花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

伯母の誕生日

2014年12月12日 | 高齢期の生活全般
I市の高齢者専用賃貸住宅に入居して1人で暮らしている伯母の誕生日が来た。
≪大正8年12月12日生まれ≫なので、満95歳になったのだ。

8時過ぎから何度電話を掛けても、繋がらない。耳が遠いので、また、ラジオの音量を最大にしていて電話の音が聴き取れないのかなと思っていた。

先程かけたらやっと繋がった。
「誕生日おめでとう!この1年良く頑張ったね。これからも元気でいてよ!」とお祝いの言葉を言ってから、何をしていたか訊ねた。
すると「廊下を歩いていたの。」という返事が返って来た。

夏場は朝5時前から外に出て、手押し車を押しながら1時間以上散歩をしていたらしいが、この時期、外は雪が積もり、気温も氷点下で路面は凍りついているから、歩くのは危険だ。それで屋内の長い廊下を往復しているらしい。

目が悪くなったのと耳が遠くなったこと、入れ歯が歯茎に合わなくなって食物を噛めないこと、それに60年以上続けた厳しい農作業で、腰がすっかり曲がってしまって歩行するのが大変になっていることを考えると、伯母の前向きな気持はどこから出るのだろうと不思議にさえ思う。
夫にも一人息子にも先立たれ、たった一人になってしまったので、自立心が強くなったのだろうと思うが、立派だ。
私も決して健康体ではないが、できる限り伯母を支援したいと思っているのだ。

今度は96歳の誕生日を目指して元気に暮らして欲しいと願うが、国の高齢者福祉政策がだんだん後退して行っている現状を見ると、心配にもなる。
(今までは「要介護1」の認定で施設に入居できたが、今度は「要介護3以上」にならないと入居できないようになるという。伯母は数年前から、まだ「要支援2」なのだ)

                     
コメント (8)
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