監督:中島貞夫
出演
島村勢以(せい):岡田茉莉子
島村志満(しま):水沢アキ
島村津也(つや):名取裕子
西内太鳳:風間杜夫 津也が通う小学校の教師
高木松溪:佐藤慶 絵画塾『松溪塾』の先生
村上徳二:三田村邦彦 松溪塾の門下生の1人
ちきりやの内儀:高峰三枝子
喜代次:三田佳子
山勘:成田三樹夫 絵を買う怪しげな業者
ナレーション:市原悦子
※「岡田茉莉子さん出演作まとめ」に追加します
YouTubeでレンタル
80年代になると俳優さんの顔と名前が一致するから関係が分かりやすいな
名取裕子さんの色気満載
“上村松園の生涯をモデルとした宮尾登美子の同名小説の映画化”だそう
女性が画家として一人立ちするには厳しい時代だった
【内容抜粋メモ】
安政5年 9歳で養女に出されたセイ
雪が降る田舎の家から少女が牛に乗せられていく
京都にある茶屋・島村家で養父母と盃を交わす
呉服屋ちぎりや
新茶を噛んでいい悪いが分かるようになる
18歳 徳川幕府が倒れて明治時代になる
養父母が亡くなり、彫り物職人を婿にしたが、26歳の時に夫も亡くなる
実母:
2人の子を養子に出したほうがいい
女の子はいつか嫁に行く
まだまだ女盛りなんだから・・・
セイ:ほんまの親が恋しくて何度泣いたか
シマはツヤの両目を潰そうとしているのを止められて腕に大火傷する
ツヤの肖像画が賞をもらい、西内太鳳先生も褒める
ツヤは絵描きになりたいというのに反対するセイ
セイ:ええ男に嫁に行くのが女の幸せ
高木松溪が教える絵画塾『松溪塾』に通うツヤ
*
賞をとって16歳の天才として新聞に載る
60円の大金をもらって驚く
家族が1年食べていかれる大金
ツヤ:絵具を買い、家族の服を買えばいい!
3人で着物を見る
西村は絵の勉強でヨーロッパに行く
ツヤ:髪は女の命 美人画を描くならもっと細い線が描きたい
高木:筆の調子を工夫してみては?
外で絵の勉強をしていてひどい雷雨の中を走って帰るツヤ
松溪塾の門下生の村上徳二がツヤの財布を拾って届ける
高木の千枚書きを見学するツヤ
大きな紙に竹や花、顔などを描いていく
千枚描いてどうすんだろう・・・?
その後、タカギから夕食に誘われる
タカギ:その調子なら美人画で日本一になるだろう
春画を渡して風呂に行くタカギ 下心バレバレやん
夜遅くに人力車で帰宅し、母にウソをつく
*
村上から土産をもらったお返しにシマにお茶を持っていかせるセイ
シマは村上が好きだが腕の火傷を気にしている
ちきりやの内儀が来てシマにいい縁談があると話す
村上はツヤを外出に誘うが断られ、代わりにシマが行く
弁士が歌いながら可笑しな話をするエンタメ
村上はツヤへの土産の絵を買い、シマは泣いて帰る
シマ:早くお嫁入りさせてほしい!
ツヤは2階で憑かれたように絵を描き、何度も受賞する
酔った男:師匠のお手つき 妾やないか!
タカギは蹴って池に落とす
村上はツヤを睨んで飲み会を出る
タカギ:
東京で国がやる大規模な展覧会があるから賞をとれば一人前だ
もうひと踏ん張りして母さんをラクにさせなきゃ
*
シマの結婚式が盛大に行われる
なぜ下唇だけ黒く塗った?
何台もの人力車に乗って、大イベントだなあ!
姉は乗っていかないのか?
ツヤはタカギの子を妊娠
胸が張ってるのを見て、妊娠してるのが分かるのか?
セイ:
あんたを殺して、お母ちゃんも死ぬ!
あんたに絵を許したのは一生の不覚やった!
ツヤ:先生を怒らせたら、絵の世界にいられなくなる!
絵を破って燃やすセイ
ツヤ:子どもは産んで育てる
セイは里子の世話をしている女を訪ねて着物を売ったお金を渡す
喜代次:
素人の方が来るのはよくよくのこと
ええとこのお嬢さんたちも奥さんになってる
喜代次がセイを訪ねてツヤを連れて行く
雪降る中、山を登っていく2台の人力車
貧しい家の2階に垂れさがるヒモは出産の時に使うのか?
壁を削って絵を描くツヤ
*
喜代次:お産は無事済んで女の子でミツコと名付けた
里親が子どもを連れて行ってからツヤは行方不明
芝居の書割を描いてる村上
道で倒れかけているツヤと再会して一緒に住む
村上:
絵の世界が古すぎる
松溪先生の了解を得ないとダメ
君には二度と松溪先生に会って欲しくない
西内太鳳が描いたライオンの絵を観に行くツヤ
村上の給料をいつか返すからと持ち逃げして家出し西内に会う
ツヤ:先生のお弟子さんにしてほしい
村上:
日本に帰ってあんたのことを聞いて、松溪さんとなにかあったと分かった
師弟の関係は一生続く 弟子にするなら松溪さんの了解がいる
約束したお土産、ヨーロッパの口紅を塗ってあげる
お寺で泊まり、西内も色気にあたる
ツヤは西内の家で絵を再開し、また賞をとる
西内:また階段一段上がったな あんたの出世作になる
ツヤは騙されて松溪と再会
松溪:おととし女房に死なれて変わった
祝杯を交わすと会いたかったと泣き出す松溪
松溪:子どもを産んだのも薄々分かっていたが煩わしいのがイヤで 堪忍してや!
シマ:ツヤは京都に戻って絵を描いてる 許してあげて
セイ:
絵を止めない限り、家には入れない
私が父ちゃんに死なれたのは26の女ざかり
血のつながらない人と結婚するのは諦めた
セイは滝行してる!
ツヤはまた妊娠して、松溪に相談する
松溪:
それ、誰の子や? わしが太鳳さんのこと知らないとでも?
男2人を手玉にとって一人前の絵描きになる覚悟をした以上、己の才覚で始末したらどうや?
ツヤ:太鳳先生とは何もない!
ライオンやオランダの風景画を批判する松溪
(嫉妬か? 賞の裏側は人間臭いドロドロな世界だな
松溪:わしは歳で落ち目 人の弟子をとるなんて!
西内:
ツヤをあんたに紹介したのは私だ それをてごめにした
師匠の言うことを断れないのを知ってて!
松溪:
手ごめにした女がなぜまだ私を慕っているのか
その証拠にわしの子どもをはらんでいるわ
ツヤ:破門だけは堪忍しておくれやす!
またセイの所に喜代次が来る
ミツコが流行り病で亡くなったとしらせる
ミツコを産んだ部屋の壁の絵を観るセイ
喜代次もレイプされて、ここで子どもを産んだ
その絵を紙にも描いて残ってるのか
ツヤは薬屋で堕胎のクスリを買う
山勘に絵を売りに来る
山勘:
絵を買ってくれた人にあんたの体をつける
おなごの絵は力が足らない
おまけがイヤなら枕絵を描いてみたら?
ツヤは春画を描き、山勘は金を払う
海岸でクスリを飲むツヤ 堕胎の薬って成分何だ?!
セイが呼ばれて母も子も助かったがツヤは逃げる
ツヤ:また里子に出すつもりか!
セイ:お母ちゃんと一緒に京都へ帰ろう 謝るのはお母ちゃんのほう
ミツコが亡くなったと教える
セイ:もう里子はイヤや!
家で元気な男児が生まれる
ちきりやの内儀:ようちきりやの暖簾に泥を塗ってくれた 二度と敷居をまたぐな
実母もセイを責める
セイ:
古いお得意さんから近所隣りまで付き合いを断ってくるだろうけど
ウチの中がぬくぬくしてたら十分幸せや
3か月後
松溪に破門を許され、画壇に復帰したツヤは子を抱く母を描く
大正7年
その絵を見つめる松溪
出演
島村勢以(せい):岡田茉莉子
島村志満(しま):水沢アキ
島村津也(つや):名取裕子
西内太鳳:風間杜夫 津也が通う小学校の教師
高木松溪:佐藤慶 絵画塾『松溪塾』の先生
村上徳二:三田村邦彦 松溪塾の門下生の1人
ちきりやの内儀:高峰三枝子
喜代次:三田佳子
山勘:成田三樹夫 絵を買う怪しげな業者
ナレーション:市原悦子
※「岡田茉莉子さん出演作まとめ」に追加します
YouTubeでレンタル
80年代になると俳優さんの顔と名前が一致するから関係が分かりやすいな
名取裕子さんの色気満載
“上村松園の生涯をモデルとした宮尾登美子の同名小説の映画化”だそう
女性が画家として一人立ちするには厳しい時代だった
【内容抜粋メモ】
安政5年 9歳で養女に出されたセイ
雪が降る田舎の家から少女が牛に乗せられていく
京都にある茶屋・島村家で養父母と盃を交わす
呉服屋ちぎりや
新茶を噛んでいい悪いが分かるようになる
18歳 徳川幕府が倒れて明治時代になる
養父母が亡くなり、彫り物職人を婿にしたが、26歳の時に夫も亡くなる
実母:
2人の子を養子に出したほうがいい
女の子はいつか嫁に行く
まだまだ女盛りなんだから・・・
セイ:ほんまの親が恋しくて何度泣いたか
シマはツヤの両目を潰そうとしているのを止められて腕に大火傷する
ツヤの肖像画が賞をもらい、西内太鳳先生も褒める
ツヤは絵描きになりたいというのに反対するセイ
セイ:ええ男に嫁に行くのが女の幸せ
高木松溪が教える絵画塾『松溪塾』に通うツヤ
*
賞をとって16歳の天才として新聞に載る
60円の大金をもらって驚く
家族が1年食べていかれる大金
ツヤ:絵具を買い、家族の服を買えばいい!
3人で着物を見る
西村は絵の勉強でヨーロッパに行く
ツヤ:髪は女の命 美人画を描くならもっと細い線が描きたい
高木:筆の調子を工夫してみては?
外で絵の勉強をしていてひどい雷雨の中を走って帰るツヤ
松溪塾の門下生の村上徳二がツヤの財布を拾って届ける
高木の千枚書きを見学するツヤ
大きな紙に竹や花、顔などを描いていく
千枚描いてどうすんだろう・・・?
その後、タカギから夕食に誘われる
タカギ:その調子なら美人画で日本一になるだろう
春画を渡して風呂に行くタカギ 下心バレバレやん
夜遅くに人力車で帰宅し、母にウソをつく
*
村上から土産をもらったお返しにシマにお茶を持っていかせるセイ
シマは村上が好きだが腕の火傷を気にしている
ちきりやの内儀が来てシマにいい縁談があると話す
村上はツヤを外出に誘うが断られ、代わりにシマが行く
弁士が歌いながら可笑しな話をするエンタメ
村上はツヤへの土産の絵を買い、シマは泣いて帰る
シマ:早くお嫁入りさせてほしい!
ツヤは2階で憑かれたように絵を描き、何度も受賞する
酔った男:師匠のお手つき 妾やないか!
タカギは蹴って池に落とす
村上はツヤを睨んで飲み会を出る
タカギ:
東京で国がやる大規模な展覧会があるから賞をとれば一人前だ
もうひと踏ん張りして母さんをラクにさせなきゃ
*
シマの結婚式が盛大に行われる
なぜ下唇だけ黒く塗った?
何台もの人力車に乗って、大イベントだなあ!
姉は乗っていかないのか?
ツヤはタカギの子を妊娠
胸が張ってるのを見て、妊娠してるのが分かるのか?
セイ:
あんたを殺して、お母ちゃんも死ぬ!
あんたに絵を許したのは一生の不覚やった!
ツヤ:先生を怒らせたら、絵の世界にいられなくなる!
絵を破って燃やすセイ
ツヤ:子どもは産んで育てる
セイは里子の世話をしている女を訪ねて着物を売ったお金を渡す
喜代次:
素人の方が来るのはよくよくのこと
ええとこのお嬢さんたちも奥さんになってる
喜代次がセイを訪ねてツヤを連れて行く
雪降る中、山を登っていく2台の人力車
貧しい家の2階に垂れさがるヒモは出産の時に使うのか?
壁を削って絵を描くツヤ
*
喜代次:お産は無事済んで女の子でミツコと名付けた
里親が子どもを連れて行ってからツヤは行方不明
芝居の書割を描いてる村上
道で倒れかけているツヤと再会して一緒に住む
村上:
絵の世界が古すぎる
松溪先生の了解を得ないとダメ
君には二度と松溪先生に会って欲しくない
西内太鳳が描いたライオンの絵を観に行くツヤ
村上の給料をいつか返すからと持ち逃げして家出し西内に会う
ツヤ:先生のお弟子さんにしてほしい
村上:
日本に帰ってあんたのことを聞いて、松溪さんとなにかあったと分かった
師弟の関係は一生続く 弟子にするなら松溪さんの了解がいる
約束したお土産、ヨーロッパの口紅を塗ってあげる
お寺で泊まり、西内も色気にあたる
ツヤは西内の家で絵を再開し、また賞をとる
西内:また階段一段上がったな あんたの出世作になる
ツヤは騙されて松溪と再会
松溪:おととし女房に死なれて変わった
祝杯を交わすと会いたかったと泣き出す松溪
松溪:子どもを産んだのも薄々分かっていたが煩わしいのがイヤで 堪忍してや!
シマ:ツヤは京都に戻って絵を描いてる 許してあげて
セイ:
絵を止めない限り、家には入れない
私が父ちゃんに死なれたのは26の女ざかり
血のつながらない人と結婚するのは諦めた
セイは滝行してる!
ツヤはまた妊娠して、松溪に相談する
松溪:
それ、誰の子や? わしが太鳳さんのこと知らないとでも?
男2人を手玉にとって一人前の絵描きになる覚悟をした以上、己の才覚で始末したらどうや?
ツヤ:太鳳先生とは何もない!
ライオンやオランダの風景画を批判する松溪
(嫉妬か? 賞の裏側は人間臭いドロドロな世界だな
松溪:わしは歳で落ち目 人の弟子をとるなんて!
西内:
ツヤをあんたに紹介したのは私だ それをてごめにした
師匠の言うことを断れないのを知ってて!
松溪:
手ごめにした女がなぜまだ私を慕っているのか
その証拠にわしの子どもをはらんでいるわ
ツヤ:破門だけは堪忍しておくれやす!
またセイの所に喜代次が来る
ミツコが流行り病で亡くなったとしらせる
ミツコを産んだ部屋の壁の絵を観るセイ
喜代次もレイプされて、ここで子どもを産んだ
その絵を紙にも描いて残ってるのか
ツヤは薬屋で堕胎のクスリを買う
山勘に絵を売りに来る
山勘:
絵を買ってくれた人にあんたの体をつける
おなごの絵は力が足らない
おまけがイヤなら枕絵を描いてみたら?
ツヤは春画を描き、山勘は金を払う
海岸でクスリを飲むツヤ 堕胎の薬って成分何だ?!
セイが呼ばれて母も子も助かったがツヤは逃げる
ツヤ:また里子に出すつもりか!
セイ:お母ちゃんと一緒に京都へ帰ろう 謝るのはお母ちゃんのほう
ミツコが亡くなったと教える
セイ:もう里子はイヤや!
家で元気な男児が生まれる
ちきりやの内儀:ようちきりやの暖簾に泥を塗ってくれた 二度と敷居をまたぐな
実母もセイを責める
セイ:
古いお得意さんから近所隣りまで付き合いを断ってくるだろうけど
ウチの中がぬくぬくしてたら十分幸せや
3か月後
松溪に破門を許され、画壇に復帰したツヤは子を抱く母を描く
大正7年
その絵を見つめる松溪