これも中央図書館で見つけて気になって借りてみた
私の好きな小さいサイズのハードカバー
ページ数は多いけれども
文字数は少ないので気軽に読める
「人生100年時代」と言われる現代の
一生が描かれていて
ある程度の年齢になったら恋人ができて
結婚して、子供を産んでという流れを読みつつ
自分がそのレールにほぼ当てはまらないで
生きてきたことを改めて客観視できた
ちょうどこうした生き方に反発を覚えたり
疑問を持ったり、変化する
難しい狭間の時代に生きてきたのかもしれない
1ページ読むごとに自分はこの歳の頃
何をしていたか振り返りながら読む本なんだな
【内容抜粋メモ】
まず一番最初の生まれたばかりの時の絵は
乳母車の中の赤ちゃんを見て
幸せそうに抱き合っている夫婦
これを見てまずスタートから
こうではなかっただろうなと
だいぶ長い間見つめ続けてしまった
家には乳母車もなかったし
両親はこんな風に私を愛おしく見てくれていただろうか?
同時に、今こうして無事生きているということは
毎日ちゃんとご飯を食べさせてもらい
面倒を見てくれていたからだなという
感謝も覚えた
11/2 ママは時々なくなる
でもやっぱりいつも戻ってきてくれる
それは「信頼」
(子育て、その後の親の面倒を女性がしている絵ももう古い形
生きているということは
いつか死ぬということ
でもそんな心配は要らない
ただ今ここにいることだけ考えていればいい
これってマインドフルネスだね
小学校、中学校、高校って、とんでもなく早く過ぎてしまうのに
ものすごい凝縮された思い出がいっぱい詰まっていることにも気づいた
ノートにアルファベットの筆記体?が書かれていて
そういえばこれ覚えた!
すっかり忘れてた
今見ても読めない文字がいっぱいある
17 信じられないことが起きた
好きな人ができちゃった!
18 これも信じられないけど
コーヒーが好きになっちゃった!
(私の両親はコーヒーが大好きだったから
私はもっと早い頃から飲んでいたかも
20 自分が前は15歳だったなんて信じられない
5年が永遠のように感じる
私は20歳の時に短大を出て
入った会社でいきなり体調を崩して
10ヶ月で辞めてしまったから
最初からヘヴィな社会人デビューだったなあ・・・
27 お母さんのアドバイスは
もうあまり役に立たない気がする
(生まれた時から価値観が真逆だったからなあ
30 幸せは人それぞれだということがわかり始める
(アメリカ映画やドラマを観ていると
こうして食べ残しをなんの躊躇いもなくゴミ箱に捨てていて驚く/汗
31 幸せはそれを本気で探していない時にふと訪れる
36
夢見てたことが現実になった
でも想像してたのと少し違う
海外にもこういう証明写真を自動で撮る機械が街中にあるんだね
日本のは輸入?
41 いつから人生はこんなにストレスだらけになったのだろう?
43 そして一人で心地よく過ごすことも学んだ
45 そのままの自分が好き?
49 夜ぐっすり眠れることがどんなに贅沢な事なのか分かる
51 ありのままの両親を受け入れられる
子育てと老いた親の世話との狭間の絵も印象的
52 いくつかの夢を今も追いかけている
53 でもそれもよし
小さな幸せを楽しむ事も知ったから
58 時に日々のことがとても大変に感じる
59 そして世界はまだ不思議でいっぱい
60 子供の頃、60歳の人はすごくお年寄りに見えた
でも今は自分では歳をとっている感じはしない
64 昔自分が元いた場所へ自分を引き戻そうとする何かの力を感じる
以前は子供からの絵が
今度は祖母からの目線に変わっている
不思議なのは絵の中に
その歳の前後の数字がさりげなく入っているところ
70 未だに自分のことなんてよくわからない
73 人生で違う選択もあったと思ったりするかな?
74 人生で初めてついに自分とピッタリのパートナーが見つかる
79 まだ運転できる?
81 もし年齢が歳ではなく
かけがえのない瞬間で数えられるとしたら?
87 パートナーの健康状態は下り坂
91 心の支えになる旧友を持つことは幸せ
98 時々昔そうだったように
今も子供のような気持ちがする
99 人生で何を学んだのだろう?
【著者あとがき】
姪っ子が生まれた時、この本のアイデアがふと生まれた
車の音が聞こえて、姪っ子はそれが何かわからず、音のほうへ頭を動かした
数週間後に彼女はもう車の音に反応しなくなった
不思議に感じたことを評価し、位置付けるという経験を繰り返したということ
私たちは悲しいことに他者から受ける愛情に慣れてしまい当たり前に思ってしまう
この本では人生それぞれの局面で
世界の見え方が変わるということを表現できたらと思いました
私はあらゆる人たちに人生で学んだことを聞いてみた
子供から90歳の旧東ドイツの元高官、シリア難民の女性、、、
質問はいつも同じ
「人生で何を学びましたか?」
本当に大変なことに直面した人たちがよく言うのは
自分の中にある強さに自分でも驚いたということ
興味深いのは
人生に裏切られることの少なかった人より
大変な困難にあった人達のほうが
人生の満足度が高いということ
幸せはおそらく相対的なものなのです
中年期になると日々の小さな喜びから幸せを感じやすくなるようです
もっと高齢になると、自分の限界を受け入れることを学びます
結局変わらないこともあります
世界中で愛されるヤングアダルト向けの本を書いている
ロンドン出身の女性作家と話をして(ハリーポッターか?
こんな答えが返ってきました
「時々私が幼い少女のように感じます
人生で何を学んできたかはよくわかりません」
一番驚いたのは高齢者の誰一人
死への恐れを語らなかったことです
ある高齢男性は
「毎年空っぽになったジャムの瓶を食器棚にしまうとき
来年またこの瓶を使うかどうかわからないと思うだろう?
でもやっぱりまたブラックベリーのジャムを作ってるんだよ」
この本全体を通してブラックベリージャムが登場するのはこのためです
この本を両親、祖父母など
自分より人生経験のある人と一緒に読んでいただきたいのです
それを彼らがどう受け止めるか
会話していただけたらと思っています
(是非そういう体験をしてみたいと思うけれども
私の母は本を読まない人で
1ページ目を開いた途端に寝てしまう
父に至っては自分のことしか頭にないし
【訳者あとがき】
人生100年というのは今や日本だけではなく
世界中の先進国の共通テーマなのでしょうか
日本人である私の周りでは
高齢者の方々はやはり死への恐れがあるように感じられます
あるドイツ人のブログで
「ドイツでは病気になっても日本と比べると患者に甘えさせない、
患者も周囲に甘えない雰囲気がある」と読んだことがあります
生まれて間もなく微笑むことを覚え
色々なことを学び、愛情・喪失を知り
そんな不可思議な旅の真っ只中で
私たちは互いに出会い、すれちがい
ぶつかり合い、惹かれ合って生きています
様々な年齢の方にこの本を手にとって
自由な会話をしていただければと願っています
私の好きな小さいサイズのハードカバー
ページ数は多いけれども
文字数は少ないので気軽に読める
「人生100年時代」と言われる現代の
一生が描かれていて
ある程度の年齢になったら恋人ができて
結婚して、子供を産んでという流れを読みつつ
自分がそのレールにほぼ当てはまらないで
生きてきたことを改めて客観視できた
ちょうどこうした生き方に反発を覚えたり
疑問を持ったり、変化する
難しい狭間の時代に生きてきたのかもしれない
1ページ読むごとに自分はこの歳の頃
何をしていたか振り返りながら読む本なんだな
【内容抜粋メモ】
まず一番最初の生まれたばかりの時の絵は
乳母車の中の赤ちゃんを見て
幸せそうに抱き合っている夫婦
これを見てまずスタートから
こうではなかっただろうなと
だいぶ長い間見つめ続けてしまった
家には乳母車もなかったし
両親はこんな風に私を愛おしく見てくれていただろうか?
同時に、今こうして無事生きているということは
毎日ちゃんとご飯を食べさせてもらい
面倒を見てくれていたからだなという
感謝も覚えた
11/2 ママは時々なくなる
でもやっぱりいつも戻ってきてくれる
それは「信頼」
(子育て、その後の親の面倒を女性がしている絵ももう古い形
生きているということは
いつか死ぬということ
でもそんな心配は要らない
ただ今ここにいることだけ考えていればいい
これってマインドフルネスだね
小学校、中学校、高校って、とんでもなく早く過ぎてしまうのに
ものすごい凝縮された思い出がいっぱい詰まっていることにも気づいた
ノートにアルファベットの筆記体?が書かれていて
そういえばこれ覚えた!
すっかり忘れてた
今見ても読めない文字がいっぱいある
17 信じられないことが起きた
好きな人ができちゃった!
18 これも信じられないけど
コーヒーが好きになっちゃった!
(私の両親はコーヒーが大好きだったから
私はもっと早い頃から飲んでいたかも
20 自分が前は15歳だったなんて信じられない
5年が永遠のように感じる
私は20歳の時に短大を出て
入った会社でいきなり体調を崩して
10ヶ月で辞めてしまったから
最初からヘヴィな社会人デビューだったなあ・・・
27 お母さんのアドバイスは
もうあまり役に立たない気がする
(生まれた時から価値観が真逆だったからなあ
30 幸せは人それぞれだということがわかり始める
(アメリカ映画やドラマを観ていると
こうして食べ残しをなんの躊躇いもなくゴミ箱に捨てていて驚く/汗
31 幸せはそれを本気で探していない時にふと訪れる
36
夢見てたことが現実になった
でも想像してたのと少し違う
海外にもこういう証明写真を自動で撮る機械が街中にあるんだね
日本のは輸入?
41 いつから人生はこんなにストレスだらけになったのだろう?
43 そして一人で心地よく過ごすことも学んだ
45 そのままの自分が好き?
49 夜ぐっすり眠れることがどんなに贅沢な事なのか分かる
51 ありのままの両親を受け入れられる
子育てと老いた親の世話との狭間の絵も印象的
52 いくつかの夢を今も追いかけている
53 でもそれもよし
小さな幸せを楽しむ事も知ったから
58 時に日々のことがとても大変に感じる
59 そして世界はまだ不思議でいっぱい
60 子供の頃、60歳の人はすごくお年寄りに見えた
でも今は自分では歳をとっている感じはしない
64 昔自分が元いた場所へ自分を引き戻そうとする何かの力を感じる
以前は子供からの絵が
今度は祖母からの目線に変わっている
不思議なのは絵の中に
その歳の前後の数字がさりげなく入っているところ
70 未だに自分のことなんてよくわからない
73 人生で違う選択もあったと思ったりするかな?
74 人生で初めてついに自分とピッタリのパートナーが見つかる
79 まだ運転できる?
81 もし年齢が歳ではなく
かけがえのない瞬間で数えられるとしたら?
87 パートナーの健康状態は下り坂
91 心の支えになる旧友を持つことは幸せ
98 時々昔そうだったように
今も子供のような気持ちがする
99 人生で何を学んだのだろう?
【著者あとがき】
姪っ子が生まれた時、この本のアイデアがふと生まれた
車の音が聞こえて、姪っ子はそれが何かわからず、音のほうへ頭を動かした
数週間後に彼女はもう車の音に反応しなくなった
不思議に感じたことを評価し、位置付けるという経験を繰り返したということ
私たちは悲しいことに他者から受ける愛情に慣れてしまい当たり前に思ってしまう
この本では人生それぞれの局面で
世界の見え方が変わるということを表現できたらと思いました
私はあらゆる人たちに人生で学んだことを聞いてみた
子供から90歳の旧東ドイツの元高官、シリア難民の女性、、、
質問はいつも同じ
「人生で何を学びましたか?」
本当に大変なことに直面した人たちがよく言うのは
自分の中にある強さに自分でも驚いたということ
興味深いのは
人生に裏切られることの少なかった人より
大変な困難にあった人達のほうが
人生の満足度が高いということ
幸せはおそらく相対的なものなのです
中年期になると日々の小さな喜びから幸せを感じやすくなるようです
もっと高齢になると、自分の限界を受け入れることを学びます
結局変わらないこともあります
世界中で愛されるヤングアダルト向けの本を書いている
ロンドン出身の女性作家と話をして(ハリーポッターか?
こんな答えが返ってきました
「時々私が幼い少女のように感じます
人生で何を学んできたかはよくわかりません」
一番驚いたのは高齢者の誰一人
死への恐れを語らなかったことです
ある高齢男性は
「毎年空っぽになったジャムの瓶を食器棚にしまうとき
来年またこの瓶を使うかどうかわからないと思うだろう?
でもやっぱりまたブラックベリーのジャムを作ってるんだよ」
この本全体を通してブラックベリージャムが登場するのはこのためです
この本を両親、祖父母など
自分より人生経験のある人と一緒に読んでいただきたいのです
それを彼らがどう受け止めるか
会話していただけたらと思っています
(是非そういう体験をしてみたいと思うけれども
私の母は本を読まない人で
1ページ目を開いた途端に寝てしまう
父に至っては自分のことしか頭にないし
【訳者あとがき】
人生100年というのは今や日本だけではなく
世界中の先進国の共通テーマなのでしょうか
日本人である私の周りでは
高齢者の方々はやはり死への恐れがあるように感じられます
あるドイツ人のブログで
「ドイツでは病気になっても日本と比べると患者に甘えさせない、
患者も周囲に甘えない雰囲気がある」と読んだことがあります
生まれて間もなく微笑むことを覚え
色々なことを学び、愛情・喪失を知り
そんな不可思議な旅の真っ只中で
私たちは互いに出会い、すれちがい
ぶつかり合い、惹かれ合って生きています
様々な年齢の方にこの本を手にとって
自由な会話をしていただければと願っています