花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

寒い日のいい話

2009年12月26日 | 日記
仕事をしていた時には、職場ではずっとスカートで通していたので、どんなに寒い日でも少し厚いタイツしか穿かなかった。
しかし、病気で真冬に通院してからは、冬になると寒さ対策にズボンの下にスパッツを穿く事を覚えた。
肌が弱いので、昔から、なるべく綿100%に近い下着を選んで買っているのだが、最近はやたらと合成繊維が多い下着やパジャッマ、靴下などが売り場に置かれている。
合成繊維の方が製造原価は安いからだろうが、私はなるべくそれらには手を出さない。

実は、綿95%、ポリウレタン5%のスパッツを昨年2枚買って愛用して来たが、ウエストのゴムが伸びて弾力が無くなって来たので自分で取り替えることにした。
ところが、ゴムはウエスト部分に貼り付けて縫い付けられていて、ゴムだけを取り外す事ができないようになっているのだ。
色々とやってみたが上手く行かない。その内に怒りが湧いてきた。

たまたまメーカー名と電話番号を書いた布のラベルが縫いこまれていたので、電話をした。
「綿が95%のお宅のスパッツを愛用している者ですが、伸びたゴムを取り替えようとしたら、縫い付けられていて外せません。本体はまだまだ着用できるのに、ゴムが伸びたら捨てなければならないのです。こういう縫い方では、物を大切にできません。売ったらお仕舞いという事では駄目ではありませんか。」と苦情を言った。
すると電話に出た男性が、「申し訳ありません。今までお客さんの声を聞く機会がありませんでした。貴重な意見ですので、来年の商品開発の参考にします。」と言い、「お詫びに同じ製品を送ります。」と言ったのだ。

今日、宅配で品物が届いた。箱を開けると2枚も入っていた。
早速お礼状を書き、それに「布端に予めロックミシンをかけてから、ゴムを挟むようにして端を折り、押さえ縫いをする方法なら、簡単にうまくできると思います。送られた物は遠慮なく着用します。ありがとうございました。」と書いた。
今日は朝からずっと雪が降り続く寒い1日だが、製造業者に少し心が通じたようで、何となく嬉しい温かな気分だ。

                

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする