは最終滑走がお好き」てアナ/恥 マリリンを演じるスケーターってありそうでなかったかも?
転倒するマリリンは見たくないが、ハイテンポに変わって、2度目の転倒。おお!♪Diamond is Girl's Best friend だv


女子の結果は、1位コストナー、2位レオノワ、3位鈴木明子。村上5位、真央ちゃんは6位。
インタビューでも真央ちゃんのガッカリさが伝わってきて残念


コメント

世界フィギュア2012@フランス・ニース 男子フリー

2012-04-01 23:55:55 | フィギュアスケート
世界フィギュア2012@フランス・ニース 男子フリー

ショートの予録に失敗して見れなかったのは痛かったけど、このフリーで充分過ぎるほど満足、感動した

【ペア】

▼高橋成美×M.トラン
素晴らしいコンビネーション。リフトも、いろんなバージョンがあって、芸術性が高かった。
ペア日本史上初、銅メダル獲得に、高橋の喜び方もハンパない! ファンも号泣、歓喜のシーンだった!


【男子フリー】

フィギュアの試合としては、オリンピックの次に重いタイトルが、この世界一決定戦てことになるのかな。
男子のポイントは、なんといっても4回転ジャンプが跳べるか→何回跳べるかにまで発展して、急速にハイレベルになってる
ライブ放送なだけに、CMとの絡みがあって、逆に集中力が切れるな


小塚祟彦
4→2に。2回目は意地で決めた。トリプルで手をつき、後半の4連発ジャンプもなんとかこなし、感情のこもったステップ。
演技後、なんとも言えない複雑な表情を浮かべたあとの笑顔が印象的。

▼アダム・リッポン(アメリカ)
4回転は転倒。カラダの柔らかさを活かした、穏やかで流れのある演技。リッポンルッツも成功!
拍手とスピードに乗ってのステップ。佐藤ゆかコーチ。

▼ケビン・レイノルズ(カナダ)
チャンに次ぐカナダの注目選手。ちょっと見は伝太くん似 真っ黒なタイツっぽい衣装で、曲もステップの動きも個性的。
プログラムに4回転を4回入れるってすごいチャレンジャー 成功したのは、サルコーと後半のトゥーループ。スピンも多彩。

▼デニス・テン(カザフスタン)
18歳。4回転決めた。ドーナツスピンもつなぎの演技も滑らか。ダイナミックな曲調に合わせた表現力もある。

▼ジェレミー・アボット(アメリカ)
ショートではミス連発で9位だったのね やっぱりタイツっぽい黒い衣装。いつものなんとも言えない静の表情と曲で4回転決めた!
後半はエレキギターっぽいサウンドに変わって盛り上がる。
「フィギュアスケートの魅力を全身で表現できる選手」てゆう佐藤ゆかコーチの評価に納得。
所々、ジャンプのミス、バランスの乱れはあったけど、彼の世界を作ってた。

羽生結弦
世界選手権は初出場。阿部コーチ。フランスでの歓声も大きい。4回転成功!このプログラム、彼の演技には最初から感動させられっぱなし!
一つ一つのジャンプに歓声が上がる舞台のよう。ステップの途中でまさかの転倒/驚 毎回完璧を目指していただけに残念。
感情が高ぶりすぎてもいけないから難しいよね。かつてこんなに熱いスケート演技を見たことがあるだろうか!?
これが見れただけでもよかった。17歳、カッコ良すぎv コーチも思わず涙。ファンも涙。本人も涙。
この♪ロミ&ジュリ きっと何年たっても思い出して、心にずっと残るだろう。251.06点。この時点では1位。

▼サミュエル・コンテスティ(イタリア)
この空気感で難しいよなあ!しかも対照的なコミカル演技。でも、熱い空気を引きずった観客のノリが最高潮のまま、
まるで主役のあとの道化師みたいに会場を和ませた。表情が豊かで、大きなミスもなく、これもステキなショーだった!
コーチが2人ともモデルみたいな美女だね

▼フローラン・アモディオ(フランス)
最終グループに地元の選手が2人。4回転は手をついたか?ダンススタジオで学んだという得意のパフォーマンスも披露しつつ、
静と動のコントラストがハッキリ分かれたプログラム。静の部分はまるでリラクセーション・ミュージック。
ラストは超サンバで終わる!モロゾフコーチ。「おなじみのポーズで見守ります」てアナw

▼ブライアン・ジュベール(フランス)
久々見るね。肩に文字が入ったようなサイバーな衣装。そっか『マトリックス』か。このまま俳優になれるルックスだもんね。
4回転は安定でほぼノーミス。観衆の拍手を浴びながら、地元の期待を背負っての堂々とした演技。
後半にスピードアップしてコンビネーションジャンプ。思わずリンクにキスするパーフェクトな演技。元世界チャンプの実力を見せつけた。

▼ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
4回転の2連続はギリか?トリプルで転倒。オペラ曲だv 今シーズンからブライアン・オーサーコーチに変更。
途中ちょっと疲れが出た感じ?いろんな展開が組み合わさった難しい構成。納得いかない表情でのラスト。

高橋大輔
朝の練習では4回転を3回決めていたみたい。本番でも4回転もトリプルもキレイに決めた
あとの表現力はお手のもの。男臭さ、セクシー度満載で観客を虜にしてゆく。
後半の3×3、3×2、3連続ジャンプも!この人の可能性の幅広さは信じられないなあ!
力の入る場所、抜く場所が絶妙。この難しいブルースナンバーのパーフェクト演技がやっと見れたv
このハイレベルな大舞台、この最終グループのプレッシャーの中で、また歴史に残る、記憶に残る瞬間を作り上げた。
ここで羽生を抜いてトップに立った。日本人としては複雑だけどねぇ

▼ミハル・ブレジナ(チェコ)
4回転は2回とも失敗。こうなると、みんな自分との戦い。ベストを出すしかない。
時計の鳴る音みたいな緊張場面と、静かな場面との組み合わせのプログラムで変化を出している。

パトリック・チャン(カナダ)
そして、最終滑走は現世界チャンプ。これでやっと役者が揃った。やっぱりショート1位通過だったのか。
4回転成功。この冷静な確実性がトップの実力なんだ。4×3も、ジャンプ以外も隙がない。
静かな曲調なのに熱い魂を持っている演技は高橋と同様。最後のジャンプで転倒!驚 観客が励ましの拍手を贈る。
パーフェクトでなくても感動を伝えられる選手なんだよね。彼の親密さ、人柄も人気の理由
キス&クライでお茶目に帽子をかぶって、優勝。パーフェクトじゃなくても、現チャンプはやっぱりチャンなんだな。


男子の結果は、チャンの優勝連覇、高橋2位、羽生3位入賞。
その後の表彰式の様子をずっと見るのも珍しいw フリーの曲で登場するのはかっちょイイ。
一番喜んでたのは、羽生くん。飛び跳ねて表彰台へ。演技の厳しい表情と対照的に、素顔の素直な感情表現が可愛い

ほんとに誰が優勝してもおかしくない厳しくも、興奮する、もの凄い大会だった。
上位2人の戦いはもちろんのこと、今回は羽生くんに拍手だな。フリーだけの点だと2位だもの!
逆に小塚11位は残念だったなあ!

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