メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『畏悦録~水木しげるの世界』

2011-10-19 21:09:41 | マンガ&アニメ
『畏悦録~水木しげるの世界』(角川文庫)
水木しげる/著

「終電車の女」
売れない漫画家が妙なクスリを飲んでから、18歳で亡くなった少女の霊が見え、付きまとわれる。

「猫又」
離れ島に空腹でいた際、通りかかった尻尾が2つに分かれた猫を食べたせいで、カラダに猫のデキモノが出来る。

「墓守虫」
生命保険金を騙し取ろうとした夫婦。お互いが信じられず、墓守虫に2人とも食べられてしまう。

「血太郎奇談」
妙な子どもが生まれ、血にとりつかれる。吸血鬼に拾われるというラスト。

「大人物」
あの世から死者を呼び出す研究が成功し、西郷さんを呼び出すが大食いなだけで役に立たない

「一番病」
なんでも1番じゃないと気が済まない棺桶屋のおやじ。

「暑い日」
水木サンが歩いていると、自分の名を墓石に彫る職人に出会う(「炎天」が元ネタ

「霊形手術」
人魂を食べるとのっぺらぼうになり、いつでも好きな顔に変えられるという男が同じ種族を増やそうとする。

「木枯し」
妻を殺したシャレコウベから夜な夜な悲鳴のような声が聞こえ、夫はとり殺される。

「天国」
「ブンメイ」という神の出現のおかげで村はモノで溢れるが、人びとはそれを楽しむゆとりもなく働かされるのに辟易して、元の原始的な暮らしに戻る。本当の幸せとはなにか考えさせられる。

「ヘンラヘラヘラ」
公害病患者に大量にクスリを投与して儲けようとした医者が、死んだ患者を叩いたコブから新生児が誕生し栄誉が与えられる。が、子どもは復讐のために人を殺すようになり、親は幽界に助けを求める。
こうゆう、けっこう現実世界を風刺した問題作も多いんだな。

「コケカキイキイ」
世間から見放された女、捨てられた赤ん坊、捨て猫、そこについていたノミが同時に亡くなって、この世への執着から妖怪になって甦り、金持ちから金と土地を奪って貧者に与え、工場や高速道路に森林を再生させ、まさに天国を作ってから元の死体に戻る。

「最初の米」
人びとの飢饉を救う種があると聞き、村人のために旅に出た双子。1人が黄泉に入り、死霊にとりつかれ犠牲となるが、もう1人の機転によって種を持ち帰り、撒いたところ見事な籾となる。

巻末の三浦俊彦さんによる解説にある通り、水木サンの話には仰々しく恐怖する人物はあまり出てこない。
むしろ、異色のモノを自然に受け止めているのだけど、そんな化け物を生み出したこの世の妙なシステム、
恐怖心を忘れ、当たり前に思ってしまっている人びとのココロこそがコワイのだと知らされる。


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『星野道夫と見た風景』(新潮社)

2011-10-18 21:12:07 | 
『星野道夫と見た風景』(新潮社)
星野道夫、星野直子/著

夫が急逝して数年後に奥さんが書いた本。
2人の出会い、息子の誕生、様々な取材旅行などが書かれていて、写真も素晴らしい。
道夫さんの姉の紹介で実質見合いでもあった家族の集いで出会った2人。
その後、手紙や電話のやりとりがあって、母親とアラスカに呼ばれて行ってみて不安はなくなり、プロポーズを受けた直子さん。

自分とそれほど歳が離れていない直子さんの、それほど昔ではない数年間の思い出話は、
自分とはあまりにかけ離れたもので不思議。
短大を出たばかりの、まだ自分が何をしたいのか、そもそも自分てなんぞやと模索している真っ只中で結婚し、
日本とほど遠い地、アラスカに移り住み、最初は英語もままならない生活に変わるって!

すでに家を持って住んでいた夫との生活は毎日が驚きの連続。
慣れない環境であっても、いちいちさりげない優しさ、言葉でもって包み込む道夫さんの愛情がひしひしと伝わってくるステキな文章だった
きっと、道夫さんにとっては、ニンゲンも自然の一部で、敬意を払って対し、
丁寧に育てていくものの一つなんだな。

自ら狩ったカリブーを見事にさばいてゆく友人を見て、
「大げさではない死」について考えさせられる場面が印象的。
(『ハント・リバーを上って』『イニュニック』所収)

大草原の小さな家そのまんまなログハウスでの生活は、
とっても羨ましい一方で、厳しさもハンパないかも?と想像する。
息子「翔馬」くんの誕生(『巨人の星』の星飛雄馬からとった)。
自分の家族がずっと欲しかったという道夫さんは、とっても子煩悩で微笑ましい

そして、ふつうに見送ったカムチャッカへの撮影旅行。
道夫さんはヒグマの事故で帰らない人となる。
これだけ愛情深い人を急に失った、その喪失感とは一体どんなだったろう?

今では、息子さんと日本に住み、春夏の休みにアラスカに行く生活をしているという直子さん。
事務所をきりもりして、夫の作品を整理し、紹介しているのだそう。


ムース=ヘラジカ

ワタリガラス

ピトログラフ(岩絵)

デビルスクラブ

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『うちのコ柴犬』

2011-10-18 21:06:20 | 
『うちのコ柴犬』影山直美/著(メディアファクトリー)
なんだろ、このサイト自体が可愛い・・・

以前読んだ『柴犬ゴンとテツののほほん毎日』と同じ著者、同じ柴のゴンとテツのお話
2頭飼いが夢だった夫婦がショップで一目ぼれした子犬がテツ。
クリクリな目で、トイレもしっかりデキル子だったのに・・・1年で暴れん坊に豹変!

ごはんが終わってもお皿に執着して、片付けようとすると「ウゥ~」てなる。
典型的「内弁慶」タイプで、はじめてのお散歩では、町のさまざまなものに怯えて、なかなか進まず。
家では、大先輩ゴンにちょっかい出しては怒られる。
だんだん力がついてからは、ゴンのしつけも負けてしまい、顔に傷を作る始末

イラストもとっても可愛いけど、写真もやっぱ可愛ええ・・・(ぽっ
江ノ島が近いステキなおウチに暮らしているんだなぁ!
たまにキャンプに行ったりして。テツは車酔いするから大変みたい

ほかにも、この柴2人の本は出ているけど、
エッセイ的なものは図書館にはこの2冊しかないのが残念。

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パターン

2011-10-17 21:51:34 | 日記
なぜなのか分からないけれども、日常においてパターン化された会話やシチュエーションになると、
いつもどうしていいか分からなくなって困ってしまい、極力気配を消すのが精いっぱい。

「パターンにハマっている人は、周囲との摩擦が少なくてラクそうだな」って思ってしまうのは、
友だちがいつも「美人さんはなにかと得してイイな」て思ってしまうのと似ているかもしれないと急に気付いた!

「なんか疲れてない?だいじょうぶ?
「ゆうべ飲みすぎちゃって、今日ボロボロ!」みたいな。

あるいは、
「わたしもつい食べすぎちゃって、でも今年こそヤセるから!」
「それって毎年ゆってない?w」みたいな。

はたまた、
なんだかんだで社内結婚。芸能人と同じ式場を1年前から予約して、
「一生に一度だもんね♪」とはしゃいだりして。

でも、長年馴れ合ううちに、お腹周りとか肥えてきて、
「今じゃこの脂肪なんとかしなきゃね、ガハハ!」みたいな。

まるで見古したファミリードラマを何度も見返しているような感覚になる。

てきとーにその場の空気に合わせていればいいんだろうけど、
合わせているうちに、自分本来の性質と正反対のタイプに誤解されてしまうのもイヤなんだ。
かといって、自分カラーを貫き通すようなカッコいい人にもなれず、
ワガママキャラで周りを振り回すやり方もイイとは思えない。

いちいち自己主張してそのワケを説明するのは不可能だから、
人の意見はそれとして受け止めて、流してしまっている。
結果、中途半端で地味な印象を与えているのではあるまいか?
何を考えているのか分からないナゾな人に見えてはいませんか?

そいやこないだ、派遣先のリーダーから「そんなにストイックにならなくても~w」なんて言われた。
公私混同は苦手だが、自分を開け放して、ユーモアをとりまぜながら楽しく仕事をするってスゴイ技だなあと感心。
家に帰れば主婦もやっていて、彼女が完全に素に戻る時間て一体あるのだろうか?


人恋しくなるこの季節
だれかがいたら楽しかろうと思いつつも、
それはそれで面倒この上ないと思ってしまうのも事実。
そんなアンビバレントな感情に毎度振り回されて、
勝手に疲れてしまうのも双子座の悲しい性か

会社に双子座さんがほかに4人もいるって分かってビックリ!驚
同じ星座でも、育った環境、世代によって、けっこう幅があるんだなあ~
と、この話はまた今度、もうちょっと掘って考えてみよう。

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健康保険手続き

2011-10-16 21:17:26 | 日記
日曜は晴れて、濡れたアスファルト道路が乾く匂いは、学生の頃のプール際を思い出す。
休憩時間にコンクリート部分を水で濡らして、太陽に当てて乾かすってゆうアレ、やらなかった?

いつもの図書館コースから始まって、今日も1日あちこちと駆けずり回ったなあ!
あらゆる用事が、いつもわたしを後ろから追っかけてくるのです

近所の流通センターに行って、からし色の靴と、会社で履く室内履き用の靴を買ったv

コメダ珈琲
長野の親友から以前「シロノワールは美味しそうだからレポってくれ」とのお達しがあってw、
気になっていたから「ミニシロノワール」だけを注文。
ほほぅ、上にのっかってるのは生クリームだと思っていたけど、ソフトクリームなのか。
サクサクのデニッシュに黒蜜をたっぷりかけて、あったかい&冷たい&甘いの共演
あっとゆーまに食べちゃった。ミニでちょうどよかったな。


第3日曜日は開所ってことで、区役所に行って、国保の資格喪失手続き?をしてきた。
派遣屋から「短期のつもりが、けっこう延長したので、法律により社会保険加入の手続きをしてください」てゆわれたもの。
毎度、この仕組み&手続きが全然分からないんだけど、契約は一応12月までだし、
そしたらまた国保に戻さなきゃならないんだよね?・・・うぅ・・・めんどぅー
やらない人はきっと、やらないんだろうなあ。年末調整でダブった分は戻るんだろうし。
でも、ちょうど開所だから行ってみた。

手続き自体はあっちゅう間に終わったんだけど、なにやら町はお祭りで大騒ぎ!!!
町内の人たちが半被着て、おっちゃんなんかホットパンツかってくらい短いのを履いてるし、
神輿の列にはピーポくんやら、謎のキャラも参加してるし、道路は普段の30倍増しな勢いで、
・・・このままではパニックになるやもしれん、と脇道を探すけど、脇道もけっこう混んでおった


混乱を通り過ぎて、ぶくろに移動。出掛けたついでにパソコンをチェック。
ぶくろ、有楽町、もしかしたらアキバにエプソンのコーナーがあるとのことで、ビックのパソコン館へ。
ここも混んでた

今回勧められたのは、以下の2つ→参照サイト
▼Endeavor NY2200S(Celeronモデル) 39,980円
▼Endeavor NY2200S(Core i5モデル) 56,030円

画面が今のより小さく見えたけど、ワイドだからそう見えるんだって。
3営業日で届く。店頭で買えば送料無料。来たら初期設定のみですぐ使える。
早くこのピンク病から逃れたいのは山々だけど、万年ビンボーの身としては、
より安くて、使い勝手がよくて、長持ちするものを買いたい。

やたらと店頭で安かったのは、「LENOVO G570」てやつで3万円台。
店員さんが早口でいろいろ説明してくれても、「はぁ・・・???」てな感じで謎ワールド
安いと安いなりきになにかワケありなのでは?と心配し、かといって、
高いほうをススめてくるのは商売のためで、本当はそれほど変わらないんじゃないの?と勘ぐってみたり。。
単なる流行や、商売っ気なしで、もっと分かりやすく教えてくれる人がいればなぁ(ぼそっ
結局、店内を2周ほどウロついて、頭が混乱したまま出てきた。


ゲオに寄ってDVDを借りて帰ったら、もう夕方なり。
ふぅ・・・


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abuse

2011-10-15 23:55:55 | 日記
土曜は朝から台風か?!てくらいの大風&雨
それでも、ふつーにそーじ&洗濯、髪をカラリング。
美容院が苦手になったこの頃は、市販の泡ポンプタイプで手軽にカラリングしている。
お店でやるよりカンタンで、安上がり、しかもよく染まる気がする。
2週間くらいで落ちるけどね

夕方からは、ここ2週間くらい録りためてたテレビ番組をまとめてチェック。
いつもの「ポチたま」と「モヤさま」、「ZIPPEIスマイルキャラバン」、
めざましで気になったトピックなど。

最近は、F氏の影響もあって、めざましの後はすぐ1チャンに変えて「カーネーション」を見てから、そのまま、「あさイチ」の流れ。
落ち着いた雰囲気で、比較的明るい話題が多いし、イノッチの笑顔に癒され、
有働アナの余裕のある喋りと進行のうまさが安心して見ていられる。

その「あさイチ」で、先週は朝からけっこうヘヴィなトピックをとりあげていた。
テーマは「児童虐待」。

児童虐待のことを英語では、「Child Abuse」というのだそう。
abuseとは、乱用の意味。自分の勝手な都合で子どもを乱用することというのが本質なんだな。
若いママが離婚して息子を育てる大変さから暴力が始まってしまう・・・
体験談を元にしたリアルな再現ドラマに朝から落ち込んでしまった。

番組への投稿にも「ある程度の叩いたりする行為は、しつけとして必要だから、なんでもかんでも虐待というのはおかしいのでは?」という意見もあった。
自分は子育ての経験がないため、大変だろうという想像はできても、実際の苦しみは分からない。
子どもも「小さな人間」として育ててあげたいとは思っても、難しいんだろうなあ!

そこで、スウェーデンの「親子法」を紹介していた。
幼児虐待のニュースで国中が論争となり、ほんのささいなことでも虐待につながる可能性があるなら法律で禁止するというもの。
スウェーデンも今の日本と同じだったのが、30年かけて現在の理想的な環境に変わったとのこと。
生まれてすぐ父親が育児休暇を3ヶ月とる確率が8割とかで、日本は1割
その他も、ベビーカーが通れるバリアフリーの町、
無料で家に来て育児や夫婦関係の相談に乗ってくれるソーシャルワーカー、
なにより、周囲がこぞってサポートしてくれるという安心感。

日本も若い世代から徐々に考え方を根底から変えてゆけば、
もっとママさんたちの負担も減るんだろうな。

リンドグレーンの言った言葉が印象的だった。

「戦争のない現在でも暴力はこの世の中にあふれています。
子どもたちは日々それを見たり聞いたりして、最後には暴力というのは自然なものだと信じてしまうでしょう。
だから私たち大人は暴力以外の方法も必ずあることを家庭の中から子どもに示すべきではないでしょうか」

アストリッド・リンドグレーン
『長くつ下のピッピ』などを書いた児童文学者。1907年 スウェーデン生。


こちらのブロガーさんが詳しく書いていらっしゃいます→ひぷにすと

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『カーサの猫村さん2』ほしよりこ/著

2011-10-15 19:03:41 | マンガ&アニメ
『カーサの猫村さん2』ほしよりこ/著(マガジンハウス)

ライブ友さんから借りた待望の猫村さん本。2011/09/08発売ほやほやの最新作ですv
街角で外国人男性から道を尋ねられたり、編集長が第1子出産したり!
ちなみに名前はいろいろヨロシクってことで、「義色々(よしいろいろ)」てw

大人気スイーツを買えなかったり、建築家の取材に出かけて魚写真ばかり撮ってきたりw
その建築家は動物の毛アレルギーって聞いて、ブラッシングしすぎてところどころハゲに・・・
急に武士ブームになって、将軍姿がひこにゃんぽかったり(兜に「猫」て書いてあるw

エンピツで何気なく描いてあるのに、そのときどきの表情が豊かなのにいつも感心してしまう。
ストーリーも勿論面白いから、一度は通しで話を読んでから、あとでじっくり絵のディテイルを楽しむ感じ。

いろいろデキる猫村さんだけれども、ときどき素の猫に戻っちゃっう姿がなんとも可愛ええ・・・
あたふたして走るときの四足加減とか、座ったり、寝転んだり、後姿はとくに猫らしくて好き

今回もほのぼのと癒されました~。ライブ友さんありがとううううううう!!!
次はぜひ『きょうの猫村さん5』をよろしくです(もごもご/礼


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『敗走記』水木しげる

2011-10-14 20:34:21 | マンガ&アニメ
『敗走記』水木しげる

「敗走記」「ダンピール海峡」「レーモン河畔」「KANDERE」「 ごきぶり」「幽霊艦長」計5編の南方の戦記物を収録。
水木サンてほんとに多作な人だなあ!驚
読んでも、読んでも、読みきれないほどの著作がある。
自伝にあるものから、戦友から聞いた話などを元にして書いたみたい。

「敗走記」
ほかの自伝と違うのは、途中まで戦友と逃げていたことになっている点。

「ダンピール海峡」
これまで何度もギリギリの戦況をわたり、
そのたびに命を吸ってきた軍旗を地獄の鬼のような姿になっても守ろうとする兵士。

「レーモン河畔」
敵と味方の陣地境にいた地元民家族。2人の美人娘の夫は日本人だが人質にとられているため、スパイとして働くしかなかった。
食糧を分ける代わりに娘を慰安婦として働かせる案も出たが、結局、ラバウルに帰されたという珍しい美談。

「KANDERE」
兵士の1人が現地の娘と結婚したため、日本軍人がみな「カンデレ」、つまり親縁を結ぶ。
戦況が厳しくなり、2人は死を遂げるが、残兵はカンデレのおかげで逃げ延びることができた。

「ごきぶり」
九死に一生を得て故郷に帰れたのに、戦犯としてゴキブリのように逃げ回り、死刑にされる。

「幽霊艦長」
宮本武蔵の子孫だという艦長は、厳しい戦いにおいて、実弟を犠牲にし、
自らも人間魚雷となって陸軍を守った。


今朝のニュースで、秋の園遊会に水木サン夫婦も参列していた様子を見た→こちら
相変わらずお元気な様子で嬉しかったな
でも、兵隊として戦い、たくさんの戦記物を描いてきた水木サンにとって、
この体験は一体どう感じたんだろう???

げげげ通信
舞台もやってるのかあ!



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恋はスバヤク

2011-10-13 21:07:05 | 音楽&ライブ
ここかしこで見かけるポスター。ゴヤかぁ~観たい!

プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影 2011年10月22日(土)~2012 年1月29日(日)
開館時間=9:30~17:30(毎週金曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日=月曜(1月2日と9日は開館)、12月28日(水)~1月1日(日)、1月10日(火)



図書館で借りたCDシリーズ。

国境なきカリブ/コスタ・カリベ
ふたたびカリプソを探していろいろ試し借り。デ・ラ・ルスに似たラテンだったな。
フォルクローレ=日本では、ラテンアメリカ諸国の民族音楽、あるいは民族音楽に基礎をおいた大衆音楽を特に指して、このように呼ぶ。

♪怠惰な息子に
働きましょう 息子たちよ 怠けてはいけません
この人生はつらいのです 自分の身を守るには 働かなければなりません~て

続・僕たちの洋楽ヒット(5)’64

Dancing in the Streets/Martha & The Vandellas
いかにも'60の匂いプンプンのナンバーだよね。振り付けも決まってる

My Guy/Mary Wells
モータウンはいつ聴いてもイイねぇ・・・

恋はスバヤク/ガス・バッカス
何十年ぶりに聴いた!驚 こうゆうのも母らが聴いてて、わたしが育った曲だ。

続・僕たちの洋楽ヒット(6)’65~’66
Shotgun/Jr. Walker And The All-Star's
スカパラがカバーした♪SKA JERK の元ネタだ/驚
ジャスタのコンピは濃くていまだに好きで時々聴いてる→JUSTA RECORD COMPILATION vol.1

フォートップスやテンプスは大好きなモータウングループ
オールナイトニッポンのテーマ曲もあるw

続・僕たちの洋楽ヒット(10)’72~’74

ブラック・ミュージックの殿堂入門1 ブルース入門
いろんなコンピがあって楽しいv こうゆうブラック・ミュージックは年中流れていても飽きない性質なので。


検索してたら、こんなのも発見してしまった↓↓↓

NIPPON REGGAE MOTOWN
ムードメが♪THE TRACKS OF MY TEARS かぁ!ズルすぎる・・・


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『オーロラの彼方へ』 星野道夫

2011-10-12 22:15:22 | 
Michio's Northern Dreams 1『オーロラの彼方へ』
星野道夫/写真・文 PHP研究所

「きっと、同じ春が、すべての者に同じよろこびを与えることはないのだろう。なぜなら、よろこびの大きさとは、それぞれが越した冬にかかっているからだ。冬をしっかり越さないかぎり、春をしっかり感じることはできないからだ。それは、幸福と不幸のあり方にどこか似ている」p.28

「何も生み出すことのない、ただ流れてゆく時を、大切にしたい。あわただしい、人間の日々の営みと平行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい」p.47

「結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である」p.46

写真と同等の重みと美しさを持つ言葉が魅力的。
雄大な自然から見たニンゲン、地球。
その対比の仕方は、これまで言い古されたどのフレーズとも違っている。

「テルモスのコーヒーを~」って一文があって、美味しいコーヒーなのかな?て検索したら、
なぜかTHERMOS(サーモス)がヒットする。携帯魔法瓶のことだったのか?


Michio's Northern Dreams 3『最後の楽園』
アラスカに家を持って、本格的に暮らし始めたら、
それまでの旅暮らしと全く違った顔が見えてきたという。
アラスカもニューヨークも過酷で混沌としている点で同じって面白いな。

1枚1枚、どれもナチュラルでその場の空気までパッケージングしたような美しい写真ばかり。
自分も同じ時間、同じ場所に立っているかのような感覚になる。
白クマの写真が多いが、たまにちょこっと現れるプーさん似なリス?がやっぱり可愛い

「目に見えるものに価値を置く社会と、見えないものに価値を置くことができる社会の違いをぼくは思った。そしてたまらなく後者の思想に魅かれるのだった」p.56

「正しい答をださなくてもよいというのは、なぜかホッとするものだ。しかし、正しい答は見つからなくとも、その時代、時代で、より良い方向を模索してゆく責任はあるのだ」p.78

グレーシャーベア
「グレイシャーベア」「ブルーベア」「スピリットベア」「カーモードベアー」「ゴーストベアー」などと呼ばれる伝説の白い熊。このクマは北極圏に生息するシロクマとは違い、クロクマです。アルビノ個体ではなく、正常な遺伝子をもった白い個体との事。


Michio's Northern Dreams 5『大いなる旅路』

「自然が人間のためでも誰のためでもなく、それ自身の存在のために息づいている世界を実感させた」p.14

「人間の風景の面白さとは、私たちの人生がある共通する一点で同じ土俵に立っているからだろう。一点とは、たった一度の一生をより良く生きたいという願いであり、面白さとは、そこから別れてゆく人間の生き方の無限の多様性である」p.43

ベーリンジア
ベーリング地峡は、氷河期に現在のアラスカとシベリアの間(ベーリング海峡)に存在した地峡。
ベーリング陸橋またはベーリンジアとも呼称される。南北が最大1600kmの地峡である。

最後の氷河期などついこの間のことだという考え方が新鮮。
ヒトの歴史なんて、先祖を遡ればほんの100代ほど前なんだって/驚
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