監督:成瀬巳喜男 原作:林芙美子
出演
林ふみ子:高峰秀子
きし(ふみ子の母):田中絹代
謙作(ふみ子の父):織田政雄
安岡信雄:加東大介 職工
玩具工場の女主任:菅井きん
伊達春彦:仲谷昇 詩人・劇作家
日夏京子:草笛光子
白坂五郎:伊藤雄之助
上野山:加藤武
福池貢:宝田明
村野やす子:文野朋子
藤山武士:小林桂樹 画家
特高刑事:名古屋章
君子(女給):北川町子
林家の家政婦:中北千枝子
田村(土建屋):多々良純
ほか
観る前にブログ内検索した気がしたけれども
以前観たのを忘れて映画が進むにつれて記憶があることに気づいた
2007年の記録参照
映画化された『稲妻』『浮雲』『めし』などを書いた人なんだな/驚
47歳で亡くなってる
【内容抜粋メモ】
今作も汽車の音から始まる
フミコ:お父さんの売っていた化粧水が腐っていたと警察に捕まった
母キシと駆けつけると父は笑いものにされている
両親は行商人
大きい荷物を背負って、親子3人で各地を歩き回る
*
母と娘で輸出品の残りの衣類を売って歩く
宿の家賃もたまっている
父から不景気な手紙が届く
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フミコ:
男なんてみんな大嫌い
自分の働いた金で女学校に出た
私は明日からいんばいでもなんでもする
同じ宿の安岡信雄は妻を亡くして1人暮らし
フミコはカトリのことを忘れられないがもう結婚している
貯めた12円を全部父にあげるから母に父の元に行けとすすめる
*
女子事務員募集の列に並ぶフミコ
2人の募集に50人も募集してきた
履歴書を見せるが器量で決まる
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田舎から上京をしてきたフリをして立つ
双葉劇団の男が女優として雇う
ミルクホールでサイダーをごちそうになり事務所に行くと迫られる
「そばが食べたいなぁ・・・」
イワイという株屋
弁当つきで月35円 簿記ができるか聞かれる
自分が知ってる簿記と違って冷や汗が出る
とりあえず算盤を上手そうにはじいて見せるが落ちる
青バスの車掌さんも近眼だから×
宿の部屋にお札が置いてあり、安岡に返す
安岡:気にせず使ってください
玩具のセルロイドの色塗り 日給7円 キューピーちゃんだ!
玩具工場の女主任:油売ってると困る!
同僚:女給になろうと思う あんたもどう?
古本屋に寄るのが好き
母から手紙 リュウマチで行商にも行けない
5円でも3円でも送ってほしいと催促されて
安岡に10円を貸してもらう
安岡:
ボクも啄木の詩集を買いました
あなたに影響されて
毎日活字ばかり扱ってる
60円もあれば2人で暮らせる
フミコ:
私は一度男と暮らしたことがある
とてもあなたと所帯を持てる気がしない
*
カフェの女給になったフミコ
詩人・劇作家の伊達春彦にハイネやプーシキンが好きだと話し
フミコが書いた詩を読むと感心する
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日曜日に安岡が散歩に誘うがダテが宿に来て散歩に誘う
ダテ:
同人雑誌に君も載せたい
家庭をおいて2か月も旅に出ていた
彼女のそばにいるだけで腐っていく気がする
ダテもフミコを口説く
フミコ:私は男に甘い 自分に甘いから
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夕飯は今川焼を分けて食べる
フミコ:2人分くらい私が稼ぐ
酔って怒られて店を辞めさせられたフミコ
ダテと同じ劇団の女優・日夏京子から手紙がある
「あの晩にあなたの妻になった」というラブレター
フミコを女中だと言ってある
キョウコを部屋に連れ込むダテ
ダテ:金ができ次第結婚する
フミコ:妻は私です
もろ二股!
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またカフェの女給に戻る
同僚トキの母が来て、金を無心して、フミコは自分の分もあげる
新聞に詩を出して感心した上野山、白坂五郎、福池貢たちが訪ねてくる
五郎:
我々の仲間に入らないか?
君みたいな素っ裸な詩を書く人がいない
原稿料なんかいらないから書かせてと頼むフミコ
トキはフミコをうらやむ
フミコ:
私は学問がないから難しいことは書けない
詩は学問がなくても書ける
あんたのお母さんを見てると田舎の母親を思い出す
*
安岡が訪ねて来る
近所は遊郭がある
安岡:これからも遠慮なく言ってください
フミコは原稿を出版社に持ち込む
雑誌社:
無名な作家は載せないがとにかく預かる 1枚30銭
アンデルセンでも読みたまえ
*
客と酒を10杯飲んだら10円くれると賭けをして勝つフミコ
親分はトキを口説く
フミコは客にケンカ売って店をクビになる
福池貢はキョウコを連れて来る
キョウコはダテと別れた
五郎:
女2人で同人雑誌やらない?
毎月、親から送ってくる金が余ってる
五郎はキョウコが好き
キョウコ:雑誌の題名は『二人』でどう?
*
大雨の中、フクチが訪ねて来る
フクチ:論文を書いて原稿料が入った
*
夜、墓地を散歩する
フミコ:私は世田谷のフクチと一緒になろうかと思う
カフェの女給が来る
トキが借りてた6円を返す
トキは結局、時計屋の親分の妾になって月80円のお手当をもらってる
*
朝から何も食べずに原稿を書くフミコとフクチ
フミコ:
洋食食べない? カレーライス ビフテキ
明日は明日の風が吹く
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以前書いた童謡が売れて為替で3円の書き留めが来る
フクチはフミコの才能に嫉妬して冷たくあたる
フミコはフクチの原稿を毎日持っていくが全然売れない
出版社:うちの雑誌には向かない
せっかく用意したご飯をひっくり返して外に出る
たき火をたいて、フクチの詩の原稿をあぶるが止める
お金を借りに五郎を訪ねる
新進作家の村野やす子を紹介する
村野の家はフミコの家に近い
フクチ:お前なんかと暮らすのは懲り懲りだよ
フミコ:私はここに落ち着きたいのよ
田舎から母が来るがフクチは無言で外に出る
母:お前それでも幸せなのかい?
フミコ:今度結婚する時は物書きはやめる
輪島塗りを仕入れたから東京で売るつもりの父
フミコ:ここに泊まるったって布団もない
母:お前も男運が悪いの
*
五郎らがフクチの家に来るがいない
五郎:私はこんなに貧乏ですってスタンドプレーがニガテ
キョウコ:おふみさん、面食いなのよ
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フクチは胸の病気
村野:『女性芸術』に載せる原稿が欲しい
フクチ:
いいチャンスだと思ってるが、恥かくな
オレはお前がつくづくイヤになった 出て行けよ
フミコ:
私もう亭主は誰でもいい
誰でも同じだと分かったから
*
カフェをズル休みして原稿を書いていて女将に怒られる
店にフクチが来る
フミコ:焼きめしならできるわ
フクチ:いつ帰ってくるんだ?
フミコ:あんたが出て行けというから家出したのよ
*
また家に戻ったフミコ
キョウコは村野に原稿を届けてと頼む
五郎と結婚することに決めた
安岡に手紙を書いて肺病の薬代20円を借りる
フクチはフミコをぶったり蹴ったりの暴力を振るう
フミコ:
今度こそ本当に出ていきます!
あんたが泣いて頼んだって知らない!
『女性芸術』に載ったのはフミコの原稿
キョウコが来てぶつ
キョウコの原稿は締め切りから10日も遅れて届けられた
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フミコ:
わざと遅らせる気持ちはなかった あの晩、フクチと別れた
勤めが見つからず、木賃宿に落ち着いた
キョウコ:今日かぎり書くのを止める
*
絵描き・藤山武士:自分が寝てる間に働かれるとイライラする
藤山に原稿を読んでもらう
藤山:苦労したんだな、君は
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特高刑事:売春婦が逃げて来て、警察に捕まる
フミコは売春婦をかばって一緒に捕まる
『放浪記』が出版される
フクチが記念会に来て祝辞を述べる
フクチ:
改めて作品を読み、ウソも隠しもない真実を見た
『放浪記』はいい作品だ おめでとう
フミコ:
書かなきゃ、おふみは『放浪記』しか書けなかったと言われる
『放浪記』だけが私じゃないわよ
*
豪邸で原稿を書いてるフミコ
締め切りが過ぎて待つ出版社がたくさんいる
母も引き取ってる
フミコの夢で絹の派手な服を着せられている
印刷会社の社長になった安岡が訪ねている
フミコ:安岡さんがいなかったら飢え死にしていた
安岡:
生まれるのも1人、死ぬ時も1人
自分が自分を助けないで誰が助けるものか
徹夜続きでやつれてるフミコ
藤山が来ても机で寝てしまう 旦那なのか?
少女時代のフミコのシーンで終わり
出演
林ふみ子:高峰秀子
きし(ふみ子の母):田中絹代
謙作(ふみ子の父):織田政雄
安岡信雄:加東大介 職工
玩具工場の女主任:菅井きん
伊達春彦:仲谷昇 詩人・劇作家
日夏京子:草笛光子
白坂五郎:伊藤雄之助
上野山:加藤武
福池貢:宝田明
村野やす子:文野朋子
藤山武士:小林桂樹 画家
特高刑事:名古屋章
君子(女給):北川町子
林家の家政婦:中北千枝子
田村(土建屋):多々良純
ほか
観る前にブログ内検索した気がしたけれども
以前観たのを忘れて映画が進むにつれて記憶があることに気づいた
2007年の記録参照
映画化された『稲妻』『浮雲』『めし』などを書いた人なんだな/驚
47歳で亡くなってる
【内容抜粋メモ】
今作も汽車の音から始まる
フミコ:お父さんの売っていた化粧水が腐っていたと警察に捕まった
母キシと駆けつけると父は笑いものにされている
両親は行商人
大きい荷物を背負って、親子3人で各地を歩き回る
*
母と娘で輸出品の残りの衣類を売って歩く
宿の家賃もたまっている
父から不景気な手紙が届く
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フミコ:
男なんてみんな大嫌い
自分の働いた金で女学校に出た
私は明日からいんばいでもなんでもする
同じ宿の安岡信雄は妻を亡くして1人暮らし
フミコはカトリのことを忘れられないがもう結婚している
貯めた12円を全部父にあげるから母に父の元に行けとすすめる
*
女子事務員募集の列に並ぶフミコ
2人の募集に50人も募集してきた
履歴書を見せるが器量で決まる
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田舎から上京をしてきたフリをして立つ
双葉劇団の男が女優として雇う
ミルクホールでサイダーをごちそうになり事務所に行くと迫られる
「そばが食べたいなぁ・・・」
イワイという株屋
弁当つきで月35円 簿記ができるか聞かれる
自分が知ってる簿記と違って冷や汗が出る
とりあえず算盤を上手そうにはじいて見せるが落ちる
青バスの車掌さんも近眼だから×
宿の部屋にお札が置いてあり、安岡に返す
安岡:気にせず使ってください
玩具のセルロイドの色塗り 日給7円 キューピーちゃんだ!
玩具工場の女主任:油売ってると困る!
同僚:女給になろうと思う あんたもどう?
古本屋に寄るのが好き
母から手紙 リュウマチで行商にも行けない
5円でも3円でも送ってほしいと催促されて
安岡に10円を貸してもらう
安岡:
ボクも啄木の詩集を買いました
あなたに影響されて
毎日活字ばかり扱ってる
60円もあれば2人で暮らせる
フミコ:
私は一度男と暮らしたことがある
とてもあなたと所帯を持てる気がしない
*
カフェの女給になったフミコ
詩人・劇作家の伊達春彦にハイネやプーシキンが好きだと話し
フミコが書いた詩を読むと感心する
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日曜日に安岡が散歩に誘うがダテが宿に来て散歩に誘う
ダテ:
同人雑誌に君も載せたい
家庭をおいて2か月も旅に出ていた
彼女のそばにいるだけで腐っていく気がする
ダテもフミコを口説く
フミコ:私は男に甘い 自分に甘いから
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夕飯は今川焼を分けて食べる
フミコ:2人分くらい私が稼ぐ
酔って怒られて店を辞めさせられたフミコ
ダテと同じ劇団の女優・日夏京子から手紙がある
「あの晩にあなたの妻になった」というラブレター
フミコを女中だと言ってある
キョウコを部屋に連れ込むダテ
ダテ:金ができ次第結婚する
フミコ:妻は私です
もろ二股!
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またカフェの女給に戻る
同僚トキの母が来て、金を無心して、フミコは自分の分もあげる
新聞に詩を出して感心した上野山、白坂五郎、福池貢たちが訪ねてくる
五郎:
我々の仲間に入らないか?
君みたいな素っ裸な詩を書く人がいない
原稿料なんかいらないから書かせてと頼むフミコ
トキはフミコをうらやむ
フミコ:
私は学問がないから難しいことは書けない
詩は学問がなくても書ける
あんたのお母さんを見てると田舎の母親を思い出す
*
安岡が訪ねて来る
近所は遊郭がある
安岡:これからも遠慮なく言ってください
フミコは原稿を出版社に持ち込む
雑誌社:
無名な作家は載せないがとにかく預かる 1枚30銭
アンデルセンでも読みたまえ
*
客と酒を10杯飲んだら10円くれると賭けをして勝つフミコ
親分はトキを口説く
フミコは客にケンカ売って店をクビになる
福池貢はキョウコを連れて来る
キョウコはダテと別れた
五郎:
女2人で同人雑誌やらない?
毎月、親から送ってくる金が余ってる
五郎はキョウコが好き
キョウコ:雑誌の題名は『二人』でどう?
*
大雨の中、フクチが訪ねて来る
フクチ:論文を書いて原稿料が入った
*
夜、墓地を散歩する
フミコ:私は世田谷のフクチと一緒になろうかと思う
カフェの女給が来る
トキが借りてた6円を返す
トキは結局、時計屋の親分の妾になって月80円のお手当をもらってる
*
朝から何も食べずに原稿を書くフミコとフクチ
フミコ:
洋食食べない? カレーライス ビフテキ
明日は明日の風が吹く
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以前書いた童謡が売れて為替で3円の書き留めが来る
フクチはフミコの才能に嫉妬して冷たくあたる
フミコはフクチの原稿を毎日持っていくが全然売れない
出版社:うちの雑誌には向かない
せっかく用意したご飯をひっくり返して外に出る
たき火をたいて、フクチの詩の原稿をあぶるが止める
お金を借りに五郎を訪ねる
新進作家の村野やす子を紹介する
村野の家はフミコの家に近い
フクチ:お前なんかと暮らすのは懲り懲りだよ
フミコ:私はここに落ち着きたいのよ
田舎から母が来るがフクチは無言で外に出る
母:お前それでも幸せなのかい?
フミコ:今度結婚する時は物書きはやめる
輪島塗りを仕入れたから東京で売るつもりの父
フミコ:ここに泊まるったって布団もない
母:お前も男運が悪いの
*
五郎らがフクチの家に来るがいない
五郎:私はこんなに貧乏ですってスタンドプレーがニガテ
キョウコ:おふみさん、面食いなのよ
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フクチは胸の病気
村野:『女性芸術』に載せる原稿が欲しい
フクチ:
いいチャンスだと思ってるが、恥かくな
オレはお前がつくづくイヤになった 出て行けよ
フミコ:
私もう亭主は誰でもいい
誰でも同じだと分かったから
*
カフェをズル休みして原稿を書いていて女将に怒られる
店にフクチが来る
フミコ:焼きめしならできるわ
フクチ:いつ帰ってくるんだ?
フミコ:あんたが出て行けというから家出したのよ
*
また家に戻ったフミコ
キョウコは村野に原稿を届けてと頼む
五郎と結婚することに決めた
安岡に手紙を書いて肺病の薬代20円を借りる
フクチはフミコをぶったり蹴ったりの暴力を振るう
フミコ:
今度こそ本当に出ていきます!
あんたが泣いて頼んだって知らない!
『女性芸術』に載ったのはフミコの原稿
キョウコが来てぶつ
キョウコの原稿は締め切りから10日も遅れて届けられた
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フミコ:
わざと遅らせる気持ちはなかった あの晩、フクチと別れた
勤めが見つからず、木賃宿に落ち着いた
キョウコ:今日かぎり書くのを止める
*
絵描き・藤山武士:自分が寝てる間に働かれるとイライラする
藤山に原稿を読んでもらう
藤山:苦労したんだな、君は
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特高刑事:売春婦が逃げて来て、警察に捕まる
フミコは売春婦をかばって一緒に捕まる
『放浪記』が出版される
フクチが記念会に来て祝辞を述べる
フクチ:
改めて作品を読み、ウソも隠しもない真実を見た
『放浪記』はいい作品だ おめでとう
フミコ:
書かなきゃ、おふみは『放浪記』しか書けなかったと言われる
『放浪記』だけが私じゃないわよ
*
豪邸で原稿を書いてるフミコ
締め切りが過ぎて待つ出版社がたくさんいる
母も引き取ってる
フミコの夢で絹の派手な服を着せられている
印刷会社の社長になった安岡が訪ねている
フミコ:安岡さんがいなかったら飢え死にしていた
安岡:
生まれるのも1人、死ぬ時も1人
自分が自分を助けないで誰が助けるものか
徹夜続きでやつれてるフミコ
藤山が来ても机で寝てしまう 旦那なのか?
少女時代のフミコのシーンで終わり