花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

エイズ治療の近況を知って

2007年02月18日 | 医療・健康・食生活・衣生活
丁度1年前の2月22日の日記に、私は次のように書いていた。

 『朝日新聞に出ていたJICAの海外青年協力隊員、山田耕平さんが、作詞して歌っているという、マラウィ語の「ディマクコンダ(愛してる)」をPCで聞いた。
 エイズ感染率14%、年87,000人が死亡する国で、エイズ予防の理解を得るのに実に効果的な、乗りの良い6分の歌だ。CDが売られてもいないのに、現地のヒットチャート1位になったのだという。
日本語の意味をJICAのHPを検索して知り、胸が熱くなったのでここに歌詞を記録する。
 
  『今まで恋したことなんてなかった ずっと遊びだった
  クレイジーだった 本当の愛なんて知らないで
  でもある日君に出逢った そして僕の人生は変わったんだ
  君の優しさに感動した 君の声が癒してくれた
  愛しているよ 愛しているよ 君が僕の事を愛しているのも知ってるよ
  僕たちはVCT(自発的カウンセリングと検査)に行くことに決めた
  愛する君を傷つけたくなかったから 医者に診て貰い結果を待った
  心臓がバクバクと鳴った 神様に祈った
  そして医者は言った 落ち着いて聞いて下さい
  検査結果はここにあります 彼氏は残念ながらHIVポジティブですと
  僕はどうすればいいんだろう
  他にいい男を見つけてくれ 神様もう一度だけチャンスを
     〃 〃
  愛しているよ 泣かないで 君は素敵だから
  そしたら君は突然泣きやんで僕に言ったんだ
  何言ってるのよ 私達はずっと一緒よって』


 そして、少し前のNHKBS1で、毎日、海外事情を報じていた中で、アフリカ、タイのエイズ患者に関わる番組内容を見て驚いた。
 タイでは、エイズ患者はますます激増し、貧困層の患者は何ら有効な治療を受けるチャンスも無く、次々と死んでいる厳しい現実がある。
 一方で現在、エイズの発症を抑える薬(私の記憶に間違いがなければ、確か『カクテル』という名の薬)が開発され、アメリカ人の金持ちは1月140万円払って、その薬を買い、延命に成功している。
 感染者が爆発的に増えているアフリカでは、国連の支援を受けながらアメリカ政府や製薬会社と粘り強く交渉を続けて、ついに安価なジェネリック薬品として、その薬を多数の患者に無料で投薬する事に成功しているというのである。
 私は、製薬会社に一定の利益(開発に掛かった莫大な経費を含めて)を保障した上で、何とかしてアフリカの経験が、一日も早く世界中に広がって欲しいと思う。1983年にこの病気の存在が発見されてから20余年、遂に、人間はその叡智によってエイズで死ななくても良い時代を迎えたのだと思うと、この薬が必要な世界中の患者に一日も早く届くことを祈りたいと思った。
 (番組の説明では、この薬はエイズを完治させることはできないが、ウィルスに感染したキャリアの人が、発症しないようにする効用を持っているそうである。)
コメント
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