『明日の記憶』
監督:堤幸彦 原作:荻原浩
出演:渡辺謙、樋口可南子、坂口憲二、田辺誠一 ほか
泣いたなぁ・・・・
いい映画だ。だけど観終わった後、なんとも言えないおおきな悲しい感動が溢れる。
先日、帰省した際にBSでOAしていて、途中から観ても深く感動した。
その後も終わりまで観ることなく用事が入ってしまったからちゃんと観ようと借りてみた。
よく物忘れをした際に「アルツハイマーじゃないの?」なんて冗談が出るけど、
実際はとても深刻な病気で、人間の尊厳にも関わるものだと分かった。
▼story
広告代理店の営業部長として多忙な日々を送る佐伯(49)。
今回も渋谷の街を広告でハイジャックする大きな企画を前に休日返上で仕事に没頭する。
プライベートでは一人娘が出来ちゃった婚で式も間近。
そんな中、部下の名前を忘れたり、大事な会議をすっぽかしたり、物忘れが多くなる。
「これが50を迎えるってことなのか?」
同じ物を何度も買ってきたり、頭痛、めまい、幻覚まで見えてくるようになり、ついに病院へ。
記憶に関するテストをして、MRIを撮り、「若年性アルツハイマー」と診断される。
仕事にも支障が多く出るようになり希望退職。その後は妻が働いて、家で過ごす日々。
感情の不安定さから妻にあたるようになり、友人がくれた施設への入所も考えはじめる。
無為に過ごす日々になんともいえない無常を感じ、気づけば若い頃2人で通った山深くにある焼き物の工房に向かっていた。
以前の師匠もいて、手作りのカップを素焼きし、酒を酌み交わすが、翌朝師匠はいない。。
夫婦2人の思い出の場所が山深くのやきもの工房ってゆうのがいい。
師匠役の大滝秀治がさすがの演技。自殺も考える佐伯に「生きてるだけでいいじゃないか!」と渇を入れる。
記憶はその人の根幹なのかもしれないな。
もし、親しい人との共通した記憶が通わなくなったら。想像するだけでその喪失感は計り知れない。
それでも生きてくれているだけで、それぞれ家族の心の支えになっているんだ。
痴呆の症状でも現在に近いことは忘れても、昔のことは覚えているというのがフシギ。
自分にとって、たとえ意識がなくなっても覚えている思い出って一体何だろうか?
監督:堤幸彦 原作:荻原浩
出演:渡辺謙、樋口可南子、坂口憲二、田辺誠一 ほか
泣いたなぁ・・・・
いい映画だ。だけど観終わった後、なんとも言えないおおきな悲しい感動が溢れる。
先日、帰省した際にBSでOAしていて、途中から観ても深く感動した。
その後も終わりまで観ることなく用事が入ってしまったからちゃんと観ようと借りてみた。
よく物忘れをした際に「アルツハイマーじゃないの?」なんて冗談が出るけど、
実際はとても深刻な病気で、人間の尊厳にも関わるものだと分かった。
▼story
広告代理店の営業部長として多忙な日々を送る佐伯(49)。
今回も渋谷の街を広告でハイジャックする大きな企画を前に休日返上で仕事に没頭する。
プライベートでは一人娘が出来ちゃった婚で式も間近。
そんな中、部下の名前を忘れたり、大事な会議をすっぽかしたり、物忘れが多くなる。
「これが50を迎えるってことなのか?」
同じ物を何度も買ってきたり、頭痛、めまい、幻覚まで見えてくるようになり、ついに病院へ。
記憶に関するテストをして、MRIを撮り、「若年性アルツハイマー」と診断される。
仕事にも支障が多く出るようになり希望退職。その後は妻が働いて、家で過ごす日々。
感情の不安定さから妻にあたるようになり、友人がくれた施設への入所も考えはじめる。
無為に過ごす日々になんともいえない無常を感じ、気づけば若い頃2人で通った山深くにある焼き物の工房に向かっていた。
以前の師匠もいて、手作りのカップを素焼きし、酒を酌み交わすが、翌朝師匠はいない。。
夫婦2人の思い出の場所が山深くのやきもの工房ってゆうのがいい。
師匠役の大滝秀治がさすがの演技。自殺も考える佐伯に「生きてるだけでいいじゃないか!」と渇を入れる。
記憶はその人の根幹なのかもしれないな。
もし、親しい人との共通した記憶が通わなくなったら。想像するだけでその喪失感は計り知れない。
それでも生きてくれているだけで、それぞれ家族の心の支えになっているんだ。
痴呆の症状でも現在に近いことは忘れても、昔のことは覚えているというのがフシギ。
自分にとって、たとえ意識がなくなっても覚えている思い出って一体何だろうか?