医者が私に運動を勧めた目的は、血圧を下げるためのダイエットだったのですが、私の場合、結果的に登山は余り役に立ちませんでした。
2日位前からは体力を付けるためにしっかりと食べますし、下山後は飲むもの食べるもの全てが美味しく、つい、食べ過ぎてしまうからです。でも、足腰の筋力と持久力はついたのではないかなと思います。
何よりも登りは結構辛いのですが、頂上で見る景観はそこに立つ者だけに見ることを許された世界です。
また、自分の足と身体、目で成し遂げた登頂の達成感、充実感、満足感、良い汗をたっぷりかいた後の快感は何物にも代え難く、それでみんな登山中毒(?)になるのだと思います。
ドライブをしていても、山の形状を見れば遠くの山でもその名前が分かり、登山道の具体的な様子を思い出す事ができます。 登った山を見ると、頂上に自分が「バンザイ!」と両手を広げて立っている姿が見える様に思うのです。そして、その山が「私の山だ!」と思う様になれる事は凄いと思います。
また、登山を始めてからの数年間、衣料品店に行けば、つい登山に良い綿のシャツやズボンに目が行ってしまい、そんなものばかり買っていました。ですから登山の費用といっても、今までは車のガソリン代位なものですから、他の趣味や休日の過ごし方に比べれば、登山は、随分、経済的であり、おまけに体力が付くなら、私にとってやっぱり最高なのです。
これからは、今まで登った山を再訪して、自然をたっぷり楽しみ、安全な登山をしたいなと考えています。友達と一緒に行く場合は、交流も大切にしたいと思っています。