監督:溝口健二 原作:井原西鶴
出演
お春:田中絹代
勝之介:三船敏郎
扇屋弥吉:宇野重吉
笹屋嘉兵衛:進藤英太郎
笹屋番頭文吉:大泉滉
菱屋太三郎:加東大介
磯部弥太衛門:小川虎之助
田舎大尽:柳永二郎
お春の父新左衛門:菅井一郎
ほか
トップからどん底まで波乱万丈な人生が描かれる
【内容抜粋メモ】
夜、顔を手ぬぐいで隠して歩いているお春
50のばばじゃムリだな、と笑う年増の女郎たち
外でたき火にあたる
女:御所にまでのぼっていたのになぜ落ちぶれた?
お経を読んでいる僧
たくさんの仏像が並ぶ 五百羅漢?
その顔がこれまでの愛人たちに見える
柱にもたれて昔を思い出す
京都
勝之介は10代のお春を騙して家に誘いムリに迫る
身分が違うからかなわないと断るが
真実の愛なのだから、きっと幸せにすると言って、失神したお春を連れて行く
役所の者が2人をつれていく
不義密通の罪で洛外追放 親も同罪
*
質素な屋敷に住む親子
父:親不孝者め!
お春:真実心を寄せ合う者同士で何が悪いのです!
勝之介はお春さまに言伝して斬首となる
勝之介:
よい人を見つけて幸せになってほしい
身分などなくなり、誰もが自由に恋ができる世がきますように!
お春さまーーーー!
母が遺言をお春に渡す
お春は刀で自死しようとして母が必死に止める
*
松平家から老人が商家に来る
(かごってあんなに揺れるんだな/驚
老人:
お部屋さまを見立てに来た
跡取りができず、お家が断絶になっては一大事
田舎育ちではお気に召さない
いろいろとご注文があって
美人画を見せて、これに似た女がいい
歳は15~18 童顔、口元小さく、、、条件たくさんすぎ!
町中の美人が集まり、条件の女を探す
ほくろ1つあっても×
*
舞を披露する女たち
お春が中央で舞っているのを見て「これじゃ!」と決める老人
親に大金を渡す
父:お前の親不孝は帳消しだ
母:お手がついたら局になれる
お春:子どもを産むばかりに顔も知らない人と・・・
*
お春はかごで運ばれ、屏風の中で体を調べられる
料理、作法を身につけるよう命令される
正妻がお春を見て怒りを飲み込む
この髪型カワイイな
浄瑠璃を聴く殿のそばに来る
御簾越しに観てるのか
正妻は怒って席を外す
もうお産!
若殿の誕生にわく城内
お春:
ここに連れてこられた時は悲しかったが
子を産ませていただくと我が家のよう
正妻も祝いの言葉を言い、乳をあげる役を奪う
*
娘が3万石の世継ぎを産んだと気が大きくなってる父
父:どんどん品物を持ってこい 今に店を出すから
殿のそばにこれ以上置いたら体に触ると医師が言ったため?
家に戻されたお春を責めて父は泣き崩れる
手切れ金は100両でも入ってるかと期待したらたったの5両
正妻が仕組んだんだな
父:
お前の出世をあてにして大変な借金をした
島原に出てくれ もういっぺん親孝行すると思って!
*
太夫になったお春
田舎大尽:20年一生懸命銭を貯めて、越後から出てきて島原で遊ぼうと思って来た
袋から銭を山ほど出すと慌ててもてなす遊郭の主人
皿を持って舞うお春
田舎大尽は銭をばらまいて、みんな群がるのに、お春だけは断る
お春:私は物乞いではございません
主人:
お前は道楽で来たもらったんじゃない!
もう二度と店には出入りするな
お前はこの界隈では働けないぞ
お春は謝る
田舎大尽はお春を気に入って越後へ連れて帰ると言う
主人:機嫌直しておくれ!
田舎大尽:実は京へ女房を見つけに来た
お春:まめに勤めとうござんす
田舎大尽:
銭さえあればこの世は思いのままじゃ!
どんな気位の高い女もにっこり笑ってすり寄る/笑
役人が来てニセがね作りの罪で田舎大尽を捕える
役人にも銭を見せるがそのまま連れて行かれる
*
母:
こうして島原から帰る日をどれほど待ったか
二度と苦労はかけません
茶店で三味線を弾く女に聴き入る
元は太夫だった女に金を恵む
笹屋嘉兵衛の世話になる
妻:
外には他言しないと書いておくれ
他に何もしないでいいから私の髪をすいておくれ
髪をといてみると、中はハゲ
妻:
今日まで誤魔化すのは大変だった
旦那さまに知られては困る/泣
番頭・文吉がお春に惚れて、やたらベタベタしてくる
菱屋太三郎が店に来て、お春を覚えてる
太三郎:見受けしたんか? 島原の子やないかw
妻:知ってて、わざと連れてきたでしょ!
妻が墓参りに出かけている間にお経をあげるフリをしてお春に迫る嘉兵衛
嘉兵衛:あんたは根っからそういうことが好きやったんやな
猫のたまに髪の匂いをかがせて奥さんのニセ毛を持っていかせて(!)主人にバレる
どうやって仕込んだんだ?
父:
捨てる神あれば、拾う神あり
弥吉はのれん分けして店を持つからお春を嫁に欲しいそうだ
これまでのことも隠さず話したが構わん 幸せにしてあげたいと言った
*
弥吉の店で働くお春
弥吉:帰りにおまえの帯を買うてきてやる
ラブラブな2人
少女の帯が欲しいと見に来た母親に品物を見せる
女:ご主人は若いのにいい人 結構なご夫婦でんな
夜、弥吉が死体になって運ばれてくる
役人:
物取りにでもやられたんだろう
帯をしっかりにぎっていたぞ
*
尼僧:この世は無常ですな
お春:私は尼になって仏さまのそばにいたい/泣
治平:
こんな所に文吉を連れ込んで
あんたに貸した品物を返せ!
返すと言って脱ぎ始め、色気に負ける治平
尼僧が茶を持ってきて2人を見て驚いて逃げる
尼僧:出て行ってください!
お春:あの人が私に悪さをしたんです
*
寺からも出て行くお春
荷物がいつも風呂敷1つって身軽でいいな
文吉が同情して声をかける
文吉:
私もヒマを出されたとこや
私と一緒に行ってくれ きっと幸せにする
店の金を持ってきてやった
茶屋で治平に見つかり捕まる
治平:売女は消え失せろ!
*
今度はお春が道で三味線を弾いて歌っていると
立派なカゴが通り、中にいるのは我が子の若殿?
門に戻り泣き崩れているお春を見て声をかける女郎
女郎:家行って休みな
*
女郎宿
おしろいを塗ってる老女郎
老女郎:
お前も稼ぎに出たらどうや
どうせそこまで落ちたなら、何をやっても同じこっちゃ!w
衣装を貸して金をとる老人
老人:われなら銭になるやろ
*
塀から出てきて、酔った男を誘うが顔を見て断られる
提灯をさげた老人に呼ばれて行くと男衆が集まっている
老人:
みんなとくと見ておけ
これでもおなご遊びをするか?
化け猫と言われて猫のマネをしてみせると笑われる
*
冒頭に戻る
お春:羅漢さんにいろいろ似てるのがいるで
女郎:なるほどなあ!爆笑
目がくらんで倒れる
床にふせているところに母が迎えに来る
母:
よう達者でいてくれましたな
父は亡くなった
お前は幸せになれるのや
松平さまから呼ばれた
若殿が家を継いで母を屋敷に引き取りたいと言っている
お春:あの子と一緒に暮らせるのか?
*
遊女に落ちたことを武士に叱られる
武士:
当家の恥 もし当人に知られたらただじゃすまない
永遠蟄居 殿に別れを告げるよう
お春を見ることもなく廊下を通り過ぎる息子
お春:あの子は私の産んだ子です!
そばに行こうとするのをみんなで止める
途中で見失い、みんなで探す
*
尼僧になって家々を回るお春
出演
お春:田中絹代
勝之介:三船敏郎
扇屋弥吉:宇野重吉
笹屋嘉兵衛:進藤英太郎
笹屋番頭文吉:大泉滉
菱屋太三郎:加東大介
磯部弥太衛門:小川虎之助
田舎大尽:柳永二郎
お春の父新左衛門:菅井一郎
ほか
トップからどん底まで波乱万丈な人生が描かれる
【内容抜粋メモ】
夜、顔を手ぬぐいで隠して歩いているお春
50のばばじゃムリだな、と笑う年増の女郎たち
外でたき火にあたる
女:御所にまでのぼっていたのになぜ落ちぶれた?
お経を読んでいる僧
たくさんの仏像が並ぶ 五百羅漢?
その顔がこれまでの愛人たちに見える
柱にもたれて昔を思い出す
京都
勝之介は10代のお春を騙して家に誘いムリに迫る
身分が違うからかなわないと断るが
真実の愛なのだから、きっと幸せにすると言って、失神したお春を連れて行く
役所の者が2人をつれていく
不義密通の罪で洛外追放 親も同罪
*
質素な屋敷に住む親子
父:親不孝者め!
お春:真実心を寄せ合う者同士で何が悪いのです!
勝之介はお春さまに言伝して斬首となる
勝之介:
よい人を見つけて幸せになってほしい
身分などなくなり、誰もが自由に恋ができる世がきますように!
お春さまーーーー!
母が遺言をお春に渡す
お春は刀で自死しようとして母が必死に止める
*
松平家から老人が商家に来る
(かごってあんなに揺れるんだな/驚
老人:
お部屋さまを見立てに来た
跡取りができず、お家が断絶になっては一大事
田舎育ちではお気に召さない
いろいろとご注文があって
美人画を見せて、これに似た女がいい
歳は15~18 童顔、口元小さく、、、条件たくさんすぎ!
町中の美人が集まり、条件の女を探す
ほくろ1つあっても×
*
舞を披露する女たち
お春が中央で舞っているのを見て「これじゃ!」と決める老人
親に大金を渡す
父:お前の親不孝は帳消しだ
母:お手がついたら局になれる
お春:子どもを産むばかりに顔も知らない人と・・・
*
お春はかごで運ばれ、屏風の中で体を調べられる
料理、作法を身につけるよう命令される
正妻がお春を見て怒りを飲み込む
この髪型カワイイな
浄瑠璃を聴く殿のそばに来る
御簾越しに観てるのか
正妻は怒って席を外す
もうお産!
若殿の誕生にわく城内
お春:
ここに連れてこられた時は悲しかったが
子を産ませていただくと我が家のよう
正妻も祝いの言葉を言い、乳をあげる役を奪う
*
娘が3万石の世継ぎを産んだと気が大きくなってる父
父:どんどん品物を持ってこい 今に店を出すから
殿のそばにこれ以上置いたら体に触ると医師が言ったため?
家に戻されたお春を責めて父は泣き崩れる
手切れ金は100両でも入ってるかと期待したらたったの5両
正妻が仕組んだんだな
父:
お前の出世をあてにして大変な借金をした
島原に出てくれ もういっぺん親孝行すると思って!
*
太夫になったお春
田舎大尽:20年一生懸命銭を貯めて、越後から出てきて島原で遊ぼうと思って来た
袋から銭を山ほど出すと慌ててもてなす遊郭の主人
皿を持って舞うお春
田舎大尽は銭をばらまいて、みんな群がるのに、お春だけは断る
お春:私は物乞いではございません
主人:
お前は道楽で来たもらったんじゃない!
もう二度と店には出入りするな
お前はこの界隈では働けないぞ
お春は謝る
田舎大尽はお春を気に入って越後へ連れて帰ると言う
主人:機嫌直しておくれ!
田舎大尽:実は京へ女房を見つけに来た
お春:まめに勤めとうござんす
田舎大尽:
銭さえあればこの世は思いのままじゃ!
どんな気位の高い女もにっこり笑ってすり寄る/笑
役人が来てニセがね作りの罪で田舎大尽を捕える
役人にも銭を見せるがそのまま連れて行かれる
*
母:
こうして島原から帰る日をどれほど待ったか
二度と苦労はかけません
茶店で三味線を弾く女に聴き入る
元は太夫だった女に金を恵む
笹屋嘉兵衛の世話になる
妻:
外には他言しないと書いておくれ
他に何もしないでいいから私の髪をすいておくれ
髪をといてみると、中はハゲ
妻:
今日まで誤魔化すのは大変だった
旦那さまに知られては困る/泣
番頭・文吉がお春に惚れて、やたらベタベタしてくる
菱屋太三郎が店に来て、お春を覚えてる
太三郎:見受けしたんか? 島原の子やないかw
妻:知ってて、わざと連れてきたでしょ!
妻が墓参りに出かけている間にお経をあげるフリをしてお春に迫る嘉兵衛
嘉兵衛:あんたは根っからそういうことが好きやったんやな
猫のたまに髪の匂いをかがせて奥さんのニセ毛を持っていかせて(!)主人にバレる
どうやって仕込んだんだ?
父:
捨てる神あれば、拾う神あり
弥吉はのれん分けして店を持つからお春を嫁に欲しいそうだ
これまでのことも隠さず話したが構わん 幸せにしてあげたいと言った
*
弥吉の店で働くお春
弥吉:帰りにおまえの帯を買うてきてやる
ラブラブな2人
少女の帯が欲しいと見に来た母親に品物を見せる
女:ご主人は若いのにいい人 結構なご夫婦でんな
夜、弥吉が死体になって運ばれてくる
役人:
物取りにでもやられたんだろう
帯をしっかりにぎっていたぞ
*
尼僧:この世は無常ですな
お春:私は尼になって仏さまのそばにいたい/泣
治平:
こんな所に文吉を連れ込んで
あんたに貸した品物を返せ!
返すと言って脱ぎ始め、色気に負ける治平
尼僧が茶を持ってきて2人を見て驚いて逃げる
尼僧:出て行ってください!
お春:あの人が私に悪さをしたんです
*
寺からも出て行くお春
荷物がいつも風呂敷1つって身軽でいいな
文吉が同情して声をかける
文吉:
私もヒマを出されたとこや
私と一緒に行ってくれ きっと幸せにする
店の金を持ってきてやった
茶屋で治平に見つかり捕まる
治平:売女は消え失せろ!
*
今度はお春が道で三味線を弾いて歌っていると
立派なカゴが通り、中にいるのは我が子の若殿?
門に戻り泣き崩れているお春を見て声をかける女郎
女郎:家行って休みな
*
女郎宿
おしろいを塗ってる老女郎
老女郎:
お前も稼ぎに出たらどうや
どうせそこまで落ちたなら、何をやっても同じこっちゃ!w
衣装を貸して金をとる老人
老人:われなら銭になるやろ
*
塀から出てきて、酔った男を誘うが顔を見て断られる
提灯をさげた老人に呼ばれて行くと男衆が集まっている
老人:
みんなとくと見ておけ
これでもおなご遊びをするか?
化け猫と言われて猫のマネをしてみせると笑われる
*
冒頭に戻る
お春:羅漢さんにいろいろ似てるのがいるで
女郎:なるほどなあ!爆笑
目がくらんで倒れる
床にふせているところに母が迎えに来る
母:
よう達者でいてくれましたな
父は亡くなった
お前は幸せになれるのや
松平さまから呼ばれた
若殿が家を継いで母を屋敷に引き取りたいと言っている
お春:あの子と一緒に暮らせるのか?
*
遊女に落ちたことを武士に叱られる
武士:
当家の恥 もし当人に知られたらただじゃすまない
永遠蟄居 殿に別れを告げるよう
お春を見ることもなく廊下を通り過ぎる息子
お春:あの子は私の産んだ子です!
そばに行こうとするのをみんなで止める
途中で見失い、みんなで探す
*
尼僧になって家々を回るお春