予録のまとめ見シリーズ
・世界フィギュアスケート選手権2019 今夜いよいよ開幕SP!
■羽生結弦 密着300日 「楽しむ」から「勝ちたい」へ
3.18 羽生結弦帰国直後
1年4ヶ月ぶりにメディアの前に現れた羽生結弦
インタビュー:
自分の中でも世界選手権に出られるレベルになっているっていう感触が
しっかりある状態でここに来られたので
ここから試合に向けて調整すれば問題はないかなと思っているので
誰に勝ちたいとかじゃなくて、己に勝った上で勝ちたいっていうのが今回の感じです
2018年11月17日 グランプリロシア大会 松葉杖をつく映像
精神的にも辛かった時もありますし、歯がゆい思いをしたところだったりとか
難しいなと思ったとかもありました
ただやっぱり、オリンピックで復活できたという自信もありましたし
苦しいのは幸せの前段階だと思って、ここまでやってこれたかなと思っています
競技者としてやっているからには、やっぱり勝つことが一番最高の喜びだと思っていますし
もちろんオリンピックという一番大きな試合で、一番高い所に行けて
幸せは掴みとってはいるとは思うんですけれども
貪欲なので もっともっと競技者としての幸せを掴みにいきたいと思います
笑ってしまった自分でw

3.19 世界選手権 公式練習
羽生:
シーズンの一番大事な試合なので、シーズン1つ1つ噛み締めながら
この世界選手権を戦いたいなと思います
2018年2月 ピョンチャンオリンピック
フィギュアスケート男子シングル 66年ぶりの連覇

2018年5月 カナダ トロント オリンピックから3ヶ月後
新たなシーズンに向けて再び動き出した
羽生:今日はいい天気で良かったです
しかしリンクに着くやいなや、ため息をついて「おやすみなさい」と横になる
羽生:眠たい!! しんどいね 体がどんどん痛くなっていく

2日前に始まった新しいフリープログラムの振り付け
1日4時間ぶっ通しの練習に疲れは早くもピークに達していた
だがプログラムの話になると、一瞬で生気がみなぎる
羽生:
プルシェンコさんが使っていた♪ニジンスキーに捧ぐ の曲なんですけど
すごく憧れていた曲 夢見ていた曲
オリンピックが終わってすごく思ったのは
もうこれからは、自分のためにというか
今まであまりスケートを楽しむみたいなことをしてこれなかった時期もあったので
夢見る少年だった頃の自分のために滑ってもいいのかなって思って
小学6年生(この辺は他とダブるので省略気味に
「憧れの選手はジョニーウィアー君とプルシェンコです」

2004年 ロシア選手権で芸術点オール満点 ♪ニジンスキーに捧ぐ

羽生:
自分のスケート人生の始まりというか、起源というか
根源的なものを感じながら滑りたいなって思っています
そんな意味を込めて名付けたプログラム名は♪Origin
リンクに上がると、自ら編集した曲をかけてイメージ作りに入る
頭の中ではすでに演技の流れを構築しているという
振付師シェイ・リーン・ボーンと1つ1つ丁寧に形にしていく
「ここから そう いいわね
それはこうじゃなくて、こうやってみて そのほうが個性的でクールね」

・独占! メダリストが明かす舞台裏@土曜プレミアム 緊急生放送SP
羽生:
振り付けの時って、ある意味、曲に命を吹き込んでいるような
どれだけプログラムに対する思いが強いかによって
そのプログラムの出来っていうものは全く違うと思いますし
Q:羽生結弦にとって2018-2019シーズンとは?
自分の中では「開幕」って感じです
今回は本当に、自分の心に正直に
自分の心を開いてスケート出来るなっていう感じがするので
勝負とか勝ちとかにこだわり続けるのではなくて
それにプラスアルファ、自分の気持ちに正直に滑れるなっていう感じがしています

2018年6月 朱鷺メッセ

羽生:
もうなんか日本は割と仕事をする場所って割り切ってますね
各地を転々としたりとか、または東京で仕事があったりとか
表彰式があったりとか どちらかというとオンモードっていうか
およそ1か月にわたるアイスショーへの出演


(羽生くんの表紙の雑誌だけでもいったいどれだけあるんだろうか/驚
ファンは全部これを買ってるのかなあ? いくらお金があっても足りない感じ
「ファンタジー・オン・アイス 新潟公演」
ファンへの思いを演技で表現できるこのイベントを羽生は毎年大切にしている
今年の演目は、ピアニスト・清塚信也さんとのコラボレーション
(この間の♪春よ、来い はこの人だったんだ

誰よりも音にすごいこだわりを持つ羽生は、相手が一流ピアニストでも
臆することなく意見をぶつける
羽生:
2個目のイントロの、2個目のところ
もうちょっとクレッシェンドが欲しいんですけど
もうちょっと出の音が強くてもいいかもしれない
同じじゃなくてもいいんですよ 最初の時と
だからもう気持ち強くてもいい
(言ってることがほとんど音楽人のよう

人生で今日しか来られない方とか
色々なものを犠牲にして来てくださった方とかも絶対いると思うんですよ
やっぱりそういう方々に「見てよかったな」って思えるようなものにしたいので

見に来てくれた方に一生に一度の演技を
そのためには1回1回の公演を妥協することなく全力で
「テレビCM撮影@宮城県仙台市」

「みなさんも一緒に応援しましょう!」
「体が熱くなります」



撮影の合間にはついアクセルジャンプの動作

羽生:
さっさと滑りたいw
なんか台を見ると、つい足を伸ばしてしまうクセがあって
あ~ スケートやりたい
(スケートやるにはスポンサーへのサービスが必要だし
大人の事情との葛藤だねえ
2018年7月 トロント

羽生はここから一気にギアを上げる
4回転はトゥーループ、サルコウはほぼ復調
ループを戻す作業に入っていた
前日完成したばかりのSPを初披露

羽生:
振り付けばっかりやってるとジャンプがおろそかになってしまうので
しっかり戻さないといけないなと思っています
プログラムも完成し、この日は新たな衣装に袖を通した

羽生:
プルシェンコ選手の黒と金の衣装がすごくイメージが強かったので
カッコいい路線できたなと
氷に乗った時にどういう風に映るか
黒っていうイメージがすごくつくとは思うので
その中で振り付けとか、表現の仕方とかで
ただの黒じゃなくて、色んな色が見えるような形にしたいと思っています
羽生がもくろむ異次元の演技構成
冒頭に4回転アクセル!?

Q:かなり夢のある演技構成ですが?
まあでもかっこつけが多くて、目標の構成ではあるんですけど
その時の体調次第によって、全然変えられる構成になっていると思いますし
余裕があるというか どうとでもなるというか
人類初となるジャンプ 4回転トゥーループ+トリプルアクセルの連続ジャンプ

羽生:
これをやるにしても なんとなくそうしたら面白いなって思っているので
これはちょっと楽しみたいなと思っている やれたらやりますけど
まあでもなんか まだ夢物語です
その夢物語は数ヶ月後 現実のものとなる
2018年9月21日 オータムクラシック シーズン初戦

FSではジャンプでミスを連発


羽生:
試合に出て良かったと思うのは、やっぱり試合で勝ちたいという気持ちが
すごく強くなったのと、ちょっと抜けていた気持ちの部分がまた
自分の中に灯ったなと思うので、火をつけられた状態ですけど
これからさらに頑張りたいと思います
(目の色がこれまでと全然違う
2018年11月3日 GPフィンランド大会
ショートプログラムで最後のジャンプを加点の取れるタイミング、秒単位で修正する
叩き出した今シーズン世界最高得点(当時) ショート106.69

フリーでは、冒頭2種類の4回転ジャンプを着氷
精魂込めて完成させたステップシークエンス
さらに夢物語と語ったあのジャンプがついに現実のものとなる 世界初の成功
その他のジャンプも全て着氷 トータルスコアでも今季世界最高得点で優勝 297.12


羽生:
やっぱり勝たなきゃ自分じゃないので
心の灯火に薪が入れられた状態だと思っているので
しっかりこれからまた練習していい演技します
羽生結弦は勝負師へと戻っていた
2018年11月17日 GPロシア大会
公式練習中、4回転ループで転倒 1年前と同じ右足首を再び負傷
それでも強行出場し、足に激痛が走る中
執念の演技で初のグランプリシリーズ連勝を果たした

羽生:
また次、演技する時にはちゃんとできるように頑張ります
ありがとうございました バンに乗って去る
だが、その代償は大きかった
グランプリファイナル、全日本を欠場 4ヶ月間表舞台から姿を消した


羽生:
もう本当にずっとくすぶり続けていたので
練習の時もしっかり心の灯火を燃やしながらやってこれたと思っていますし
後は本当にこの舞台でどれだけ自分が燃やし尽くせるかだと思うので
3月19日 世界選手権 公式練習
さいたまスーパーアリーナは、ソチオリンピック後の2014年3月に優勝した思い出のリンク
公開練習から3000人を超える観客が見守る 無良選手も見ていた

おお、コンパルソリーやってる!
無良:あれで踏ん張れているということはたぶん大丈夫

リハビリ期間もあり、4アクセルの完成は至らなかったが
4回転トゥーループ、サルコウ、ループまでは完璧に復調
SPの曲かけ練習 かつての感覚を必死に取り戻す
試合かのような大きな拍手
3.20 SP滑走順抽選
映るといつも宇野くんと喋ってるね
最終グループの一番滑走が羽生、続いて宇野昌磨

■全日本3連覇王者 宇野昌磨 無欲だった男がはじめて求める世界一
2019.2 四大陸選手権 悲願の初優勝を果たした宇野昌磨

山田満知子コーチ:
ジャンプはすごく高いとか、そういうわけでもなかったので
背も小さいですし 真面目な子で
いろんなことに対しての貪欲さが凄くある子だった



取得したばかりのジャンプを完成度に関わらず積極的に取り入れ
大きな飛躍を遂げてきた しかしあと一歩のところで勝ちきれない
宇野:
僕はこれまで跳べるか跳べないかわからないジャンプをたくさん入れてきて
試合に対するモチベーションを高めて、楽しめたらいいなという
悪く言えば「逃げ道」を作っていた
自分のことが信じられなかったから
もう思いっきり捨て身のつもりで攻めて
それで失敗したら仕方ないっていう気持ちだったんですけど
練習してきたことを信じて
自分をもうちょっと信じてあげて、試合に挑んでもいいんじゃないか
2018年12月 全日本選手権
「信じる」をテーマに挑んだ今シーズン 宇野昌磨にアクシデントが襲う
全日本選手権で右足首を捻挫

全日本3連覇を達成
宇野:
怪我をしたことによって、自分を信じるしかないという状況に追い込まれて
初めてこの試合、信じて演技をすることができた
コーチ:
どんなことがあってもやるんだと言う生き方を貫きたいと思っているみたい
全日本後、同じ箇所を2度負傷
怪我が癒えぬまま挑んだ四大陸選手権
宇野:
「攻める」だったり「信じる」ではなくて
自分はできるんだと自分に言い聞かせて、ただそれだけを思っていました
会心の演技で見事な逆転優勝
自身初となる主要国際大会での金メダルを獲得
山田コーチ:だんだん男の子から素晴らしい青年に変わってきてるなって思う
宇野:
「成長」はいい言い方かもしれませんけれども
変わっていってるなという実感はあります
「宇野昌磨の覚悟」

そんな覚悟というほど大層なものは僕にはないです
それでも支えてくれた周りの方々のためにも
良い成績を残したいっていうのはあります
僕にだって可能性はある
その可能性を掴み取るために練習をして、試合にぶつけたいと思っています

■フジテレビ独自の技術「アイスコープ」


今までは数値化されていなかったジャンプの高さ、飛距離、着氷速度を計測
この技術が国際スケート連盟に認められ
今回の世界選手権では、アイスコープの映像が初めて全世界に配信されることに
Q:どうこの映像が作られているのか?
リンクを見渡せる場所に、特殊なカメラを2台設置
その映像を使って 解析、計測する
現実世界の座標軸と、映像の座標軸をリンクさせ、位置情報を正確に測れるソフトを使用
リンクのすぐそばで計測している

まず収録した映像から選手の踏切地点と着氷した地点を選択すると
ものさしのような要領で2点間の距離が表示される
高さに関しても同じように場所を選択すると測れます

20秒はかからないくらいで測れます
計測された数値はすぐに映像化
演技終了後すぐに見ることができる
坂本花織:
ジャンプの大きさとか高さが一目でわかるので
その数値を見ても大きいなと思ってもらえるようにバコンと跳びたいと思います
■田中刑事 崖っぷちの覚悟 全てを壊して 未来へつなげる

憧れは高橋大輔、同い年のライバルは羽生結弦
猛スピードで成長していくライバルの背中を幼い頃からいつも追いかけてきた




2018年ピョンチャンオリンピック
田中:
これがすごい年齢が離れていたら、ただただ尊敬だけで終わると思うので
やっぱり同期だったからこそ、ユヅが頑張ってるから
自分自身まだまだ追い込める まだ成長できると思ってここまで続けてこられた
ショート20位
フリー15位
最終順位18位
田中:
一度リセットして、もう一度新しい自分になれるようにしていかないと
続ける理由、意味がないので、もう1回全部壊してもいいくらいのレベルで
いったん全部変えていこうかなと思います
2018年8月北海道合宿
田中:
自分のプログラムがどこまで勝てる武器になるのか
戦える武器になるのかをしっかりと自分で作っていきたいと思う
本当にスケートが嫌になる合宿ですw
高難度のジャンプを安定して跳べるための体幹トレーニング
朝から晩まで過酷な練習が続く
高橋大輔:
どれだけ人を惹きつけるかという部分で
雰囲気作りだったりとかが点数に大きく関わってくるので
これからはもっとそういう細かい部分を意識しながら
テクニックの部分もやっていかなきゃいけないと思う

去年の全日本選手権 エキシビション
人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を忠実に再現したコスチュームとド派手なリーゼント

2019年 四大陸選手権
今シーズン苦しんでいた4回転サルコウを鮮やかに決めるなど 自己ベストを更新

田中:
足りない部分がたくさんあるので
自分に限界を決めずに、これをきっかけにして次に進みたいと思いました
「田中刑事の覚悟」
演技が終わって「やりきった」と思えたものを一番大きな舞台でできるのは
3回目のチャンスだと思って、そこだけはつなげたものを渡したいと思います
■ネイサン・チェン



幼少期:スピードとタイミングが合えばジャンプは簡単 難しいと思ったことはない
ピョンチャンオリンピック
4回転ルッツで転倒 ショートプログラム17位
オリンピックの魔物に飲み込まれ、表彰台を逃した
2018年3月 世界選手権@ミラノ 優勝
ネイサン:オリンピックの悔しい経験を、この世界選手権で生かすことができた

GPスケートアメリカ優勝
GPフランス優勝
GPファイナル優勝



ボーヤン・ジン(中国)

ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)

「羽生結弦の覚悟」


今の自分の気持ちを正直に話すと、毎日を大切に過ごす(キラッキラした目!
一つ一つ丁寧に全力でやっていきたいなと思っています
真の世界王者決定戦
やっぱりこの試合にピークを合わせて
そこでピークを合わせられるかどうかは
スポーツマンとして一番大事なところだと思いますし
そこができなければ話にならないと思っているので
オリンピック王者としても、一人のスケート選手としても
ここでしっかり合わせたいなと思います
シーズンの締めくくりとして世界選手権というのが存在すると思っていますし
そのシーズン勝てたか勝てなかったかっていうのは、この試合で決まると思うので
そういった意味では、このシーズン勝ちたいなと思ってます
・世界フィギュアスケート選手権2019 今夜いよいよ開幕SP!
■羽生結弦 密着300日 「楽しむ」から「勝ちたい」へ
3.18 羽生結弦帰国直後
1年4ヶ月ぶりにメディアの前に現れた羽生結弦
インタビュー:
自分の中でも世界選手権に出られるレベルになっているっていう感触が
しっかりある状態でここに来られたので
ここから試合に向けて調整すれば問題はないかなと思っているので
誰に勝ちたいとかじゃなくて、己に勝った上で勝ちたいっていうのが今回の感じです
2018年11月17日 グランプリロシア大会 松葉杖をつく映像
精神的にも辛かった時もありますし、歯がゆい思いをしたところだったりとか
難しいなと思ったとかもありました
ただやっぱり、オリンピックで復活できたという自信もありましたし
苦しいのは幸せの前段階だと思って、ここまでやってこれたかなと思っています
競技者としてやっているからには、やっぱり勝つことが一番最高の喜びだと思っていますし
もちろんオリンピックという一番大きな試合で、一番高い所に行けて
幸せは掴みとってはいるとは思うんですけれども
貪欲なので もっともっと競技者としての幸せを掴みにいきたいと思います
笑ってしまった自分でw

3.19 世界選手権 公式練習
羽生:
シーズンの一番大事な試合なので、シーズン1つ1つ噛み締めながら
この世界選手権を戦いたいなと思います
2018年2月 ピョンチャンオリンピック
フィギュアスケート男子シングル 66年ぶりの連覇

2018年5月 カナダ トロント オリンピックから3ヶ月後
新たなシーズンに向けて再び動き出した
羽生:今日はいい天気で良かったです
しかしリンクに着くやいなや、ため息をついて「おやすみなさい」と横になる
羽生:眠たい!! しんどいね 体がどんどん痛くなっていく

2日前に始まった新しいフリープログラムの振り付け
1日4時間ぶっ通しの練習に疲れは早くもピークに達していた
だがプログラムの話になると、一瞬で生気がみなぎる
羽生:
プルシェンコさんが使っていた♪ニジンスキーに捧ぐ の曲なんですけど
すごく憧れていた曲 夢見ていた曲
オリンピックが終わってすごく思ったのは
もうこれからは、自分のためにというか
今まであまりスケートを楽しむみたいなことをしてこれなかった時期もあったので
夢見る少年だった頃の自分のために滑ってもいいのかなって思って
小学6年生(この辺は他とダブるので省略気味に
「憧れの選手はジョニーウィアー君とプルシェンコです」

2004年 ロシア選手権で芸術点オール満点 ♪ニジンスキーに捧ぐ

羽生:
自分のスケート人生の始まりというか、起源というか
根源的なものを感じながら滑りたいなって思っています
そんな意味を込めて名付けたプログラム名は♪Origin
リンクに上がると、自ら編集した曲をかけてイメージ作りに入る
頭の中ではすでに演技の流れを構築しているという
振付師シェイ・リーン・ボーンと1つ1つ丁寧に形にしていく
「ここから そう いいわね
それはこうじゃなくて、こうやってみて そのほうが個性的でクールね」

・独占! メダリストが明かす舞台裏@土曜プレミアム 緊急生放送SP
羽生:
振り付けの時って、ある意味、曲に命を吹き込んでいるような
どれだけプログラムに対する思いが強いかによって
そのプログラムの出来っていうものは全く違うと思いますし
Q:羽生結弦にとって2018-2019シーズンとは?
自分の中では「開幕」って感じです
今回は本当に、自分の心に正直に
自分の心を開いてスケート出来るなっていう感じがするので
勝負とか勝ちとかにこだわり続けるのではなくて
それにプラスアルファ、自分の気持ちに正直に滑れるなっていう感じがしています

2018年6月 朱鷺メッセ

羽生:
もうなんか日本は割と仕事をする場所って割り切ってますね
各地を転々としたりとか、または東京で仕事があったりとか
表彰式があったりとか どちらかというとオンモードっていうか
およそ1か月にわたるアイスショーへの出演


(羽生くんの表紙の雑誌だけでもいったいどれだけあるんだろうか/驚
ファンは全部これを買ってるのかなあ? いくらお金があっても足りない感じ
「ファンタジー・オン・アイス 新潟公演」
ファンへの思いを演技で表現できるこのイベントを羽生は毎年大切にしている
今年の演目は、ピアニスト・清塚信也さんとのコラボレーション
(この間の♪春よ、来い はこの人だったんだ

誰よりも音にすごいこだわりを持つ羽生は、相手が一流ピアニストでも
臆することなく意見をぶつける
羽生:
2個目のイントロの、2個目のところ
もうちょっとクレッシェンドが欲しいんですけど
もうちょっと出の音が強くてもいいかもしれない
同じじゃなくてもいいんですよ 最初の時と
だからもう気持ち強くてもいい
(言ってることがほとんど音楽人のよう

人生で今日しか来られない方とか
色々なものを犠牲にして来てくださった方とかも絶対いると思うんですよ
やっぱりそういう方々に「見てよかったな」って思えるようなものにしたいので

見に来てくれた方に一生に一度の演技を
そのためには1回1回の公演を妥協することなく全力で
「テレビCM撮影@宮城県仙台市」

「みなさんも一緒に応援しましょう!」
「体が熱くなります」



撮影の合間にはついアクセルジャンプの動作

羽生:
さっさと滑りたいw
なんか台を見ると、つい足を伸ばしてしまうクセがあって
あ~ スケートやりたい
(スケートやるにはスポンサーへのサービスが必要だし
大人の事情との葛藤だねえ
2018年7月 トロント

羽生はここから一気にギアを上げる
4回転はトゥーループ、サルコウはほぼ復調
ループを戻す作業に入っていた
前日完成したばかりのSPを初披露

羽生:
振り付けばっかりやってるとジャンプがおろそかになってしまうので
しっかり戻さないといけないなと思っています
プログラムも完成し、この日は新たな衣装に袖を通した

羽生:
プルシェンコ選手の黒と金の衣装がすごくイメージが強かったので
カッコいい路線できたなと
氷に乗った時にどういう風に映るか
黒っていうイメージがすごくつくとは思うので
その中で振り付けとか、表現の仕方とかで
ただの黒じゃなくて、色んな色が見えるような形にしたいと思っています
羽生がもくろむ異次元の演技構成
冒頭に4回転アクセル!?

Q:かなり夢のある演技構成ですが?
まあでもかっこつけが多くて、目標の構成ではあるんですけど
その時の体調次第によって、全然変えられる構成になっていると思いますし
余裕があるというか どうとでもなるというか
人類初となるジャンプ 4回転トゥーループ+トリプルアクセルの連続ジャンプ

羽生:
これをやるにしても なんとなくそうしたら面白いなって思っているので
これはちょっと楽しみたいなと思っている やれたらやりますけど
まあでもなんか まだ夢物語です
その夢物語は数ヶ月後 現実のものとなる
2018年9月21日 オータムクラシック シーズン初戦

FSではジャンプでミスを連発


羽生:
試合に出て良かったと思うのは、やっぱり試合で勝ちたいという気持ちが
すごく強くなったのと、ちょっと抜けていた気持ちの部分がまた
自分の中に灯ったなと思うので、火をつけられた状態ですけど
これからさらに頑張りたいと思います
(目の色がこれまでと全然違う
2018年11月3日 GPフィンランド大会
ショートプログラムで最後のジャンプを加点の取れるタイミング、秒単位で修正する
叩き出した今シーズン世界最高得点(当時) ショート106.69

フリーでは、冒頭2種類の4回転ジャンプを着氷
精魂込めて完成させたステップシークエンス
さらに夢物語と語ったあのジャンプがついに現実のものとなる 世界初の成功
その他のジャンプも全て着氷 トータルスコアでも今季世界最高得点で優勝 297.12


羽生:
やっぱり勝たなきゃ自分じゃないので
心の灯火に薪が入れられた状態だと思っているので
しっかりこれからまた練習していい演技します
羽生結弦は勝負師へと戻っていた
2018年11月17日 GPロシア大会
公式練習中、4回転ループで転倒 1年前と同じ右足首を再び負傷
それでも強行出場し、足に激痛が走る中
執念の演技で初のグランプリシリーズ連勝を果たした

羽生:
また次、演技する時にはちゃんとできるように頑張ります
ありがとうございました バンに乗って去る
だが、その代償は大きかった
グランプリファイナル、全日本を欠場 4ヶ月間表舞台から姿を消した


羽生:
もう本当にずっとくすぶり続けていたので
練習の時もしっかり心の灯火を燃やしながらやってこれたと思っていますし
後は本当にこの舞台でどれだけ自分が燃やし尽くせるかだと思うので
3月19日 世界選手権 公式練習
さいたまスーパーアリーナは、ソチオリンピック後の2014年3月に優勝した思い出のリンク
公開練習から3000人を超える観客が見守る 無良選手も見ていた

おお、コンパルソリーやってる!
無良:あれで踏ん張れているということはたぶん大丈夫

リハビリ期間もあり、4アクセルの完成は至らなかったが
4回転トゥーループ、サルコウ、ループまでは完璧に復調
SPの曲かけ練習 かつての感覚を必死に取り戻す
試合かのような大きな拍手
3.20 SP滑走順抽選
映るといつも宇野くんと喋ってるね
最終グループの一番滑走が羽生、続いて宇野昌磨

■全日本3連覇王者 宇野昌磨 無欲だった男がはじめて求める世界一
2019.2 四大陸選手権 悲願の初優勝を果たした宇野昌磨

山田満知子コーチ:
ジャンプはすごく高いとか、そういうわけでもなかったので
背も小さいですし 真面目な子で
いろんなことに対しての貪欲さが凄くある子だった



取得したばかりのジャンプを完成度に関わらず積極的に取り入れ
大きな飛躍を遂げてきた しかしあと一歩のところで勝ちきれない
宇野:
僕はこれまで跳べるか跳べないかわからないジャンプをたくさん入れてきて
試合に対するモチベーションを高めて、楽しめたらいいなという
悪く言えば「逃げ道」を作っていた
自分のことが信じられなかったから
もう思いっきり捨て身のつもりで攻めて
それで失敗したら仕方ないっていう気持ちだったんですけど
練習してきたことを信じて
自分をもうちょっと信じてあげて、試合に挑んでもいいんじゃないか
2018年12月 全日本選手権
「信じる」をテーマに挑んだ今シーズン 宇野昌磨にアクシデントが襲う
全日本選手権で右足首を捻挫

全日本3連覇を達成
宇野:
怪我をしたことによって、自分を信じるしかないという状況に追い込まれて
初めてこの試合、信じて演技をすることができた
コーチ:
どんなことがあってもやるんだと言う生き方を貫きたいと思っているみたい
全日本後、同じ箇所を2度負傷
怪我が癒えぬまま挑んだ四大陸選手権
宇野:
「攻める」だったり「信じる」ではなくて
自分はできるんだと自分に言い聞かせて、ただそれだけを思っていました
会心の演技で見事な逆転優勝
自身初となる主要国際大会での金メダルを獲得
山田コーチ:だんだん男の子から素晴らしい青年に変わってきてるなって思う
宇野:
「成長」はいい言い方かもしれませんけれども
変わっていってるなという実感はあります
「宇野昌磨の覚悟」

そんな覚悟というほど大層なものは僕にはないです
それでも支えてくれた周りの方々のためにも
良い成績を残したいっていうのはあります
僕にだって可能性はある
その可能性を掴み取るために練習をして、試合にぶつけたいと思っています

■フジテレビ独自の技術「アイスコープ」


今までは数値化されていなかったジャンプの高さ、飛距離、着氷速度を計測
この技術が国際スケート連盟に認められ
今回の世界選手権では、アイスコープの映像が初めて全世界に配信されることに
Q:どうこの映像が作られているのか?
リンクを見渡せる場所に、特殊なカメラを2台設置
その映像を使って 解析、計測する
現実世界の座標軸と、映像の座標軸をリンクさせ、位置情報を正確に測れるソフトを使用
リンクのすぐそばで計測している

まず収録した映像から選手の踏切地点と着氷した地点を選択すると
ものさしのような要領で2点間の距離が表示される
高さに関しても同じように場所を選択すると測れます

20秒はかからないくらいで測れます
計測された数値はすぐに映像化
演技終了後すぐに見ることができる
坂本花織:
ジャンプの大きさとか高さが一目でわかるので
その数値を見ても大きいなと思ってもらえるようにバコンと跳びたいと思います
■田中刑事 崖っぷちの覚悟 全てを壊して 未来へつなげる

憧れは高橋大輔、同い年のライバルは羽生結弦
猛スピードで成長していくライバルの背中を幼い頃からいつも追いかけてきた




2018年ピョンチャンオリンピック
田中:
これがすごい年齢が離れていたら、ただただ尊敬だけで終わると思うので
やっぱり同期だったからこそ、ユヅが頑張ってるから
自分自身まだまだ追い込める まだ成長できると思ってここまで続けてこられた
ショート20位
フリー15位
最終順位18位
田中:
一度リセットして、もう一度新しい自分になれるようにしていかないと
続ける理由、意味がないので、もう1回全部壊してもいいくらいのレベルで
いったん全部変えていこうかなと思います
2018年8月北海道合宿
田中:
自分のプログラムがどこまで勝てる武器になるのか
戦える武器になるのかをしっかりと自分で作っていきたいと思う
本当にスケートが嫌になる合宿ですw
高難度のジャンプを安定して跳べるための体幹トレーニング
朝から晩まで過酷な練習が続く
高橋大輔:
どれだけ人を惹きつけるかという部分で
雰囲気作りだったりとかが点数に大きく関わってくるので
これからはもっとそういう細かい部分を意識しながら
テクニックの部分もやっていかなきゃいけないと思う

去年の全日本選手権 エキシビション
人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を忠実に再現したコスチュームとド派手なリーゼント

2019年 四大陸選手権
今シーズン苦しんでいた4回転サルコウを鮮やかに決めるなど 自己ベストを更新

田中:
足りない部分がたくさんあるので
自分に限界を決めずに、これをきっかけにして次に進みたいと思いました
「田中刑事の覚悟」
演技が終わって「やりきった」と思えたものを一番大きな舞台でできるのは
3回目のチャンスだと思って、そこだけはつなげたものを渡したいと思います
■ネイサン・チェン



幼少期:スピードとタイミングが合えばジャンプは簡単 難しいと思ったことはない
ピョンチャンオリンピック
4回転ルッツで転倒 ショートプログラム17位
オリンピックの魔物に飲み込まれ、表彰台を逃した
2018年3月 世界選手権@ミラノ 優勝
ネイサン:オリンピックの悔しい経験を、この世界選手権で生かすことができた

GPスケートアメリカ優勝
GPフランス優勝
GPファイナル優勝



ボーヤン・ジン(中国)

ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)

「羽生結弦の覚悟」


今の自分の気持ちを正直に話すと、毎日を大切に過ごす(キラッキラした目!
一つ一つ丁寧に全力でやっていきたいなと思っています
真の世界王者決定戦
やっぱりこの試合にピークを合わせて
そこでピークを合わせられるかどうかは
スポーツマンとして一番大事なところだと思いますし
そこができなければ話にならないと思っているので
オリンピック王者としても、一人のスケート選手としても
ここでしっかり合わせたいなと思います
シーズンの締めくくりとして世界選手権というのが存在すると思っていますし
そのシーズン勝てたか勝てなかったかっていうのは、この試合で決まると思うので
そういった意味では、このシーズン勝ちたいなと思ってます