花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「ポルトガル旅行」(11)

2014年01月30日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅠ」ポルトガル・英国

報告が前後しているが、ポルトガル観光3日目は、海沿いの「ナザレ」のホテルを友人と早めに出て、傍の朝市に行った。
新鮮な海産物や野菜が売られていた。2人で少しのバナナと味見にクッキー1個を買った。(バナナは美味しかったが、クッキーは胡椒が利いていて好きになれなかった)

  

豊かな魚介類が獲れる海産国でもあるため、毎日一度は魚料理が出、味も美味しかった。

≪「ファティマ」のバジリカ≫

その日は先ずバスで「ナザレ」から北東55kmの町、「ファティマ」に向かった。
「ファティマ」は第一次世界大戦中の1917年に3人の子どもの前に聖母マリアが出現したという奇跡の町だ。何も無かった農村地帯に、現在は広大な敷地を有するU字状の「バジリカ」と「出現の礼拝堂」、奥に「三位一体教会」が建ち、キリスト教の聖地になっている。
多くの信者達が遠くからもやって来て、礼拝堂まで膝まづいた姿勢のまま歩き、礼拝堂にろうそくを捧げ、祈っていた。

1981年5月13日、前ローマ法王「ヨハネ・パウロ二世」がバチカンで狙撃された日は、偶然にもこの地に聖母マリアが現れた日と同じ日だった。回復した法王はマリアの加護があったとして、1982年にこの地を訪れ、その際、「ベルリンの壁」の一部を持って来た。それが敷地の片隅に保存されていた。
私自身は奇跡などは信じられないが、何人かの立て膝の姿勢で進む中高齢者を見ると、信仰の力を感じさせられた。
科学者・平和主義者だった前ローマ法王が持参した「ベルリンの壁」は、ガラスの建物に入れられていた。この土地の人たちへの素晴らしい土産だったと思った。

  

夕方「ナザレ」のホテルに戻ったが、途中の展望台から「ナザレ」の町を見下ろした。真っ青な海と綺麗な砂浜が続く海岸は、実に美しかった。
ホテルの傍にスーパーマーケットがあったので、夕食前に行って土産になる食品を少し買った。

 


コメント (5)
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