※「作家別」カテゴリー内「酒井駒子」に追加します
2019年初版
シャーロット・ゾロトウ
1915年アメリカ生まれの児童文学作家、詩人
2013年没
亡くなってから出版されたんだね
その他の作品も読んでみたいけれど
やっぱり酒井駒子さんの絵だから
こんなに感動するのかな
1ページ目を開いた時に
布地のような質感の紙が1枚挟んであって肌触りが面白い
なんでもかんでも妹の世話をよくみるお姉さんのお話
私にも兄がいて、もう記憶はないけれども
小さい頃はこんな風に面倒を見てくれたのかな
私の母は長女、父は長男だから
2人ともこんな風に妹や弟の面倒をみて育ったのかもしれない
親から「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんでしょ」って言われて
自分もまだ子供なのに下の子の面倒を見るって大変だなって思っていたら
ああしろ、こうしろって言われるのが嫌になって
妹が一人になりたくなるって話
そういうのもあるよね 分かる、分かる
子供らしい素直な感情が顔や仕草に出ていて
どの絵も本当に可愛い
1枚1枚部屋に飾っておきたくなる
白地に淡い緑色がとても爽やかでシンプル
心の落ち着く色
【内容抜粋メモ】
ねえさんは縄跳びをしていても
妹が道路に飛び出したりしないか気にかけていました
ブランコに乗せたり
学校に行くときは手を引いたり
草原に行くときは迷子にならないよう気をつけたり
お裁縫をするときもずっと見ててくれます
ねえさんにできないことなどないんだと妹は思っていました
妹が泣いているときも優しく肩を抱いて
さあ、おはなチンしてって言ってくれる
ねえさんが困ったりすることなんてありません
なんでも知ってるんですから
でもある日、妹はなんだか一人になりたいと思いました
あっちよ こっちよ さあおいで
と言われるのに飽き飽きしたのです
ねえさんがおやつのレモネードとクッキーを用意してる間に
妹はそっと家を出て
草原の中に入って行きました
まもなくねえさんの呼ぶ声が聞こえてきました
でも妹は返事をしません
野菊の中に寝転んで
レモネードとクッキーについて考えました
ねえさんさんのことを考えました
ねえさんの声がどんどん近づいて
野菊の中に座り込み泣き出しました
なのにねえさんには誰もいません
ただひとりぼっちで泣いていました
妹はねえさんの肩に手を置き
さあ、おはなチンして
どこにいたの?
お家に帰ってレモネード飲もうよ
その日から妹とねえさんは
互いに面倒を見るようになりました
妹はねえさんのおかげで
今ではどうすればいいかわかるようになったからです
2019年初版
シャーロット・ゾロトウ
1915年アメリカ生まれの児童文学作家、詩人
2013年没
亡くなってから出版されたんだね
その他の作品も読んでみたいけれど
やっぱり酒井駒子さんの絵だから
こんなに感動するのかな
1ページ目を開いた時に
布地のような質感の紙が1枚挟んであって肌触りが面白い
なんでもかんでも妹の世話をよくみるお姉さんのお話
私にも兄がいて、もう記憶はないけれども
小さい頃はこんな風に面倒を見てくれたのかな
私の母は長女、父は長男だから
2人ともこんな風に妹や弟の面倒をみて育ったのかもしれない
親から「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんでしょ」って言われて
自分もまだ子供なのに下の子の面倒を見るって大変だなって思っていたら
ああしろ、こうしろって言われるのが嫌になって
妹が一人になりたくなるって話
そういうのもあるよね 分かる、分かる
子供らしい素直な感情が顔や仕草に出ていて
どの絵も本当に可愛い
1枚1枚部屋に飾っておきたくなる
白地に淡い緑色がとても爽やかでシンプル
心の落ち着く色
【内容抜粋メモ】
ねえさんは縄跳びをしていても
妹が道路に飛び出したりしないか気にかけていました
ブランコに乗せたり
学校に行くときは手を引いたり
草原に行くときは迷子にならないよう気をつけたり
お裁縫をするときもずっと見ててくれます
ねえさんにできないことなどないんだと妹は思っていました
妹が泣いているときも優しく肩を抱いて
さあ、おはなチンしてって言ってくれる
ねえさんが困ったりすることなんてありません
なんでも知ってるんですから
でもある日、妹はなんだか一人になりたいと思いました
あっちよ こっちよ さあおいで
と言われるのに飽き飽きしたのです
ねえさんがおやつのレモネードとクッキーを用意してる間に
妹はそっと家を出て
草原の中に入って行きました
まもなくねえさんの呼ぶ声が聞こえてきました
でも妹は返事をしません
野菊の中に寝転んで
レモネードとクッキーについて考えました
ねえさんさんのことを考えました
ねえさんの声がどんどん近づいて
野菊の中に座り込み泣き出しました
なのにねえさんには誰もいません
ただひとりぼっちで泣いていました
妹はねえさんの肩に手を置き
さあ、おはなチンして
どこにいたの?
お家に帰ってレモネード飲もうよ
その日から妹とねえさんは
互いに面倒を見るようになりました
妹はねえさんのおかげで
今ではどうすればいいかわかるようになったからです