メランコリア

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2015 WIMBLEDON 1回戦 錦織圭×シモーネ・ボレリ

2015-06-30 15:56:06 | テニス
2015 WIMBLEDON

NHKで深夜0時頃から毎晩放送される今年のウィンブルドンは、
錦織圭の活躍で1回戦から観れるってことで気合いが入ったv

前大会で左ふくらはぎを故障して心配されたが、NO.5シードは守った。
幸運だったのは、今年から全仏から全英の間が1週間延びて3週間になったこと。

インタビュー
 

 

Q:全仏について
なかなか得意のフットワークが活きない。いろいろ組み合わせて、自分のテニスを変えないといけない。
運が入ってくれば、3つ上へ行けるだろう。

*********

まずは、女子の試合、セリーナ・ウィリアムズ×ガスパリアンが途中から放送され、
セリーナが6-4、6-1で貫禄の圧勝。6回目の優勝を狙うっていうんだからぶっちぎり/驚

 

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その試合後、男子選手入場までの時間、錦織のこれまでの軌跡を流してくれた。


「ウィンブルドンは、昔から夢見ていた。まずは1回戦突破目指して頑張ります」

2008年、18歳で挑戦した初戦は、腹筋のケガで途中棄権
 

2010年は、ナダルにストレート負け
 

2012年で念願の初勝利
 


「念願の初勝利なので、この喜びを噛み締めて今日は過ごしたい」

2014年。
最終セットは、3-3で日没サスペンデット、ミドルサンデー(日曜で休み)を挟んで3日がかりのフルセットを3-2で制して3回戦突破。
飛び上がって喜んでた。日本男子20年ぶりの快挙。



 

4回戦はラオニッチの強力サーヴを前に敗退

「今日は悔しかった。ここまでできると感じたので、来年が楽しみ」


1回戦 錦織圭(25歳、第5シード)×シモーネ・ボレリ(イタリア)

 
NO.1コートでプレーするのはトップの証/ビジョンで観れる“マレーマウンド”

 
練習時間は30分って決まってるんだね

 
毎回、靴ヒモをベンチで結ぶのが恒例


今回、チャンはお子さんの出産立会いのためいない(おめでとうううううう!/祝×∞
右端がダンテコーチ。

シモーネ・ボレリ(イタリア)
29歳。55位。ダブルスが得意で全豪で優勝している。強力なサーヴが持ち味。

錦織は、左足にテーピングをしている。ウィンブルドンの成績は7勝6敗で4大大会中いちばん悪い。

ボレリとの対戦成績は昨年の1回のみ。ボレリのセカンドサーヴでポイントが取れず負けた。
ボレリのセカンドサーヴでの獲得ポイント率は64%。今回もそれで手こずった。

「トーナメント初日は芝が滑りやすい。後半は芝が削れて滑りやすい」(どっちにせよ滑りやすいんじゃん

【1st set】(ずっとキープが続いた
1game 早速、錦織のチャレンジが成功。ポイントのやり直し。


2game 「自分のサーヴが重要。我慢が必要になるだろう」と言っていた通りの展開。ラリーでは錦織が上か?
3game 錦織のネットポイントが決まった。
4game ボレリのサーヴでラブゲームキープ。毎年、キレイに整備された芝生だなあ!
5game ボレリのキープ。
6game 「ボレリは球離れが速く、キレがある」(解説・辻野さん
7game ニューボールになる前にラケットを替える錦織。
8game ボレリのウエアってドクロ? 錦織のパッシングショットが決まってブレイク!

 

9game 錦織のサーヴが入りだした。「フリーポイント」6-3で錦織が取った。YES!!


【2nd set】
1game いきなりドロップショット成功! サーヴィスエースも4本目でラブゲームキープの錦織。
2game 圭くんは主審と何をそんなに喋ってるんだろ??? ボレリはサーヴの時、腕を振るのがクセなのね。


すごい集中してる

3game 錦織の194km/hのサーヴが入った。ストロークも深い!
4game 錦織はドロー表を見てないそう。「対戦相手は次のボレリしか知らない」
    ボレリは錦織を研究して、強烈なリターンを警戒してボディを狙う作戦。
5game サーヴ&ボレーで錦織キープ。
6game ダブルフォルトが2本あったが、サーヴのキレもよくボレリがキープ。またキープ合戦。
7game 試合は1時間越えた。錦織のチャレンジは成功。ほんとミリ単位/驚 ラケットが飛んだし!
8game 「錦織はショットメイカーと呼ばれています」(アナ
9game ボレリもドロップショット成功。錦織は逆をついたバックのパッシングショット成功! よし!



10game NHKは途中でチャンネルが切り替わってトリッキー
11game シングルハンドのボレリは食い込まれる。錦織のセカンドサーヴの得点率は80%台に。5-5
12game ベンチでも集中して、ギアを上げ、ネットに出たボレリにパッシングショットでキープ。ゲームはタイブレイクに。

タイブレイク
錦織のリターンの構え低いねえ! 錦織のフォアウィナー、それでも叩くボレリ。
「エンド」交替(コートチェンジ)後、ボレリの強烈なパス、錦織も足元に落とす。またラケット飛んでたし! 7-6でボレリが取った。




【3rd set】
1game 錦織のリターンエース入った! それでもズルズルと崩れないボレリ。2人とも全力出して五分五分。
2game 錦織のロブはアウト。キープ。早い段階でのブレイクが欲しいよね。
3game 錦織がラケット替える。コートは静まり返っている。
4game 錦織のチャレンジ失敗。
5game 淡々とした息が詰まるゲーム。緊張感で観ていて疲れる ここでやっと錦織がブレイク成功
6game 圭くん、ベンチでやたら鼻かんでるね。
7game 微妙な判定が続いてラケットを回す。サーヴ&ボレーが決まったv ここが1つの山場。長いデュース合戦を取った錦織。

 

8game ボレリの凡ミスが増えた。試合は2時間越え。ハイボレーもサーヴ&ボレーも決まった錦織が6-2で取った!


【4th set】
1game 錦織はトイレブレイク。いい流れだから、相手に気持ちを切り替えるチャンスを与えることにならない?
2game 「優勝までは7試合勝ち抜かなければなりません」(アナ
3game ラブゲームキープのボレリ。やっぱり序盤でのブレイクが欲しい。キープ合戦だとビッグサーヴァーのほうが有利。
    ボレリは2013年に手首の手術で30位台からランクを落とした。
4game ここでボレリがブレイク。
5game ニューボールで再びラケットを替える錦織。またデュース合戦。
6game 錦織はサーヴでラブゲームキープ。
7game ボレリのサーヴィスエースは11本目。ラブゲームキープで5-2。
8game ちゃんと選手に影をつくるよう傘をさしてるボールボーイがステキ。
    バックのダウン・ザ・ラインに動けないボレリ。
9game 前にも出る錦織。グラウンドスマッシュも成功したが、ボレリが6-3で取って、ファイナルセットへ。




【5th set】
1game フルセットに強い錦織に期待。ファイナルセットにはタイブレイクはなし。
2game 「がんばれ~」「ニシコリ~」コールが飛ぶ。ボレリのチャレンジが成功してお腹出すw しかし、辛くもブレイク成功!

 
タオルをかぶって集中? いるよね、そういう選手

3game 錦織はサーヴィスエース12本目。40-0からサーヴ&ボレーでキープは素晴らしい!3-0
ここで「メディカルタイムアウト」。ちょっとずつ引きずっていた足をトレーナーに診てもらい、
テーピングを直して痛み止めも飲んだ? 以前、左脚のつけねの股関節も痛めて、「同じじゃないが近いところ」だそう

 

 

4game 試合は3時間越え。キレイなロブが入ったv ボレリがキープ。
5game ニューボールでまたラケットを替える錦織。痛めたのはサーヴで一番力が入る箇所。
    錦織としては短い展開に、ボレリはラリー戦にしたい。これまでとは逆なゆえにリスクもある。

6game 動きが悪くなった錦織。
「もうブレイクしていますので、リターンゲームはムリせず、サーヴィスゲームに集中したほうがいい」(辻野
7game サーヴで決めたい錦織。サーヴィスエースは13本目でラブゲームキープv この試合最速の197km/h。5-2

8game 「ツアーは過酷。ケガとの付き合い方もポイントです」(辻野)ボレリがキープして5-3。
    「ツアーで11ヶ月転戦して、次はデビスカップが待っています」(アナ)
    テニス界もハードワーク過ぎなんじゃないの
9game さて、ここが注目。ボレリのチャレンジはINで失敗。マッチポイントでまたボレリはチャレンジして、ボールはIN

 
錦織は、ネットにつかまってもう待っている

6-3、6-7、6-2、3-6、6-3 錦織圭が2回戦進出/祝

 
静かに手をあげて、歓声に応える

 

 
インタビューも疲れた表情だったが、コメントは強気

「想像通りボレリはタフだった。去年と同様また5セットになったが勝てて嬉しい」

Q:ケガは?
「全仏から3週間あって、3時間越える試合だったが大丈夫です。
 ファーストの入りがもっと良ければ3セットで勝てる。あとは集中力を保つこと。修正して次にのぞみたい」

辛勝だったが、終始安定していた。でも、やっぱりこの先長い試合に不安が残る。



錦織圭「タフな相手だった」初戦突破!3時間超死闘

欧米の本音?錦織に期待するのは“いい負け犬”役
現実は知っていても、こんな悲しい記事、読みたくはなかったな/涙
ジャーナリストもスポーツファンも「自分たちは、人種差別主義者です」と公言して恥ずかしくないのだろうか?

男子テニス界から消える「サーブ&ボレー」 プレースタイル“変化”の理由
私がテニス観戦から遠のいたのも、この辺が理由かも。
単にスピードや、サーヴィスエースであっさり終わってしまう試合には魅力、個性、面白味もないんだ。


*********

時間が余ったから、他の強豪選手の紹介。

 

 
フェデラーは歴代最多タイの7回優勝者

 
マレーは、2013年に初優勝。77年ぶりのイギリス人優勝だった/ナダルはケガで10シードに

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ジョコビッチ×フィリップ・コールシュライバー

まっさらな芝生のセンターコートを最初に使えるのは、ディフェンディングチャンピオンのみ


途中、鳥がコートに入るハプニング。ままあるよねw


ジョコビッチのコーチはベッカー!



予想通り、2時間3セットでストレート勝ち。今年も全然問題なさそう。
もし、錦織が勝ち進めば、準々決勝で当たるドロー。
そんなジョコビッチは、全仏だけが取れないそう。ボリスも同様。似たもの同士?

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今年のウィンブルドンには、日本男子が4人参戦。そのうち2人が本戦入りを果たした。


添田豪は、J.イズナー相手に6-7、4-6、4-6で敗退


守屋は、M.チリッチに3-6、2-6、6-7で敗退

一方、女子のシャラポアは、J.コンタに2-0で圧勝。


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アメリカ・インディアンの詩『おれは歌だおれはここを歩く』(福音館書店)

2015-06-30 12:01:46 | 
アメリカ・インディアンの詩『おれは歌だおれはここを歩く』(福音館書店)
金関寿夫/訳 秋野亥左牟/絵

【ブログ内関連記事】
カナダ・インディアンのおはなし『ムースの大だいこ』(架空社)



金関寿夫さん×秋野亥左牟さんの絵本は本当に素晴らしい。
自然と人間とが互いに敬意をはらって、共生している様子が、
力強い詩と、力強い絵によって、ドーーーンと胸に入ってくる。

金関寿夫さんによると、ネイティヴ・アメリカンの口承詩は、誰が書いたかも分からず、
人の口から口へと伝えられた、狩りや祈りに関するすべて実用的な詩なのだそう。

今となっては、英訳→和訳され、原詩にどんな意味が込められていたのか、
今残されているものから、想像をふくらませるしかないけれども、
金関寿夫さんの訳と、秋野亥左牟さんの絵によって、
そのエッセンスとエネルギーは十分伝わるのではないだろうか。

 

あとがきは以前ブログに書いたものの引用だから割愛するけれども、
宮沢賢治の詩との対比も興味深い。

山へ行って木を切ったものは
どうしても帰る時は肩身が狭い(「昴」)


【内容抜粋メモ】

「守り神の歌」(ホピ族)


腹ぺこのコヨーテがやってくる

まっ赤な手
まっ赤な口

目球をつらねた首飾り



「戦いの神馬の歌」(抜粋・ナバホ族)


おれはトルコ石の女から生まれた息子だ

かれはくつわの代わりに
長い虹をくわえている
おれはそれを取ってかれをみちびく

おれはおれの馬ゆえに心が豊かだ
おれは永遠で そして平安だ
おれはほかでもない おれの馬自身なのだ



「ペヨーテの神に捧げる歌」(ヒュイチョール族)


ウイリコータ ウイリコータ

薔薇が生まれるところ
薔薇が花を咲かせるところ
花環と そして風

ウイリコータ


永遠の山のふもとで
薔薇が息づく それは神の息吹き

母なる大地のしめった愛は露
そしてペヨーテの心からは
霧が湧きでる

青い雄牛が現れる
雨が降ってくる
青い雄牛が降ってくる

トウモロコシが根をはる
薔薇が 花弁を開く

薔薇はうたう「わたしは雄牛よ」
雄牛はうたう「わたしは薔薇だよ」

そしてここ 神々の国で かれらはうたう
神々はうたう
山や丘はうたう
薔薇はうたう

ウイリコータの生活の歌
ウイリコータだけで聞ける歌

生活の 永遠の歌
そこだけで
そこだけで きける歌

ウイリコータ


「ありがとう、十七部からなる詩より」(セネカ族)


とてもすてき すてき
おいらの母たちが
女のダンスをおどるとき
とてもやさしく とてもすてき

おいらの母たちが
女のダンスをおどるとき
とてもすてき すてき

おいらの母たちが
女のダンスをおどるとき



「岩」(オマハ族)


かぎりなく遠い
むかしから
じっと
おまえは休んでいる

走る小路のまんなかで
吹く風のまんなかで
おまえは休んでいる

鳥の糞を身体いっぱいにかぶって
あしもとから草をぼうぼうと生やして

頭を鳥の綿毛で飾られて
おまえは休んでいる

吹く風のまんなかで
おまえは待っている
年老いた岩よ





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