花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

子ども孝行した日

2009年12月07日 | TV・映画・音楽・美術
昨日、遠くで働いている娘がやって来た。「明日、出張なので、今日の内に来たから泊めて!」というのだ。
今年になってから出張が多く、毎月1度位は無料宿泊所を目当てにやって来る。
今朝は雪が散らついていたので、家から今日の仕事先まで車で送った。
折角遠くの町まで行ったので、私はその近くにあるスーパーの中の映画館へ寄ってみた。何と「2012」が15分後に上映されると言う。直ぐにチケットを買って入場した。

2~3人のブログでこの映画の感想を読んでいたが、私の想像以上のダイナミックな地殻変動と都市の破壊映像が続いた。
大規模な津波が大陸を飲み込み、海面がエベレストの上部にまで達すると言う筋書きには正直なところ疑問を持ったが、十分に楽しめたファンタジーだった。
凄まじいまでに大都市が破壊されて行く映像を見ながら、私が最近、旅行で見て来たオーストラリアや韓国の超高層ビルの都市の姿が何度も思い返された。この映画が、高層ビルの警鐘に少しでもなってくれればいいなと思った。

それにしても命の危機が迫った時に、自分だけが上手く立ち回ろうとする人間がいる一方で、自分を犠牲にしても愛する家族や仲間を救おうとする人間がいる。そのどちらもが人間の本質だと思えた。
もしいつか、私が生きている間に地球が破壊される日が来るとしたら、私は大金もなく、特別な技術も力も無いのだから、きっと静かにその巨大な力が引き起こす運命に、身を委ねるのではないかと思った。
ただ、真実の情報は、全ての人間に公表されて欲しいとも思った。

アメリカの大統領専用機「エアホースワン」が、海の波にもまれて破壊され沈んでいく場面は、アメリカの威信を掲げて来たアメリカ映画界も、仮想現実として考えざるを得なかったんだと、この映画に何か現実味を感じさせられた。

映像処理技術の進歩で、こんな本当らしい映像を見られたことはありがたかったが、この先、これよりももっと凄い映像作り競争が起きるだろうと思うと、いつか娯楽の範疇を抜け出さないかと心配だ。
しかし中国の最高峰を望むチベット自治州(ひょっとしてシャングリラの映像かも)の映像は素晴らしかった。
九賽溝から黄龍に行く4000mの峠には行った事があるが、やっぱりここも行って見てみたいと思った。



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オーストラリアの旅(7)

2009年12月07日 | 海外旅行「オセアニア」オーストラリア
牧場滞在の後、バスでゴールドコーストに向った。
まずガイドブックにも載っているカンガルー皮の加工工房に連れて行かれた。
数人の人がカンガルーやダチョウの皮(オーストリッチ)のバックを買い求めたが、私は何も買わなかった。行く先々で買い物をしていたら、家中、物で溢れてしまうからだ。
しかし、広い土地があるなら、そこでダチョウを飼って排泄物は野菜作りの有機肥料にし、皮は取って商売をするなどというのはどうかなと思った。

ゴールドコーストは、オーストラリア大陸の東側海岸線の中ほどにある60kmも続くビーチで、別名「サーファーズパラダイス」とも呼ばれている町だ。
雨が少なく、1年で300日は晴れているらしい。
ガイドは、周辺の海や河口には鮫がいて、海には遊泳が許可されている場所だけで、時間を守って入ると話した。
監視人がいる台が設けられていた。カイトサーフィンを楽しむ人が多いそうだ。

翌日の朝食は、ビーチサイドにある監視人たちの宿泊所のレストランだったが、食事の後、私たちは裸足になってビーチを歩いた。砂が細かく、柔らかだった。
ビーチでは、カヌーの競技が行なわれていた。①
またビーチから町を見ると、まるで砂上の楼閣のように見えた。②
若者達が水着、裸足のスタイルで町を歩いていたのに驚いたし、スーパーマーケットで体格の良い女の子がビキニスタイルで買い物をしていたのにも仰天させられた。

 ① ②

地上230mの「Q1タワー」に昇った時、展望台から見たゴールドコーストは、幾筋もの用水路が張りめぐらされ、そこをモーターボートが行き来する美しい水の都だった。③
鮫が入り込むのか、素晴らしいビーチがあるのにプールのある家やコンドミニアムらしい建物が眼下に多く見えた。④

 ③ ④

ガイドの話によると、捕れた鮫はフカヒレとして中国に輸出され、肉はフライにして食べる。鮫の肝油はサプリメントとして、その多くはイギリスに輸出されるそうだ。
それを聞いて私は、緯度が高くて紫外線が少なく、そのために骨の形成不全になりやすいイギリス人がお得意様なんだと納得できた。
また伸縮性がある独特な鮫の皮膚は、イアンソープ選手の水着のデザインのモデルになったのだ。
ガイドがこの話をした途端、ドライバーが口を開いた。「このバスにも彼が乗ったことがある」と。

私たちの部屋は、レジャーランドとビーチが見える15階だった。⑤⑥
レジャーランドでは、夜遅くまでネオンサインが輝き、バンジージャンプなどに興じる若者達で賑わっていた。
鯨やイルカも来るというこの町に、2日間しかいられないのが残念だった。

 ⑤ ⑥

その夜、オプショナルで「土蛍洞窟ツアー」があった。
私は6年前ニュージーランドで、水が流れる洞窟をボートに乗って下りながら、天井に満天の星空のように輝く土蛍を見た事があったので、ホテルで洗濯をしていた。
10時半頃帰って来た友人は、真っ暗い洞窟を探検しながら、珍しい土蛍を見たことに大感激していた。






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